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姫ニスタ

今月の注目姫ニスタさんインタビュー!

Vol.【44】【戎谷洋子(Yoko.E)さん】

愛媛県在住。アパレルの販売を約20年経験、結婚を機に退職したのち、整理収納の道へ。現在、整理収納アドバイザー準1級、整理収納教育士、片付け遊び指導士の資格をもち、個人宅でのアドバイスやワークショップ等で経験を重ねている。暮らしニスタでは、前職の経験を生かしたクローゼット収納のアイデアが好評で、2019年の暮らしニスタ大賞で審査員特別賞香菜子賞を受賞。

ホコリをためたくなーい!我が家で実践するたった1つの工夫

バッグの中のカギを探さなくなる方法

“片付けたあとにどう暮らしたいか”を見つけるお手伝いがしたい

人の助けになることをしたい――そこで出会ったのが整理収納

今回、暮らしニスタ大賞2019で審査員特別賞をいただきました。
暮らしニスタに投稿を始めたのが2018年の11月。
正直言って、1年後にこんな賞をいただけるなんて想像もしていませんでした。

私はもともと20年くらいアパレル販売をやっていました。
入社3年目くらいから店長をやらせてもらって、ずっと仕事中心・お客様中心で生きてきたんです。
41歳のとき、結婚を機に退職することにしたんですが、そのとき、お洋服の販売は自分の中ではもうやり切った感がありました。

夫とはたくさん話し合って子どもは授からないことにしたんですが、本能的に、何かを残したい、何かの役に立ちたいっていう気持ちがありました。
その頃に出会ったのが整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんです。

結婚後初めて暮らした土地で、瀧本さんがセミナーを開催するというのを知りました。
「これ!! 行きたい!!!!」って夫に言ってみたところ、「そんなに興奮するくらいなら行きなさい」って(笑)。
それが2017年の9月です。

セミナーに参加したときに、瀧本さんから、(私の)整理収納に関しての熱量がすごいので整理収納アドバイザー2級を受けてみたらどうですか?と言っていただきました。
当時の私はその資格を聞いたことがなかったのですが、夫に話したら、夫は資格について知っていたし「僕は向いていると思ってた」って。


瀧本さんが講師を務められた「片付け遊び指導士」認定講座後に、受講生全員と撮った写真。「この講座を受講しなかったら、今の私には繋がってなかったんだろうなと思います」

私は結婚するまで実家に住んでいたので、結婚して初めて、家全部を自分の思い通りにさせてもらったんですよ。
それで楽しくなっちゃって、おうちのことをするのが大好きになったんです。
夫はそんな私を見ていたので、向いていると思ったみたいです。
すぐに講座の日程を調べて、受験することになり、2級を取得しました。

でも当時夫からは「2級を受けるんだったら、1級まで受けなさい」と言われたのです。
「あなたは人の役に立った方がいい」と。
整理収納アドバイザー1級を取ると、プロとして有償で整理収納の仕事をすることができるようになります。
現在は、1級を受験し、最終結果を待っているところです。

大事にしているのは、たくさんヒアリングをすること


キッチンはかなり物を減らしたこともあり、スッキリできてお気に入りです。

1級を受けるにあたって、プロとしてやっていくかどうかを考えることになりました。
最初はちょっとピンときていなかったんですが、1級の1次試験に合格してから急に現実味が出てきて。
というのも、2次試験を受けるには、誰かのおうちに行って片付けをしないといけないんです。
そこでやっと、これ、仕事になっちゃうかも…って(笑)。

2次試験のために、実際にいくつかのお宅に伺って整理収納のアドバイスを経験しました。片づけに悩んでいる方が自分の家に人を迎え入れるのはすごく勇気がいることだと思うんです。それでも依頼してくださる…。その勇気に応えられる結果を出したい、依頼して良かったと思ってもらえるようにしたい、そう考えました。

だから、アドバイスをするときは、最初にたくさんお話を聞きます。
片付けることそのものだけでなく、どうして片付けたいのか、きれいになったらそこでどんな生活がしたいかが大事だと思っているんです。
インスタに乗っているようなきれいなお部屋じゃなくてもきっといいんじゃないかと。
その人の、片付けた向こう側に何があるのかを細かくヒアリングして、その答えを見つけるお手伝いをしたいです。
そういう部分では、以前のアパレル販売のお仕事と同じだなと感じています。


リビングとは全く違うテイストの寝室は、シャビーシック&アンティークがテーマ。

整理収納をされている方みなさん共通していると思いますが、「やってよかった」と言ってくださったり、他の方に「やったほうがいいよ」と熱く語ってくださったり、クライアントさんが生活が変わったことを実感してくれていると、やってよかったと思いますね。
あとは、整理収納ってある種のパズルみたいなところがあるので、パチッとうまくいったときの爽快感も好きです。

整理収納を学んでわかった母の収納術

うちの実家は相当物が多いんです。
母親は、物を買うけれど捨てられない人で。でも、乱れているのを見たことがなかった。
整理収納を学んでみてわかったんですが、実は、母は収納が上手な人だったんです。

あるべきところにちゃんと収めてあって、物のありかがわからないときに聞くと「何段目の引き出しの何々の中に何色がある」と全部言える。
整理収納アドバイザーの資料を両親が見たとき、二人そろって「これはお母さんがやっていることと一緒だね」と言っていました。


リビングはまだ未完成なのだそう。「もっとモノを減らしてから、どうするか決めようと思ってます。主人とルイくんと3人で長く過ごすので、安全でくつろげる空間になるように心がげています」

暮らしている当時は全然意識はしていなかったんですが、それを体感しながら私も生きてきたんだと思います。
でも、理論を教えられたことはなかった。
父からは、「まさかお前がそっちに行くとは思っていなかった。お母さんの娘なんだね」って言われました。

夫はよき理解者でありプロデューサーです(笑)

今は、私にとっては、夫が理解者です。
私、夫に何でも話すんです。
夫は、名前のイニシャルがKなんですが、私は夫のことを「プロデューサーK」って呼んでまして(笑)、
整理収納アドバイザーを受けるときもそうしたが、めっちゃプロデュースしてくれるんです。


披露宴のワンシーン。こだわったのはホスピタリティです。
「この日、この時にしか同じ空間にいられない、お互いが大切にしている方だけが集まる貴重な時間。私たちよりもゲストが主役になるように心がけました」

暮らしニスタのことも、「大事にしなさい」って言われています(笑)。
ブログやインスタと違って、そのまま世に出るのではなく編集部で見てくださるじゃないですか。
そのシステムが素晴らしいと。
ものを教えるのもすごく上手で、例えばパソコンで資料を作るときとか、私は全然できないんですけど根気よく教えてくれる。
え??なんでイラつかんの?この私に…っていうくらい。

夫とは40歳の時に、ソムリエのかたが主催するワインパーティで出会いました。
最初に座った席で目の前に座ったのが夫だったんですよ。
30代までは結婚についていろいろと思うこともあったんですが、40歳を過ぎてからは、一人で生きていくという選択肢も出てきて、それまでのこだわりが全部なくなった。
そんなときにたまたま出会ったんですが、初対面なのに、仕事に対するスタンスや哲学についてすごく話が合ったんですよ。
私今までそんなに合う人に出会ったことがなくて。

あのとき会っていなければ、結婚していなければ、瀧本さんにも出会えず、整理収納もやっていない。
突然神様がくれた、みたいな気持ちです。
(編集スタッフからの「いい人を見つけましたね」の言葉に)それはほんと、否定しません(笑)


愛犬、ルイくんは、究極の癒しこの写真は、ペットのフリーペーパーの撮影に参加したときのオフショット。

今は、夫と、トイプードルのルイくんと暮らしています。
今5歳です。溺愛ですね(笑)。
その前はセキセイインコを飼っていたのですが、肝臓の病気を抱えていて、ずっと闘病したまま、5歳で亡くなりました。
その間いろいろと病気について調べたんですが、闘病しきって亡くなったあと、もっとちゃんと動物のことを知りたいと思って、小動物看護士の資格を取りました。
ルイくんはちょうどその勉強を始めた頃にお迎えしました。

私だから伝えられることを見つけていきたい

暮らしニスタは、見てくださっている方がいることがリアルタイムでわかるのが嬉しいです。
朝早くから見てくれている!とか、夜なら疲れているのにわざわざ読んでくれているのかなとか、画面の向こうに、本当に人がいるように感じられるんですよね。

でも、暮らしニスタの中で私が何を求められているのかは、まだつかみ切れていないんです。
読んでくださっている方に応えることができているんだろうか、と思いながら書いています。

ただ、20年やってきたアパレルに関すること、例えばクローゼットに関することでお役に立てるのが、一番いいのかなと。
面白そうだからやってみようかなとか、何か心に残ってくれる記事が書けたらと思っています。

これまで記事に書いた、「順番に着ていく」「色で並べる」といった方法は、自分の中で経験を生かして作ったメソッド。
でも正直言うと、実際にアパレルで働いているときは、自分の服はコントロールできなくなっていました。
多すぎて。数えてはいないですが、1,000着くらいは持っていたんじゃないかな……。
あふれてましたね。


自宅のウォ―クインクローゼットの様子。扉がないので、特に目に入る部分は、ごちゃついて見えないように白色メインの洋服をかためててハンガーにかけ、色の氾濫を抑えています。

当時はアパレルの収納方法を自分のクローゼットに生かすということを考えていなかったんですよ。
仕事を辞めてから、「あれ、なんで私、家の収納をお店と一緒にせんかったんかな」って、はっと思って。
それから減らして、今はまんべんなく着られるくらいの量になりました。

いつか、セミナーなどで困っている人に直接伝えられるようになりたいですね。
あとは、整理収納アドバイザー2級の講座を開催できる認定講師の資格を取りたい。
相当難しいらしいんですけどね。
うちのプロデューサーKからも、「講師の資格は取れ」って言われていて(笑)。
アパレルで店長を務めた間、スタッフを教育するためにいかに伝えるかということを試行錯誤してきました。
だからこそ自分でも向いていると思っているし、やってみたい。人を育てるのが好きなんでしょうね。
だから、がんばります。

取材・文/大島佳子

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