「10品をきちんと作れるようになれば、100品だって作れます」。ウー・ウェンさんが長年、プライベートで作り続けてきた家庭料理を、大切なポイントとともにご紹介します。今回はウー・ウェンさんが毎日のように作っている「春巻き」です。
にんじんだけ、アスパラガスだけ、白身魚だけ。1種類の具の春巻きが、毎日おいしい
私は実際、毎日のように春巻きを揚げています。1人1本ずつ。2人なら2本。3人なら3本です。
なぜ、毎日少しだけ揚げるかというと、ちゃんと理由があります。
①おいしくて満足感があるから
揚げ物はおいしいです。春巻きが1本あると、夕食がシンプルなおかずでも、とても満足感のある食卓になります。
②簡単だから
私が作る春巻きは、具が1種類のシンプル春巻きです。それも生のままの具を、春巻きの皮でチョチョイと包んで揚げるだけ。春巻き=超簡単な天ぷら、ととらえていただいて結構です。
③皮が保存できるから
ご存じですか、春巻きの皮って長持ちするんですよ。1袋に10枚ぐらい入っていますが、使った残りは袋のまま、ファスナーつきの保存袋に入れて冷蔵庫に入れておく。そうすると1〜2週間くらいは問題なく使えます。
④油が汚れにくくて、翌日も使えるから
天ぷらやフライなどよりも、衣が散らない分、春巻きは油が汚れません。カップ1杯の揚げ油で春巻きを作って、翌日その油で春巻きを揚げればいいのだから、ちっとも大変ではないわけです。
みなさんに大人気「にんじんの春巻き」の作り方
にんじんの春巻きは、みなさんに大人気です。にんじんだけを巻いて揚げるのですが、「こんなにおいしいにんじん料理は初めて!」といつも褒められます。
材料(2人分)
にんじん:1本(春巻き1本につき1/2本)
粗塩、こしょう:各少々
春巻きの皮:2枚
のり(小麦粉大さじ1/2+水大さじ1/2)
揚げ油:1カップ
作り方
1.にんじんは皮をむき、せん切りにする。せん切りにしたにんじんに塩、こしょう各少々をふって下味をつける。
2.1枚の春巻きの皮の上に、にんじん1/2本分をのせて皮で巻く。左右と巻き終わりにのりをつけてとめる。
3.揚げ油を170〜180℃に熱して春巻きを入れ、片面が色づいたら返して、全体をこんがりと揚げる。
菜の花だけの春巻きもおいしいし、せん切りにしたじゃがいもや里いももいいし、春は山菜の春巻きもおすすめです。
\第10回料理レシピ本大賞
エッセイ賞受賞!/
「一生役立つ」家庭料理の決定版!
これだけマスターすれば、家庭料理はもう大丈夫!料理家・ウー・ウェンさんが、長年作り続けてきた「一生使える10品」を厳選。材料も道具も最小限。料理の勘所が自然と身につく、心強い一冊! 写真/福尾美雪
『10品を繰り返し作りましょう わたしの大事な料理の話』ウー・ウェン著 1,760円/大和書房
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