Vol.43 ハニクロさん| 今月の注目姫ニスタさんインタビュー！

姫ニスタ

: Vol.【43】【ハニクロさん】

夫と高校3年生の長女、小学5年生の長男、小学2年生の次男の5人家族。普段は薬剤師として働いている。暮らしニスタには、2014年にWebサイトがオープンしたときから参加。手軽に買えるものを材料にした手作りのインテリア雑貨やリース、家事や子育てに役立つアイデアを投稿し、これまでに様々な賞を受賞している。

●初めてでも簡単！アクリル絵の具でリメイクペイント

●【時短】揚げ時間たったの1分で失敗ナシ！熱々ジューシー☆フライドチキン

身近な材料で、気に入らない物も「好き」に変えられる

自宅には、暮らしニスタの記事でも紹介されているお手製の雑貨や家具があちこちに。

「暮らしニスタ」のある記事で、リメイクの楽しさを知った

暮らしニスタへの投稿は、5年前にサイトが立ち上がるときに、編集部から声をかけていただいたのが始まりです。
その前に、雑誌『Como』で取材協力をさせていただいていたんですね。
座談会に参加したりモニター体験をしたり。
そのご縁で誘っていただいたんですが、私は特技もないし、「何をすればいいの？」って感じでした（笑）。

当時は、長女が中学生、長男と次男が保育園。
仕事をしつつ、学校の役員もやっていて、すっごく忙しかったんですよ。
だから、暮らしニスタも見る専門。
みなさんの記事を「すごいな～」「プロだな！」と思いながら、ただ読んでいました。

その中で目に留まったのが、ちゃこさんの、洗濯かごを布でイメチェンする記事です。

洗濯かごをＩＫＥＡファブリックでイメチェン

2014.07.31

ＩＫＥＡの布団カバーでソファーカバーを作り、残りの布で洗濯かごのイメージを変えました。洗濯した物を入れるので、中はそのままにしました。お友達が来る時は必ず隠すようにしていたカゴも、これなら出しておいてもいいかな？っと思える...続きを見る

当時、わが家もプラスチックの洗濯かごを使っていたのですが、それがずーっとイヤだったんですね。
買い換えたいけれど、素敵なものは高いし、使い勝手が悪いのも困る。
プラスチックが一番使いやすいのだけど、見た目が気に入らない。
そのときにこの記事を見て、これだ！となって真似をしたのです。

【試してみた】洗濯かごをＩＫＥＡファブリックでイメチェン

2017.10.28

暮らしニスタに参加しアイデアを拝見して、多分最初に試してみたのが、コレ！ちゃこさんの“洗濯かごをIKEAファブリックでイメチェン”アイデア。当時、我が家で洗濯かごとして使われていた100均のプラスチックかご。使いやすさは申...続きを見る

気に入らない物を買い替えるんじゃなくて、自分で好きなふうに変えることもできるんだって気が付きました。
ちゃこさん、すごいなって。
それから自分でもリメイクをするようになりました。
洗濯かごは、今でも使っています。

制作は夜な夜な、深夜2時までやることも

玄関では、ハニクロさん手作りのリースが迎えてくれました。

もともとモノを作るのは好きでした。
私の母が常に何かを作っているような人で、洋裁、編み物、刺繍てまり、グラスリッツェン――いろいろと手作りしていて、それを間近で見ていたのもあるかもしれません。
暮らしニスタを始める前も、趣味で、羊毛フェルトをやったり、プリザーブドフラワーのアレンジメントを習ったりはしていました。
でも、誰かにあげるとか目的があるときに作っていたくらいで、自分の生活に関わるような感じではなかったんです。
暮らしニスタを始めたことで、自分が日常で使う物を作るようになりました。

材料は、100円ショップで買うことが多いですね。
例えばリースを作るとき、花材屋さんだと1本がすごく高いんです。
どうしてもという物は専門店で買いますが、普段は近くのダイソーやナチュラルキッチン。週に1回以上は行っています。

お店には、「これを買おう」と目的を持って行くときもありますが、売り場で商品を見ながら考えることもあります。
例えば、最近作ったキーボックス。

100均すのこで簡単！キーボックスの作り方☆

2019.11.12

玄関の棚の上にあるボックスにいれてある鍵たち…。車のキーや、子供の自転車の鍵も一緒に入れてあるのですが、末っ子の背の高さから行くと、中を覗かないので取り出しにくい…しかも、子供の自転車のメーターや、時計やいろいろなものが段...続きを見る

このときは、なんとなくキーボックスを作りたいな、という気持ちだけで買い物に行っています（笑）。
大きさも決めていない（笑）。
箱と蓋になるものがあれば、くっ付けるだけでいいから楽だな、くらいで。
そうしたらちょうど、木箱と、同じくらいのサイズの黒板ボードがあったので、よし、それ使っちゃおう！という感じでした。

リビングに取り付けられたプリントの収納ボックスも100均の黒板を使用。カフェ風のチョークアートは、お菓子屋さんのパッケージを参考にしたりするそう。

中でも、すのこはよく使います。私は、できるだけ難しいことをしたくないし、作業工程を少なくしたいんですね。
その点、すのこは薄いので切ったり細工したりしやすい。
100円ショップによって扱うサイズが違うので、ちょうど合うものを探しやすいというのもポイントです。
あとは、板を分けられるので1枚ずつ買うより割安なのも助かります。

今、作りたいと思っているのは、リビングテーブル。
もともと自分で作った物なんですが、天板の傷がすごいので、作り直したいんです。
そう思いながらかれこれ1年くらい経っているんですけど（笑）。
私、取り掛かるまでの構想がすごい長いんですね。
今度は、スクラップウッドを組み合わせたようなものにしたいなと考えています。

実際に作業をするのは夜が多いですね。
子どもの頃から何か作るとき夜な夜な作業することがあって、よく母親から「いつやったの?!」って言われていました（笑）。
今は、昼間はテーブルは子どもたちに占拠されているし、空いた時間にやるとしてもいちいち片付けるのが大変なので、子どもが寝てからのほうがまとめて作業できてやりやすいんです。
夜11時頃から始めるときもあって、夫から「え？今からやんの?!」って驚かれたり（笑）。やり始めるとのってきちゃうので、次の日がお休みだと、夜中2時頃まで作業することもあります。

投稿する記事は、スキマ時間に少しずつ書いています。
通勤のバスの中でとか、子どもを迎えに行ったときの待ち時間とか。
スマホで書いています。
長い文章を書くこともあるんですが、全部、スマホです。
スクロールしながら（笑）

家族で野球好き！　応援に行くのが楽しみ

仕事は薬剤師をしています。
薬学部を卒業した後、最初は製薬メーカーで営業をしていたのですが、朝6時に出て夜11時に帰ってくるような生活ですごくハードで。
このまま一生続けられないと、長女の妊娠を機に退職。
出産後に薬剤師として働くようになりました。
今は、週に4～5日、午前9時から午後１時半頃までの勤務です。

3人の子どもたちの小さくなった靴は、100均アイテムを使って玄関にディスプレイ

帰宅すると、ちょうど小学生が帰ってくる時間。
私、家事の中で特に掃除や整理整頓が嫌いなんですが、それは片付けていても、子どもが帰ってきたとたんにワーっと散らかるから。
がっかりするじゃないですか。
今片付けたのに…夜まで維持したかった…って（笑）。
と言いつつ、私自身も、捨てられない散らかし屋なんですが。
逆に夫はてきぱきした人で、家事も上手で速い。
私はごろごろしたい人なのですが、夫がいろいろと動いてくれるので、私も何かやってるふりしなきゃって（笑）。
ごろごろしてくれてていいのになと思うこともあります。

飼い始めて4カ月目というインコのまるちゃん。ふれあうのが癒しの時間になっているそう。

娘は高校3年生。
少し前まで部活をやっていて、朝6時に出て夜11時に帰るような生活で、ほとんど家にいませんでした。
娘と一緒に歩いていると、近所の子が「えー！お姉ちゃんもいたの?!　知らなかった！」と驚くくらいのレアキャラです（笑）。
部活を引退して、家族で過ごす時間も少し増えてきたところです。

2人の息子は地元の野球チームに入っていて、夫はヘッドコーチをしています。
なので、土日も祝日も野球。
今の家に引っ越すときも、近くにある公園のグラウンドで野球ができそうだったから（笑）。
私も野球が大好き。応援に行くとつい力が入って大声を出しちゃうので、こうやって（両手を口に当てて）応援しています（笑）。
プロ野球では、横浜DeNAベイスターズが好き。
人気でチケットがなかなかとれないんですが、年に何回かは家族や野球チームの仲間と観に行きます。
男の子は特に、しっかり関われるのは小学校の頃までかなと思っているので、今は野球も含め、一緒に過ごす時間を楽しんでいます。

リビングにはハニクロさんの作品だけでなく、子どもたちの工作や絵もたくさん飾られています。特に真ん中の息子さんは物を作るのが大好き。プラ板を使った昆虫の標本は、暮らしニスタで見つけたmichiカエルさんのアイデアを参考に、小学3年生の夏休みに制作したものだそう。