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Vol.【38】【 Harukaze+25さん】
普段はSEとしてフルタイムで働きながら、雑貨のDIYを暮らしニスタやインスタグラムに投稿。100均アイテムを使った、手軽&簡単&おしゃれなすぐにマネしたくなるアイデアが魅力。高校生の娘のためのかわいいデコ弁&キャラ弁など、お料理レシピも紹介している。
●デットスペース有効活用‼️ゴミ袋を隠しながら取りやすい収納
●100均の焼き網をカッコいいエアープランツホルダーつきの棚に⭐︎
共感してもらえることがモノづくりの醍醐味
「娘の友達をかわいい部屋で迎えたい!」がDIYのきっかけ
部屋や雑貨のDIYを始めたのは、娘が小学生の頃です。娘が小さいうちはあまり物を置かないほうがいいかなと思い、部屋を飾ってはいませんでした。でも、小学3・4年生になると友達が家に遊びに来るようになって。うちは古い昭和タイプのアパートなので、せめて部屋がかわいかったらなと思い、100均の小さな雑貨を飾ることから始めました。
それから、フェイスブックで、100円ショップが好きな人たちのグループを見つけて参加。100均アイテムを使って手作りする人の投稿を見て、欲しいものを自分で安く手作りできたらいいなと刺激を受けました。最初は、他の人が作ったものを見てかわいいと思ったら、同じアイテムを買って同じように作ることからスタート。徐々に、これとこれを使ったら何かできそうかなと考えるようになりました。今は、欲しいものがあってもそのまま買うんじゃなくて、まずは自分で作れないか考えます。
DIY初期の頃の作品。部屋を飾る小さな雑貨を作ることが多かったそう。
小学校の頃から図工は好きだったし、物を作ることは得意だったんです。仕事も、今はSEですが、以前は保育士や幼稚園の先生をしていて、園内の飾りなど手作りしていましたね。でもそのときは、限られた時間の中で毎月のようにいろいろ用意しなくてはいけないから、本を見ながらそのまま作るので精いっぱい。今のように、自分でアイデアを出して物を作るようになるとは思っていなかったですね。
100均アイテムなら、気軽にチャレンジできる
飾り物なんかは急に思いついて作ることが多いのですが、置く場所にも限りがあるので(笑)、最近はなるべく必要なもの、普段使えるものを作ることが多いですね。暮らしニスタやインスタでは、みんなが簡単に作れるものを紹介したいなって思っているんです。100均なら安く買えるし、もし失敗しても100円だから、負担にならずに始められますよね。私も実際、作ってみたらちょっとイメージと違うなってときもあるんですけど(笑)、100均ならまあ仕方ないかなと思えるので。
週に1~2回、仕事帰りにセリアやダイソーに寄って、インスタなどで見かけた新しい商品をチェックします。なるべく、目的なくぶらっとは行かないようにしているんです。買いすぎちゃうので(笑)。
帰宅してから娘が帰ってくるまでの時間と、お風呂を済ませてから寝るまでの時間が、私のDIYタイム。例えば色塗りの作業をする場合、乾かす時間も必要なので、一気にできないんですね。だから少しずつ空いた時間を使って作ることが多いです。
DIY はリビングの床の上か、テーブルの上で行っています。
DIYを始めて10年近くなりますが、好みも変わってきました。最初の頃は、雑貨屋さんやカフェ風にしたくて、それから男前インテリアにもはまって。でも最近は、西海岸風がお気に入り。ガラッと変えるのは難しいので、キッチンはカフェ風、部屋の半分は雑貨系で半分は西海岸風です(笑)。
上2つはDIYをはじめた初期の頃の作品。ナチュラルなカフェ風です。
玄関まわりは、最近好きな西海岸風でまとめているそうです。
娘は好みが違うんですよ。私は男前インテリアにはまっていたけれど、娘はパステルトーンの「ゆめかわいい」系が好み。以前は娘の部屋も私の好みで飾っていたんですが、徐々に取り外されていきました(笑)。今は娘に任せていますね。でもときどき、「コンタクトをしまう場所が欲しいな」とかリクエストがあるので、「それならこんなものはどう?」「あ!いいね!!」という感じで、作ることはあります。そのときは、娘の好みに合うように、白や淡いピンクを使います(笑)。
娘のお弁当作りと来年の引っ越しが楽しみ
今、DIY以外ではまっているのが、娘のお弁当作りです。高校生になってお弁当が必要になったとき、インスタでお弁当専用のアカウントを作って、記録用に投稿するようになりました。最初の頃は、普通に、赤・黄色・緑が入っていればおいしそうに見えるかな、というくらいだったんですが、他の方のお弁当を見ていたら「こんなこともできるんだ!」というのがわかって、キャラ弁やデコ弁も作るように。おにぎりに顔を付けたりとか。そのときは娘も「かわいい!」って喜んでくれましたね。今はもう慣れてしまって、それほど感動はないようですが(笑)。でも疲れているときは、普通のお弁当です。仕事と家事に、雑貨作りもお弁当作りも、全部をがんばるのはやっぱり難しいですから。
あと、楽しみにしているのがお引っ越し。娘が高3なので、大学生になったら一緒に新しい部屋に引っ越そうと話しているんです。それもあって今は、部屋をシンプルにしたい、物を減らしたいという思考になっていますね。下駄箱や洗濯機回り、キッチンなど改善したいところはあるんですが、引っ越しを考えて、我慢しています(笑)。新しい部屋に引っ越したら、今度は、壁や床のDIYにもチャレンジしたいです!
欲しかった人、知らなかった人に伝わるのが嬉しい
キッチンの様子。DIYで使いやすく、そしておしゃれにカスタマイズ!
DIYを始めてSNSに投稿するようになってよかったのは、人との出会い。フェイスブックを通じて知り合った人たちとは、実際に会って遊んだりお互いに作ったものを交換したりしていましたし、最近はインスタでもやりとりが続いています。
あとはやっぱり、自分が作ったものについて、「こういうのが欲しかった」というコメントをいただくと、投稿してよかったなと思います。これが必要なのは私だけじゃなかったんだと思える。作る醍醐味ですよね。新しく見つけた商品を紹介したときも、反応があると嬉しいです。知らなかった人に伝えられたならよかったなと。
記事を投稿するときは、「これで伝わるのかな?」と不安になることも多いんです。わかりやすいように文章を考えて、読み直して、間違いや変換ミスを直して……と確認を繰り返して投稿するんですが、コメントがないと「あれ、大丈夫かな?」と(笑)。質問がないのは伝わっているということなのかなとも思いつつ、コメントをいただけるのは嬉しいので(笑)、どうぞ気軽に声をかけてください。
最近は、スマホで写真を撮るのも楽しくなってきました。真上からと斜めからでどちらがおいしそうか、自然光できれいに撮るには時間帯や場所をどうすればいいか、いろいろ試行錯誤しています。写真はやっぱり昼間のほうがきれいに撮れるので、部屋の中や雑貨を撮影するときは、休日に撮影するようにしています。
取材・文/大島佳子
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