毎日のことだから悩みはつきないお弁当。中でもおかずのマンネリ化には多くの人が悩んでいる、ということで、簡単に手早くできて栄養満点、もちろんおいしい♪おかずのラインナップを大特集。お弁当だけではなく、あと一品欲しいときにも大活躍のおかずをご紹介します。
お弁当作りは「マンネリ化」が一番の悩み
暮らしニスタ編集部が主婦ユーザーを対象に実施したアンケートによると、ほぼ毎日お弁当を作っている人は44.7%。週に数回や週に1回の人も含めると、なんと70%以上が”お弁当関係者”ということに。
Q1.ふだんお弁当を作っていますか?
Q2.誰のためにお弁当を作っていますか?(複数回答あり)
お弁当を作る対象は子どもが73.8%、夫が45.9%と、家族のために作っている人が多数派ですが、自分用のお弁当を作っている人も29.5%とかなりの数。
そんなお弁当づくりの悩みを聞いたところ、一番多かったのが「おかずのワンパターン化」や「マンネリ化」。レパートリーの少なさや、子供に好き嫌いがあるために、どうしてもおかずが決まってしまうとのことでした。
夫や子どもからの「またこれ〜?」にもイラッとするものですが、自分用のお弁当でも、同じようなパターンが続くと、あきてしまうものですよね。おかずのマンネリ化対策のひとつとして、今回の特集をぜひ活用してください。
メインはこれ!「お肉」のお弁当おかずレシピ
ボリューム満点でご飯が進む、お弁当のメインおかずといえばやはりお肉。味付けをしっかり目にして、夏でもお昼まで傷まず、水けは少なめに、などなど、お弁当おかずの条件を満たしつつ、目にも嬉しくおいしそう〜なおかずを集めてみました。
切り口が鮮やか&映える♡いんげんの肉巻き
断面を見ていると、花が咲いたようできれい♪ アツアツで食べられないお弁当の場合、豚肉は、脂肪分の多い部分を避けて肩ロースなどを使うのがおすすめです。
10~12本くらいのいんげんを巻いて作るので、少量の肉でも食べ応えがあり、お弁当に入れても食べやすいのがポイント。
カットするときはお弁当箱の高さに合わせるのを忘れずに。ほかにえのきやエリンギなどのきのこ類や、にんじん、キャベツ、もやしを巻いたバージョンなど、色々楽しめそうです。
ピーマンの肉‘’だけ‘’詰め時短バージョン
ビニール袋に肉と調味料を入れて、ピーマンの上に絞り出すという斬新な作り方で時短が実現したピーマンの肉詰め。
調理法もフライパンを使わず、オーブントースターで焼くので裏返したりする手間もなし!焼いている間にタレづくりその他、もう一品作ることもできるという、超忙しい朝のお弁当づくり向きな肉肉しいおかずです。
カレーがどうしても食べたい日の鶏肉おかず
ランチでカレーを食べたいけど、お弁当で持って行くのはハードルが高い。そんなときはこのピラフとおかずのダブルカレーで♪
レトルト使用で時短もできて、味は間違いなしのおいしさ。一口かじると鶏もも肉の旨味が口の中に広がって、幸せ〜。でもちょっと野菜不足かな?と思ったら、別添えでサラダを持っていけば完璧ですね。
スイートチリソースでいつものつくねを味変♪
鶏むね肉の美味しい食べ方はなんといってもつくね化。ただいつも同じ味つけだとあきてしまうので、ときにはこんな、スイートチリソースのエスニックな鶏団子もいかがでしょう。
冷凍など、出来合いの鶏団子をまとめ買いしておけば、朝は解凍&ささっと味付けでOK。鶏ひき肉が底値のときにまとめてお団子にしておくとさらに自分好みに仕上がります。
ベビースターの衣が調味料になるフライドチキン
一見エビフライ?な形状ですが、中身は鶏ムネ肉。衣にベビースターラーメンを使うと、唐揚げ用の味付けなしでもおいしく仕上がるというのが時短にもなり、素晴らしい発見ですよね。
いつもの唐揚げにあきたらぜひ試していただきたい、ザクザクの食感がごはんにもパンにも合うフライドチキンです。
究極のガッツリ弁当・豚のシソしょう油丼
厚切りの豚ロースを焼いて、シソしょう油で味付けするだけで、男子大喜びのボリューミーなお弁当が完成。
最後まであきずに食べられるのは、シソの風味をきかせてさっぱりと仕上げてあるからなんですね。時間のないときでもスタミナバッチリなお弁当が作れるシンプルなメニューです。
大人も子どもも大好き♪「魚介」のお弁当おかずレシピ
肉系おかずばかりではそれこそマンネリなので魚介も使いたいな、とは思うものの、お弁当向きの魚介って思い浮かばない、そんな人に作ってもらいたいおかずです。
サバ味噌と玉ねぎの卵とじのっけ
味付きの鯖缶は、忙しい朝の味方。なかでも味噌煮缶は、いろいろなおかずにアレンジ可能で、買い置き必須のアイテムです。
親子丼のように卵でとじてごはんにのせる簡単おかずですが、あればオレガノパウダーを加えてみると、一気にプロの味に。シソ科のハーブで香りが強めなので、魚のクセもじょうずにカバーしてくれます。
ヘルシーなかじきまぐろのトマトソース煮
タンパク質が豊富で脂肪が少なくヘルシーなかじきまぐろ。加熱でちょっとパサパサしがちな部分もありますが、コクのあるトマトソースをからめれば、ごはんのすすむメインおかずに。
トマトソースは作り置きしておくと便利ですが、市販のピューレなどをサクッと煮詰めても大丈夫。合わせる副菜も、ちくわなど魚を使ったものにしても良いですね。
しょうがをきかせてさっぱりと♪サバの和風ハンバーグ
サバの水煮缶を使うので、思うほど手間のかからないヘルシーハンバーグ。野菜もしっかり入れられるので、栄養バランスのいいおかずです。
焼き上がりはかなり柔らかくふわふわ。混ぜ込む具材はあるものでアレンジ可能なので、ヒジキや枝豆を入れてボリュームアップしたり、大葉や三つ葉で香りよく仕上げてもいいですね。
オーロラソースで鮭弁を洋風アレンジ
お弁当の定番の鮭ですが、ソース次第でまだまだアレンジは無限大です。ブロッコリーと合わせて、マヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラソースで仕上げれば、こってりして食べ応え満点のおかずに。
いつもは別に添えるブロッコリーも、鮭といっしょに混ぜて詰めれば一手間省略。にんにくは、お弁当の場合は少なめ、家で食べるならたっぷりめと調整を。
季節アレンジOK!の鮭フレーク丼
想像したくないけど起きてしまうかもしれないアクシデント「寝坊」。もしそんな日があっても、炊けたご飯さえあればなんとかなる鮭フレークは常備しておきたい食材のひとつです。
でもそんな日でなくても、人気の鮭フレークの丼。時間に余裕があればトッピングで季節感を出して、作っている時間も楽しみましょう。
彩り鮮やか&副菜にぴったり!「野菜」のお弁当おかずレシピ
おいしければいいじゃない?とは思うものの、蓋を開けた時に笑顔になるようなきれいなお弁当ってやっぱり良いものですよね。そんな見た目もきれいで栄養バランスも整えられる、野菜の副菜のご紹介です。
彩り鮮やか♡大根のさくら吹雪弁当
いつものお弁当にも、こんなかわいい副菜の大根を散らせば、宝石箱のようなお花見弁当に。一見手間がかかりそうですが、さくら型にくり抜いた大根の下準備さえしておけば、朝の用意は簡単。寿司酢や甘酢に漬けただけのシンプルな味なので、サラダやスープに散らしても。
どんなおかずとも相性が良く、混ぜご飯の上にのせてもかわいくて、蓋を開けた途端に笑顔になるお弁当です。
ブロッコリーとツナだけ!超簡単なやみつき副菜
緑色が鮮やかなブロッコリーは、お弁当に欠かせませんが、マンネリ化しがちな食材のひとつ。シンプルですが、相性の良いツナとあえれば、メインおかずにも負けない存在感を発揮します。
味付けは鉄板のめんつゆ+マヨネーズなのでブレません。アクセントの香り付けに、レモン汁を少々垂らすのがさわやかに仕上げるコツです。また、どうにも時間のない日のブロッコリーは、塩昆布とあえただけでもおいしくなりますよ。
コーンと三つ葉のかき揚げで彩りOK
お弁当に卵の黄色がないとなんとなく寂しい。でも卵焼きを作る余裕がない、そんな日に活躍するのが鮮やかな黄色のとうもろこし。ホールのコーン缶は常備しておくと、いざというときに助かること間違いなしです。
時間があれば三つ葉と合わせてこんなかき揚げにすると、お弁当が華やぎますね。
ほっこりやさしいミネストローネ
野菜とお豆をたっぷり入れて煮込むミネストローネスープ。トマトベースのやさしい味で、疲れ気味の週半ばなど、食欲のない日でも嬉しいお弁当メニューです。
添えるのはサンドイッチなど、パンも良いのですが、意外と合うのが海苔を巻いたおにぎり。ボリュームをアップさせたいときは、スパムおにぎりなど具が大きめのおにぎりが相性抜群です。
冷凍野菜をレンチンで、超時短お手軽副菜
使いやすい冷凍ミックス野菜は、冷凍庫に入れておくといざというときの強い味方に。かぼちゃやなす、ズッキーニなど、彩りの良い野菜たちをチンして、カレーとマヨネーズのソースをかけてオーブントースターでグラタンふうに仕上げます。
大人から子どもまでみんな大好きなカレーマヨ味なので、副菜だからと遠慮せず、たっぷり詰めてあげましょう。
ほくほく食感♡さつまいもの甘酢がらめ
お弁当の隙間埋めにちょっとした甘い煮物などが入っていると嬉しいですよね。このさつまいもの甘酢がらめはまさにそんな、お弁当箱のオアシス的存在。
ほかにも、ごぼうやれんこん、かぼちゃなどを同じ調理法でおいしくいただけるので、副菜レパートリーを広げる練習にもなりそうなおかずです。
メインに副菜に、お弁当食材は他にもいろいろ!
卵、ハム、豆腐など、肉や魚、野菜以外にも、お弁当おかずのレパートリーを支えてくれる食材は色々。いつも冷蔵庫にあるものでできる、意外なメインおかずと副菜のラインナップです。
見た目もかわいくって簡単♪くるくる卵焼き
お弁当おかずのド定番と言えば、卵焼き。きれいに作るためには卵を3つ4つ使いますが、1人分のお弁当のためにそんなに卵を使えない!ということで生まれたのがこのアイデア。熱したフライパンに卵液を薄く広げて焼いたら、折りたたんでくるくる巻けばOK。
巻いた卵焼きは、お弁当箱の高さに合わせてカットすれば完成!だし巻き卵よりも超時短&超簡単。見た目のかわいさも魅力です。
枝豆とカニカマで、ボリューム厚焼き卵
ぐるっと混ぜて、どかん!と焼くだけ!超簡単な具沢山厚焼き卵は、メインおかずにしても良いくらいのボリューム感。カニカマで旨味としっとり&ふんわり感を出し、枝豆で食べ応えもたっぷり。
ねぎは小口切りのものを買っておけば、朝包丁を使うこともなく完成してしまう、超時短メニューです。ハムや水切りした豆腐、ほうれんそうなどを加えてもおいしそう♡
失敗なし!味しみ春雨サラダ
春雨とハムときゅうりのサラダ。汁気を切れば、お弁当おかずとしても活躍してくれます。
鶏ガラスープの素を使うことで、作ってすぐでも味がしっかりしみこんで、ウマーイ♪ごはんにもパンにも相性ピッタリです。
何げに便利食材♪ギョニソの照り焼き
おつまみにもぴったりな魚肉ソーセージのソテーをお弁当にも。醤油とみりんで照り焼きにして、粉チーズとブラックペッパーをふって完成という、たった3分でできるおかずです。
辛めが好きな人にはブラックペッパーを強めにきかせて大人味に。でもお昼からビールが飲みたくなってしまうかもしれませんね!
くるっと巻いてかわいいはんぺん巻き焼き
梅干しとチーズ、ねぎを、油揚げとはんぺんでくるんだら、断面がこんなにかわいい梅チーズ焼きに。はんぺんは冷めてもやわらかく、おいしいのでお弁当向きの食材なんだなと実感してしまう一品。
楊枝はさしておいてもかわいいですが、焼いたあとは油揚げもしっかり巻き付いているので、お弁当に詰める際ははずしても大丈夫です。
簡単おかずで、家事ラク&おいしいお弁当を♥
料理が好きでもそうでなくても、毎日作らざるを得ないお弁当。どちらにしても作るなら、できるだけ節約できて時短もOKなものにして、負担を減らしていきたいですよね。
マンネリなんて言いつつも、家族の皆さんはきっと手作りのお弁当に感謝しているはず。そう思って、元気にお弁当を作っていきましょう。
まとめ/伊波裕子
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