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Vol.【42】【ちゃこさん】
夫、小学4年生の長女、小学2年生の長男との4人暮らし。出産前まで続けていた美容師のキャリアを生かし、七五三などでのヘアメイクの仕事や、ヘア関連の記事などを執筆するライターとしても活躍している。暮らしニスタでは、子どものグッズやインテリアなどのリメイク&ハンドメイド記事が好評。2018年には、手ぬぐいで作る箸入れの記事が167,000PVを記録し、「年間人気アイデアランキング」で1位に輝いた。
●小学校でも持っていく人急増の理由は、面倒な洗い物がなくなる!から
●はぎれの革で!縫わずに簡単スマホカバー(作り方)
「暮らしニスタ大賞」入選が今の活動への転機になった!
お子さんのために作った雛人形と五月人形。七五三に作った手毬と、空手と七五三キューピー。
省スペースでかわいいものを!と思い、制作しました。
長女の出産をきっかけに、ハンドメイドをスタート
13年ほど美容師として働いていました。
美容師の仕事は好きでしたが、勤務は朝から夜遅くまで、休みの日も講習があったりして、全然時間がない(苦笑)。
結婚後はパート勤務にしたのですが、それでも土日のどちらかは出勤。続けたい気持ちもあったんですけど、子どもができる前に退職しました。
美容師をやめてちょっと時間ができた頃に、ハンドメイドを始めたんです。
最初に作ったのは、生まれてくる長女のためのワンピース。
型紙を選んで、生地を選んで、実家のミシンを借りて作りました。
でも、ただひたすら「かわいい」を求めて生地を選んでしまったので、全然子ども服に向いていないものだったんですね。
実際、長女に着せてみたら、生地が伸びなくて腕が通らない(苦笑)。
そこから少しずつ作るようになりました。
子どもが生まれてからは、おもちゃを手作りしていました。
アパート暮らしだったので、おもちゃが増えても置き場がなくて。
遊び終わったら捨てられるものにしようと思って、段ボールを使ってすべり台やキッチンセットも作りましたね。
病院でたまたま目にした雑誌で知った「暮らしニスタ大賞」
娘が2歳のころ熱を出し、同時期に息子0歳も熱を出し、毎日のように病院に通うことがありました。
その頃は雑誌を読む暇もないくらい子育てで忙しかったんですが、たまたま病院で時間つぶしに雑誌『Como』を読んだんです。
その中に、「暮らしニスタ大賞」の募集を見つけました。
当時、娘の七五三用につまみ細工で髪飾りを手作りしていたので、それを出してみようかな、と。
今見るとすごく下手なんですけど(笑)。
でも入選することができて、それをきっかけに、手作りしたものを発信したいと思うようになりました。
その頃作ったウサギのぬいぐるみ。規制の型紙は使わず、持っていたクマのキーホルダーを参考に作ったのだそう。今もリビングに飾られています
息子もプレ幼稚園に入って、週に2日自分の時間ができるようになったとき、子育て情報誌でブログで発信するママを募集しているのを知って応募しました。
それでブログを書いていたら、ライターとしてお声をかけていただいて。
記事を書いたこともないどころか、子どもの頃は国語が苦手で、文章をまとめられない人だったんですけどね(笑)。
美容師の経験を生かして、子どもの髪型に関する記事などを書いています。
ご家族のヘアカットや、ダンスを習っている娘さんのヘアセットは、ちゃこさんが担当。
ご自宅の洗面台横には、かわいい手作りの髪飾りがたくさん収納されていました
また、知り合ったカメラマンさんの紹介で、七五三などで子どものヘアメイクをする仕事も始めました。
着付け師のかたと一緒にお宅に訪問して、着物に合わせてセットします。
そのときに、カメラマンさんの依頼でスタジオに手作りのつまみ細工などの髪飾りを作らせていただきました。
お客様がその髪飾りを選んでくれているとやっぱり嬉しいです。
最近は、暮らしニスタで知り合った方のご依頼で、娘さんの成人式の髪飾りも手作りしました。
これまで作った髪飾りの一部。
材料のアーティフィシャルフラワーやちりめん生地をたくさんストックしています。
お嬢さんの七五三の写真です。着付けもヘアメイクもちゃこさんが担当。
今思えば、あのタイミングで病院に行かなければ、「暮らしニスタ大賞」に応募することもなく、今こういう活動はしてはいなかったかもしれません。
コンテストって、なかなか行動に移せないときのいいきっかけになりますよね。
買うより前に、家にあるもので作れないかと考えます
暮らしニスタの記事では洋裁のアイデアを載せることもありますが、誰かに教えてもらったことはなくて、簡単にできるものばかりです。
例えば、今娘が習い事のピアノで使っているバッグは、シンプルなエコバッグに生地を貼ったりポケットを付けたりしてリメイク。
同じく、習い事のダンス用シューズ入れは、その前に通っていたチアダンスのシューズ入れからのリメイクです。
チアダンスのときは、フェルトでウサギがポンポンを持っている図柄を貼り付けていたんですが、新しいバッグを作るときに娘が「ウサギだけは残して!」というので、顔を生かして作り直しました。
それだけ愛着があったのかと思うと、嬉しかったですね。
習い事のダンスで選抜メンバーに入ると着られる赤いジャケットを、バッグのウサギにも着せています。
ハロウィンの仮装も、毎年手作りやリメイクで作っています。
今年はアラジンとジャスミンをイメージした衣装を。一から作る時間がなかったので、リメイクのワンピースとベストに既製品のパンツを組み合わせました。
2人が通うダンス教室のパーティで仮装。ジャスミンの仮装では水色の衣装を着る子が多いだろうと思い、あえて違う色のドレスにしたそう。
ジャスミンのドレスは、もともと私のスカートなんですよ。旅先のバリかカンボジアかで買ったものです。
ベルトの布を肩に縫い付けてショルダーにして、余った布は髪を結ぶリボンにしました。
アラジンのベストは、以前、ピアノの発表会の衣装で使った生地の余りを使用。
ダイソーで見つけたチェック柄の生地を縫い付けました。
段ボールのおもちゃもそうですが、欲しいもの・作りたいものがあるときは、買いに行く前に、家にあるものでできないか考えます。
だから洋服も、着なくなったものでも何かに使えるかもしれないと思って、処分せずにストックしています。
刺繍がしてある服だったら刺繍のところだけ切り取って残しておいたり。捨てられない人なんですよね(笑)。
牛乳パックで子どものおうちを作ったときは、すごい量の牛乳パックを使いました。
さすがにストックできなくて作りながらためていたんですが、家の外で牛乳パックを白く塗っていたら、それを見たお隣さんが「牛乳パックあるよ!」って譲ってくださいました(笑)。
おかげで結構早めに完成しました(笑)。
数年前に作った牛乳パックのおうち。最初はもっと大きかったものを少しずつ縮小し、そろそろ完全に片付けようかとも思いつつも、息子さんのお友達の小さい兄弟が来るとまだ遊ぶことも多く、残しているそうです。
とはいっても、買い物も好きです。生地は、たまに日暮里に行きますね。
やっぱり安いので。行くときはまとめ買いするのでスーツケースで行きます。あとは、ときどきやっているIKEAの布製品の詰め放題。
シングルのシーツはすぐになくなってしまうので、ダブルを買って自分でシングルサイズに直します。
余った部分で枕カバーを作れば、お揃いになります。
前回は、娘がちょうど学校がお休みだったので一緒に行ったら、「こんなのもあったよ!」ってかわいい布を探してきてくれたりして、楽しかったですね。
自宅には子どもたちの作品や習い事の写真もたくさん
娘は、不器用なんですけどアイデアは浮かぶタイプ。
学校のイベントでも、ゲームや景品作りなどアイデアをたくさん出してくれると先生から言っていただいたこともあります。
息子は作るのが好き。
幼稚園の頃、園で粘土細工をしたのがとても楽しかったようで、「家でも作りたい!」というので、粘土を買ってきて人形をいくつか作りました。
息子さんが作った人形が、階段に飾られていました。
基本的には家族みんなアクティブなんだと思います。今年は子どもたちが新潟の湯沢で開催された障害物レース「スパルタンレース」にも参加しました。
2人のお子さんが「スパルタンレース」に参加したときの写真とメダル。メダルをかけているバーはちゃこさんの手作り。
私自身は、今はPTAで忙しくなかなか時間がないのですが(笑)、以前は娘と一緒に日本舞踊を習っていました。
もともと両親が着物好き。
母は美容師、父は若い頃、京都の西陣織の卸問屋で働いていて、当時から着物をよく着ていたそうです。
その影響で私も着物はたくさん持っていたんです。
日本舞踊は着物を着られるいい機会でした。今は機会が減りましたが、お正月に実家に帰省するときに着たり、着付け教室で出会った方たちと着物を着て出かけたりするのが楽しみですね。
自宅の箪笥には、たくさんの着物が。
手に取っているものはお気に入りの一つで、着物を着てパワースポットを巡るイベントに参加したときに着用したそうです。
取材・文/大島佳子
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