ご飯のお供やラーメンのトッピング、おでんなどで大人気の煮卵。最近では洋風やエスニック風などオリジナルな味付けを楽しむ人が増えているようです。
そこで今回は、基本の味付けからアレンジ、話題の麻薬卵までバリエーション豊富な煮卵の作り方をピックアップ。便利なアイテムやゆで卵作りのコツもご紹介します!
まずは定番の醤油味の煮卵の作り方
醤油ベースの漬け汁で作る、うま味とコクのある煮卵。定番として作り方をマスターしておきたいですよね。料理上手な暮らしニスタさんのレシピをもとに、基本の作り方をおさらいしてみましょう。
【材料(作りやすい分量)】
・ゆで卵…6〜8個
・水、醤油、みりん…各50cc
・砂糖…大さじ1
【作り方】
1.耐熱ボウルに分量の調味料と水を入れ、600Wの電子レンジで2分10秒加熱。粗熱を取る。
2.ゆで卵の殻をむいて1に漬ける。そのまま冷蔵庫で4〜12時間ほど置いたら食べごろ。漬け込み時間で味の濃さが変わるので好みで調節してみてくださいね。
ゆで卵は半熟のものもよく合いますが、半熟じゃない「固ゆで」のもので煮卵を作るとお弁当のおかずにもぴったり。半熟のものより保存期間も延ばせます。
漬け汁は「めんつゆ」「白だし」といった合わせ調味料をベースにするのも煮卵作りの定番。その場合は砂糖や顆粒だしなどを加えて調整すると、卵に味が染みやすくなりますよ♪
では続けて、暮らしニスタさんたちが実際に作っている煮卵の味付けアイデアを見ていきましょう!
煮卵は味付けのバリエーションもさまざま!
スパイスやワイン、紅茶で洋風やエスニック風にしたり、味噌やゆず胡椒で和風アレンジを楽しんだり。個性的ながら献立に取り入れやすく、食べやすい煮卵ばかり。気になる煮卵が見つかったら、さっそく作ってみてはいかが?
・醤油とコチュジャンの味玉
コチュジャンと濃いめの醤油味で黄身までしっかり味付け。甘めの煮卵に飽きた時や、トッピング用に濃い味の味玉がほしい時にぴったりです。
黄身とろとろの半熟ゆで卵でもこんなに美しく切れているのは、100均ショップのエッグスライサーのおかげなのだとか!
・醤油とめんつゆ×ゆず胡椒で
爽やかでピリッとくる、ゆず胡椒がアクセント。定番のめんつゆベースのつけ汁に、チューブタイプなどのゆず胡椒をプラスするだけで簡単にアレンジできます。
1日漬け込むことで、じんわりやさしく味が染みるのだとか。つけ汁を煮卵のソースにしたり、ご飯にかけたりするのもおすすめ。
・スパイスでエスニック風に
エスニック風のアレンジも、めんつゆベースのレシピならトライしやすいかも。こちらはカレー粉の材料になるクミン、ターメリックという2種のスパイスを使用。
スパイスがない時はカレー粉でも代用OKです。カレー風味のスパイスなら、子どもも大人も大好きな一品になりそう。
・さっぱり!しそ醤油漬け
しそを加えることで、さっぱり味に変身!しそ、醤油、みりん、卵の4つの材料があれば作れます。ラーメンやサラダのトッピングや、おつまみとしてそのまま食べるにもぴったり。
ポリ袋を使い、少ないつけ汁で卵全体にしっかり味付けするコツも紹介されているのでチェックしてみて。
・お味噌でしっかり濃い味に
醤油の代わりに味噌を使う、コクのある味わい。濃いめのつけ汁で味が染みやすいレシピになっています。にんにくを風味付けに使っているのもポイント。
作り置きしておけば、忙しい朝にも大助かりの一品に。固ゆでしたゆで卵を使って、お弁当のおかずにするにもおすすめ。
・ワインやローズマリーで洋風に
洋風のアレンジならこちら。白ワインやローズマリーを使いますが、ベースは和風のめんつゆ。不思議な香りを楽しみながらもホッとする味わいです。
作り方も簡単で、白ワインや酢などを鍋で加熱して混ぜたつけ汁にゆで卵を漬け込むだけ。半日以上待ってからおいしく味わいましょう♪
・焼き肉のたれで超簡単に
レシピを見なくても作れるほど簡単な煮卵アイデアがこちら!焼き肉のたれでゆで卵を漬けるだけの超簡単レシピです。
ジッパー付き袋の空気をしっかり抜いて漬けることで、少ないたれでも全体に味を付けられます。にんにく風味や醤油風味など、焼肉のたれの種類によって味が変わるのも楽しみ。
・中華風オイシャン味玉
中華調味料でうま味とコクをグレードアップ。和風本格的な鶏がらスープが作れる、中華万能調味料「創味シャンタン」を使い、オイスターソースやごま油、めんつゆ、醤油もプラスする濃厚な味わいです。
すぐ染みるので漬け時間は2時間ほどからでOK。煮卵作りの時短レシピとしても◎。
・台湾風?!不思議な紅茶卵
台湾でおなじみの煮玉子「茶葉蛋(チャーイエダン)」みたいに、紅茶を使うのがこちらのレシピ。
細かく亀裂を入れたゆで卵を煮汁に浸すことで、亀裂から紅茶が入り込んで味と柄が付きます。味は紅茶風ですっきり。白身のひび割れ柄がユニークだから、オードブルなどに盛り付けても!
最近話題!麻薬卵など具だくさんつけダレの煮卵レシピ
韓国発祥とされる「麻薬卵」。簡単かつ、おいしくてやみつきになる!と日本でも人気ですよね。味付けに厳密な決まりはないものの、ねぎなど野菜をたっぷり入れた漬けダレごと味わうのがポイントと言えそう。
では、暮らしニスタさんの麻薬卵レシピをチェックしていきましょう。
・具がたっぷりで甘めの和風麻薬煮卵
家庭料理でおなじみの「だしパック」で手軽に作る和風麻薬卵。新玉ねぎ、長ねぎ、しいたけ、大葉が、醤油などで調味する和風だしにたっぷり入ります。
冷蔵庫で1日味を染み込ませたら、具と一緒に煮卵を味わいましょう。おかずにもおつまみにも、おやつにもなる一品。
・ミッパンチャン風!韓国煮卵
韓国の常備菜を意味する「ミッパンチャン」をイメージ。つけ汁のベースは酢、塩、醤油、砂糖ながら、そこにレモン、にんにく、鷹の爪を加えることでぐっと韓国料理らしい雰囲気に。
タレは煮卵のほか「チヂミやサラダにかけてもおいしい」のだとか。保存容器に多めに作っておくと重宝しそう。
・レモン香る醤油ヤンニョム煮卵
「ヤンニョム」は韓国語で合わせ調味料のこと。家庭それぞれの味がありますが、こちらのレシピはレモンの香り爽やかな醤油ヤンニョムです。
そんなヤンニョムにたっぷり4種類の野菜、卵を漬け込んで完成。冷蔵庫に一晩入れたあとが食べごろですが、1週間ほど日持ちがするそうですよ。
いかがでしたか? 煮卵のアレンジレシピを知ったら、作るのがますます楽しみになってきますよね! では最後に、煮卵作りに役立つアイテムやおいしいゆで卵の作り方をご紹介します。
煮卵やゆで卵づくりに便利なアイテム
卵の殻をむいたり、漬け込む途中でひっくり返したり。煮卵作りの“ちょっとした面倒”を解決してくれるアイテムが登場しています。100円均一ショップで手に入るので、煮卵やゆで卵をよく作るなら検討してみるといいかも!
・【ダイソー】味付けたまごメーカー4個用110円(税込)
100円均一ショップの「ダイソー」で売切れが続出しているという大ヒットアイテム。ゆで卵を漬け汁にほぼ均等に浸せます。
その秘密は、卵型になった独自の形や内蓋のおかげ。ゆで卵4個に100mlの漬け汁でしっかり浸けられて、調味料の無駄を減らせるのもうれしいポイント。
・【ダイソー】たまごのプッチン穴あけ器110円(税込)
ゆで上がった卵の殻が“するり”と手早くむけるようになるアイテム。丸い穴部分から顔出す針で、生卵に小さな穴を開けることで、殻がむきやすくなるのだとか。
針はボタンで出し入れを調節できる仕組みで安心。マグネット付きなので冷蔵庫などの壁に付けて便利に収納できますね!
知っておいて損なし!ゆで卵の上手な作り方
ゆで卵は茹で時間はもちろん、「水から茹でる?お湯から茹でる?」などちょっとした作り方の違いで仕上がりが変わるもの。圧力鍋で作る人も少なくないですよね。
そんな“人それぞれ”なゆで卵作りのなかでも、ここではデリショップなどで見かけるようなレア食感のゆで卵レシピに注目。黄身は半熟だけど垂れず、白身はプルンとした仕上がりを目指しましょう!
【作り方】
1.卵を室温(握ってみて冷たくない程度)に戻す。
2.鍋かフライパンに卵を並べ、卵が2/3浸かるほどの水を入れ、強めの中火にかける。
3.沸騰するまでに卵を菜箸で転がして面を変える。こうすると黄身が中央になりやすい。
4.沸騰したら中火~弱めの中火にして蓋をし、5分蒸し茹でに。ボウルに氷水を用意する。
5.卵が茹で上がったらすぐ、ボウルの氷水へ入れる。
白身がプルンとやわらかいゆで卵なので、ゆで上がりは一気に氷水で冷まし、殻をむきやすくするのが肝心。「もうちょっと固くしたい」などと思ったら、ご紹介した作り方を参考に火加減などを微調整してみてくださいね。
奥深い煮卵の世界で、好みのレシピ発掘を楽しんで!
作り方が簡単で味付けバリエが豊富な煮卵。作り置きしておけば、朝食や夕食、お弁当のおかずなどに大活躍しそうですね。
お気に入りのレシピを探すもよし。話題の麻薬卵を作るもよし。ソースや漬け汁を自作するもよし。奥深い煮卵の世界をこれからも楽しみましょう!
まとめ/北浦芙三子
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