料理の味が決まると評判の「白だし」。だし巻き卵に茶碗蒸し、煮物、丼にすまし汁まで、幅広い料理に活用できる万能な調味料です。白だしのつゆは透明に近いため、素材の色を生かして仕上げることが可能。和風から洋風、中華風にも使える「白だし」のレシピを紹介します。
卵に卵焼き・出汁巻きに欠かせない白だし
白だしを使った定番レシピといえば、ふわふわの卵焼きやだし巻き卵。短時間で作れるので、朝食やお弁当のおかずにも最適です。
甘めのふわふわ卵焼き
卵に白だし、牛乳、きび砂糖を合わせて作る甘い卵焼き。スクランブルエッグのようにかき混ぜることで、ふわふわに仕上がります。
レンチンで作れちゃうシンプルなだし巻き卵
卵2個に白だし、みりん、水を混ぜて焼くだけのシンプルなだし巻き卵です。卵焼き器を使わず、電子レンジで作れる簡単さも魅力。
巻かないから簡単!ニラとカニカマを使っただし巻き卵
だし巻き卵と言いつつ、巻かずに作れるレシピを発見!卵にニラとカニカマを入れ、白だしとマヨネーズ、だし醤油を混ぜ合わせて作ります。白だしを使うことで本格的な味わいに。簡単に作れるので、朝食やお弁当にも重宝します。
だし巻き卵に熱々の餡をかけて
卵と白だしで作った定番のだし巻き卵に、熱々の餡(あん)をかけて作る一品。あんには、生姜とみりん、だし、薄口しょうゆ、酒を使い、本格的な味わいに仕上げました。だし巻き卵の形が悪かったり崩れたりしても、あんをかけるから気になりません。
“煮物”作りにも頼れる存在
白だしが大活躍する料理といえば、煮物も見逃せません。肉じゃがや煮浸しなどの定番の煮物から、変わりだねまで、白だし1本でバッチリ美味しく仕上がります。
白だしで煮た里芋といかの煮物
里芋とやりいか、にんじんを使い、調味料は、白だしとオリゴ糖だけというシンプルな一品。調味料はめんつゆではなく白だしを使うことで、食材の色がきれい出ます。
ひじきにも白だしは大活躍!
煮物の定番といえば、ひじき煮。ヘルシーな副菜としても人気です。作り置きができるので、お弁当のおかずとしても重宝します。味つけには、白だしのほか、みりんや醤油、酒を使います。本格的な味わいのひじき煮は、ぜひ押さえておきましょう。
白だしで作ったおでんも美味しい!
にんじんや卵、油揚げ、大根、ちくわ、茶巾もちなどの定番の具材に、魚肉ソーセージを加えたおでん。素材のうまみやちくわなどの加工食品からしみ出るお出汁の味わいを生かし、酒と白だしで味を整えて作ります。具材をアレンジして、美味しくいただきましょう。
これぞ料亭の味!白だしの茶碗蒸し
茶碗蒸しにも白だしは大活躍。白だしを使えば、料亭で食べる茶碗蒸しのように繊細でやさしい味わいに仕上がります。
白だしできれいな色に仕上げて
冷蔵庫にある食材で作れる茶碗蒸し。白だしとみりん、醤油で味を整えます。白だしはめんつゆや天つゆでも代用できますが、卵のきれいな色を生かすなら断然白だしで!
マグカップで作れる卵の茶碗蒸し
卵と白だし、みりん、塩だけで作る素朴な茶碗蒸し。マグカップにそのまま入れて、電子レンジでチンするだけで出来上がりです。ほうれん草やうどんなどを入れてアレンジしても。
ごはんものにも白だしは最強!
親子丼に炊き込みご飯、パスタなどの主食に白だしを組ませることで、グッと美味しくなるんです。ごはんものに合う白だしレシピをピックアップしました。
唐揚げで作る簡単親子丼
冷凍唐揚げで作る超簡単な親子丼。卵に白だし、水を加えて卵液を作ります。唐揚げに絡めて電子レンジでとろとろの半熟にし、ご飯にのせたら出来上がり!
鶏肉と根菜の炊き込みご飯に白だしを
鶏もも肉とごぼう、にんじん、里芋が具材の炊き込みご飯。先に具材と、調味料(酒、白だし、水)で煮てから炊き込むのがポイントです。冷蔵庫にある食材を組み合わせてアレンジしても絶対美味しい!
天津甘栗と白だしで作る栗ご飯
市販の天津甘栗を使った1年中食べられる栗ご飯レシピ。天津甘栗にしめじ、にんじんを入れて炊き込みます。白だしを使えば、ご飯や栗の色がきれいに仕上がります。見た目から食欲を誘います♪
白だしを加えて絶品!アーリオ・オーリオソース
ニンニクを丸ごと使い、オリーブオイルと塩、コショウに白だしを加えて作るアーリオ・オーリオソース。茹で上げたスパゲッティとブロッコリーにあえるだけで、和風のパスタに仕上がります。肉料理や野菜炒め、チャーハンなどにも活用できる万能ソースです。
夏におすすめ!白だし冷やし茶漬け
暑い季節に美味しい冷たいお茶漬け。ツナと大葉、みょうが、白ゴマ、刻みのりなども入れた、和風の味わいでさっぱり食べられます。最後に白だしを入れ、熱い緑茶をかけるのがポイント。氷を入れて冷やしたら出来上がりです。
白だしで和風カルボナーラ風うどん
白だし、ベーコン、粉チーズの意外な組み合わせのカルボナーラ風パスタ。美味しく作るポイントは、豆乳、卵、粉チーズ、白だし、塩をよく混ぜ合わせること。ボリュームたっぷりで、子どもから大人まで満足できます。
ぶっかけ蕎麦にも白だしを!
たこと山芋、キムチ、白だしをよく混ぜ合わせて食べるぶっかけ蕎麦。具材に白だしが絡んで上品な味わいに仕上がります。最後にオクラをのせ、海苔をまぶし、めんつゆをかけたら出来上がり。栄養満点でつるん食べやすく、暑い季節に特におすすめです。
スープやお吸い物に白だしはテッパン
だしの風味を味わえるお吸い物やスープにも、白だしは最適です。あっという間に料亭のお吸い物に並ぶ美味しさに仕上がります。
白だしでお吸い物が上品に仕上がる
材料は蛤と三つ葉、はんぺんと白だしだけ。シンプルなお吸い物は、行事や来客時にも重宝します。蛤と白だしのうまみが広がるお吸い物は要チェックです!
味が決まる「まいたけのお吸い物」
まいたけと乾燥わかめのうまみが広がるお吸い物。仕上げに白だしで味を整えます。食物繊維たっぷりでヘルシーな一杯です。
白だしのうまみがしみた具だくさんスープ
材料は、大根とにんじん、ベーコン、卵の4品。ベーコンのうまみを生かし、白だしで味を整えたら出来上がり。味の濃さを調整すれば、子どもはもちろん、塩分が気になる世代もいただけます。
白だしを使った主菜レシピ
煮物のほか、和え物や炒め物などでも、美味しさを引き出してくれるのが白だしです。野菜や肉、魚、豆腐料理など、白だしで味が決まるレシピはいろいろありますよ。
白だしを使った上品なさばの竜田揚げ
さばを調味料(白だしや醤油、生姜、酒)に漬け込んでオーブンで焼く、ヘルシーな魚料理。白だしを加えることで、上品な味わいに仕上がります。鮭や鶏肉などでアレンジしても♪
きんぴらごぼうが余ったときに
たっぷり作ることの多いきんぴらごぼう。余ったときにおすすめなのが「落とし揚げ」です。はんぺんと卵白、白だしなどをフードプロセッサーで撹拌し、きんぴらごぼうと混ぜ合わせてフライパンで揚げて作ります。晩御飯やお弁当のおかずにも最適!
味つけは白だしだけ!鶏肉と白菜のミルフィーユ仕立て
フライパンで作れる簡単な白菜の重ね煮。白菜と鶏ひき肉を交互に重ね、白だしで煮るだけで出来上がりです。味つけは白だしのみ。煮汁にはとろみをつけて食べやすく仕上げました。和風仕立てのやさしい味わいで白菜をたっぷり食べられます。
豚バラとキャベツをしゃぶしゃぶ風に
千切りにしたキャベツとにんじんをフライパンに入れて豚バラ肉をのせ、水と白だしでさっと煮ます。お肉は薄切りなのですぐに火が通ります。しゃぶしゃぶのように、サッと煮ていただきましょう。
おつまみやお弁当のおかずにも。白だしの副菜レシピ
あと1品欲しいときにおすすめの副菜レシピ。白だしを使い、本格だし感を味わえます。お酒のつまみにもぴったりです。
白だしのドレッシングで食べるサラダ
トマトとミックスハーブ、ブロッコリー、ゆで卵のサラダに、白だしとマヨネーズ、ニンニクを合わせた即席ドレッシングをかけていただきます。和風のようで洋風にも使える万能ドレッシング。野菜をパクパク食べられますよ。
夏に食べたくなる長芋の梅干し和え
長芋、梅干し、きゅうり、しそ、めかぶを使った副菜。梅干しの酸味で夏バテのときや食欲がないときにも食がすすみます。味つけは、白だしと白ゴマ、ごま油。味がピシっと決まります。梅干しは減塩タイプを、めかぶは味がついていないものを使うのがヘルシーに食べるポイントです。
いろんな料理と相性のいい白だしを活用しよう
白だしは、和食だけに使うイメージが強いですが、洋食にも中華風にも幅広い料理に活用できることがわかりました。お弁当に入れるおかずやメインとなる主菜、丼やパスタなどの主食にも大活躍。味が決まらないときやコクが足りないなと思うときなどに、ぜひお試しください。いつものお料理がグッとおいしく仕上がります。
白だしを使うときにチェックしておきたいのは「濃縮」の部分。何倍の希釈なのかをチェックしてから、調理に取り掛かりましょう。濃いなと思ったら少し薄めて調整を。めんつゆや天つゆと、味の違いを比べてみるのも楽しいですよ。
文/暮らしニスタ編集部
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