専用炉で吊るして焼く、香港名物の本格的なチャーシュー。これを手作りするのはちょっと難しいですよね。
でも実は、ラーメン屋さんなどで「チャーシュー」「焼豚」とされているものは煮豚風がほとんど。鍋やオーブンなどで焼いたり煮たりして作られているんです。これなら家庭で手作りOK!
今回は、そんな日本版チャーシューの作り方がわかるレシピをご紹介。びっくりするほど簡単にチャーシューが作れるものばかりです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
豚かたまり肉で作るチャーシューのレシピ
豚バラや豚もも、豚肩ロースなどいろいろな部位のかたまり肉でチャーシューが作れます。暮らしニスタさんたちの作り方は味付けや加熱方法も様々。バリエ豊富なレシピからお気に入りを探してみて。
・【フライパン+鍋で】定番!豚バラチャーシュー
まずは定番、豚バラ肉で作るチャーシュー。基本の作り方が分かるレシピです。
フライパンで肉表面をカリッと焼いて余分な脂を落としてから鍋へ移すのがポイント。醤油やオイスターソースなどの甘辛い汁で柔らかくなるまで煮込みましょう。付け合わせに添えた、さっぱりとした新玉ねぎのスライスとも相性抜群。
・【オーブンで】本格派の和風豚バラチャーシュー
こちらは醤油、みりん、砂糖などの和風調味料で作るチャーシュー。豚バラ肉などの塊肉をタコ糸で縛る、調味液に浸して冷蔵庫で一晩以上漬け込む、オーブンで焼く、というベーシックな作り方です。
オーブンシートを使えば洗い物が楽に。冷凍保存ができるので、多めに作っておくといいかも。
・【フライパン&鍋で】肉重量別レシピつき♪ロース肉orもも肉焼豚
砂糖は使わず、はちみつで甘みをプラスするレシピ。はちみつを入れて煮ると、コクが生まれるだけでなく、しっとり柔らかに仕上がるのだとか♪
豚ロース肉が基本ですが、さっぱり食べたい時は豚もも肉でもOK。500g、1kg、1.5kgと分けた肉の重量別レシピも付いているので、普段の献立に役立つこと間違いなし!
・【フライパンで】ロース肉の本格派チャーシュー
フライパンひとつでできる簡単チャーシュー。焼く前に豚ロース肉をタレと一緒に保存袋へ入れ、冷蔵庫で3時間から一晩おくのがポイントです。
あとはフライパンで塊肉の表面を焼き、蓋をして20分ほど蒸し焼きに。漬け汁を煮詰めてソースにしたら、薄切りにした焼き豚にかけて完成!
・【staubで】焼きたても美味しい♪豚もも肉のチャーシュー
豚もも肉を使ったコスパ抜群なレシピ。ストウブを使って簡単にチャーシューが手作りできます。
調味液に半日以上寝かしてからストウブで豚肉の表面を焼き、ストウブごと煮汁と一緒にオーブンへ。「焼きたても最高!冷めても美味しい!」のだとか。
・【炊飯器で】肩ロースorバラ肉の厚切りチャーシュー
炊飯器で作る、鍋いらずのチャーシューレシピ。フライパンで豚肉に焼き目を付けたら、煮汁や長ねぎ、生姜などと一緒に炊飯器に入れてスイッチオン! 途中で1回裏返すだけでOKです。
ゆで卵を一緒に入れると煮卵も作れるのもうれしいポイント。肩ロース肉やバラ肉で作ってみて。
・【オーブンで】少量から作れる!しっとり甜麺醤チャーシュー
肩ロース肉200gと少量肉での作り方がわかるチャーシューレシピ。甘みとコクがある甜麺醤を使うので、ほかの味付けは塩、醤油などとシンプル。
漬け汁を揉み込んで冷蔵庫で1日置いたらオーブンで20分強焼き、そのままオーブンのなかで20~30分休ませたらできあがり♪
・【オーブンで】味噌味のチャーシュー
味噌、甘酒を使って豚肩ロース肉をしっとり食感に。味噌やにんにくなどの味付けで風味やコクが豊かだから、炒め物やスープなどにもアレンジしやすい一品です。
下味付け時に半日から2日ほど冷蔵庫に置くことと、焼く前に肉を室温に戻すひと手間で味わいアップ!
・【レンジで】ドレッシングで味付け簡単なチャーシュー
市販の中華ドレッシングを豚バラ肉にもみこみ、30分以上置くだけで下味付けOK。シリコンスチーマーに入れてレンジで5~6分加熱して冷ますことで、中は柔らかく、びっくりするほど中まで味がしみしみになるのだとか。
レンジ加熱でとろとろになったドレッシングをかけて盛り付けて。
・【フライパン&レンジで】豚もも肉の甘辛コチュジャン焼豚
こちらも電子レンジを使うレシピ。フライパン調理の途中、レンジ加熱で豚もも塊肉にしっかり熱を通しましょう。仕上げにフライパンで豚肉にタレをとろりと絡ませて。
コチュジャンを使った甘辛ダレとねぎで盛り付ければ彩りもよく、お弁当のおかずやおつまみにぴったりです。
・【圧力鍋で】豚バラ肉の柔らかチャーシュー
レシピ考案者さんの「チャーシュー研究」のなかでも「リクエストの多いメニュー」がこちら。圧力鍋で柔らかくした豚ばら肉を、別鍋で作ったタレに漬け込むレシピ。
豚肉はホロホロの食感に仕上がります。タレや茹で汁、すくった脂の活用アイデアも要チェック♪
豚肉だけじゃない!ヘルシーで人気の鶏チャーシューのレシピ
ヘルシーなイメージがある鶏肉でチャーシューを作る人も多数。そばやサラダなど鶏肉が合うメニューにトッピングしやすいのも魅力です。
ここでは暮らしニスタさんの鶏チャーシュー、厳選6レシピをご紹介。鶏肉をしっとり柔らかに仕上げる工夫がいっぱいの技アリレシピばかりです!
・【鍋で】鶏もも肉の丸いチャーシュー
鍋で丁寧に、かつ、簡単に作る鶏チャーシュー。醤油、みりん、はちみつ、生姜など家庭によくある材料で味付けします。
柔らかく仕上げるコツは、鍋で約10分煮たあと、”ほったらかし”にすることなのだとか。たこ糸を使わず爪楊枝で丸いチャーシューを作る技も必見!
・【鍋で】ポン酢で簡単!鶏胸肉のチャーシュー
材料は鶏胸肉とポン酢、にんにくの3つだけ。ポリ袋で揉んで、袋ごと鍋のお湯で10分茹でて放置するだけなので作り方も簡単です。
ポン酢効果で茹で過ぎてもしっとりするというのもうれしいポイント。切ったときにもしチャーシューの中心部がレアな状態だったら、フライパンでサッと焼けばOK。
・【レンジ+フライパンで】甘辛味の鶏チャーシュー
電子レンジとフライパンの合わせ技で柔らかに仕上げるチャーシューレシピ。味付けした鶏もも肉はフライパンでこんがり焼き、レンジで10分加熱。フライパンでタレを絡め、余熱で火をさらに通します。
オイスターソースが隠し味。鶏もも肉3枚分のレシピなので大量に作りたい時にもぜひ。
・【レンジで】よだれ鶏風にも!しっとり鶏胸肉
厚手のフェルトタイプのクッキングペーパーを使ってレンチンで作るレシピ。
このペーパーなら電子レンジ加熱ができ、包んだ食材にタレをかけて加熱すると、しっとりふっくら、味もしみしみの仕上がりになるのだとか。そのまま鶏チャーシューとしても、よだれ鶏のタレを添えても美味しい一品。
・【レンジで】塩麹が決め手の塩鶏チャーシュー
シリコンスチーマーと電子レンジでも鶏チャーシューが簡単に作れます。塩麹、酒、みりんなどの調味液に漬け、液ごと電子レンジで6分加熱するだけ。
加熱後は30分ほど放置して、余熱で熱を通すことで、しっとり柔らかに。塩麹の塩気と甘み、黒胡椒のピリッと感が効いてやみつきになるはず。
・【鍋で】巻かない鶏胸肉チャーシュー
シュワシュワの炭酸水で煮るアイデアで、鶏胸肉をしっとり柔らかに。最初に鶏肉を丸く巻く手間は省き、鶏肉をそのまま「お鍋にドボン」とできるので気軽に作れます。
鶏肉と調味料などを鍋に入れ、炭酸水を加えて煮ればOK。冷めるまで放置して、しっとり食感に仕上げましょう。
時短にも!薄切り肉で作るチャーシューレシピ
「かたまり肉や鶏肉がない!」という時でも大丈夫。暮らしニスタさんたちは、薄切り肉でもチャーシューを手作りしています。手間がかかりそうなイメージですが、煮込みや漬け込み時間が少なくなり、時短にもなるのだとか。さっそくチェックしてみましょう!
・豚バラ肉のロールチャーシュー
薄切りの豚バラ肉をくるくる巻いて作るチャーシュー。フライパンで転がしながら焼き目をつけたら、甘辛い和風の調味料で10分ほど煮ていきます。ゆで卵もプラスすると見栄えがアップ。
冷蔵庫で1日漬け置きして食べましょう。味のしみこみが早くて柔らかいのが魅力です♪
・豚バラ肉の大葉ロールチャーシュー
肉に具材を挟むアレンジができるのは薄切り肉ならでは!こちらは豚バラ肉と一緒に大葉もくるくる巻いたチャーシューレシピです。
フライパンひとつでササっと調理できるのに、豪華な雰囲気になるのがうれしいですね。煮卵を添えて、パーティメニューにするのもおすすめ。
・コスパ抜群!豚こまと高野豆腐のチャーシュー
豚こま肉でチャーシューを作れば、ほどける柔らかさに。こちらのレシピではシリコンスチーマーと電子レンジで簡単に作ります。
巻いた端からタレがしみ込むので、でき上がったら1時間ほどタレに漬け置いただけでOK。すりおろした高野豆腐を豚こまに巻きこむなどアレンジを楽しんで。
まとめ
手作りチャーシューは素材や味付けも、こんなにバリエーション豊富に楽しめるのですね!
スライスしておつまみに。メンマやもやしと一緒に麺にトッピングしたり、野菜と一緒にチャーハンやサラダにしたりするのもよさそう。ご飯に焼豚と目玉焼きを一緒にのせれば、有名B級グルメ、愛媛県の「焼豚玉子飯」もできますね。まさに、アレンジの幅は無限大!
まずは簡単に作れるレシピを参考に、チャーシュー作りにトライしてみてはいかがでしょうか。
まとめ/北浦芙三子
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