鮭の切り身の美味しい焼き方を極める！鮭を使ったアレンジレシピも紹介

やわらかくて旨味が強い「鮭」は子どもから大人までみんな大好き！生の鮭にお塩をパパッと振って焼いただけで美味しく食べられます。

今回は鮭の切り身をより美味しく焼く方法をとことん調査！

生鮭、塩鮭、さらに冷凍保存した鮭の切り身を上手に調理するための「ひと手間」もいろいろ登場しますので、この機会にぜひ覚えておきたいですね。後半には鮭のアレンジレシピもご紹介します♪

生鮭と塩鮭

鮭の切り身とひと口に言っても、大別すると生鮭と塩鮭の2種類があります。

生鮭

鮭の旬である9～11月になるとスーパーなどの店頭に多く出回ります。生なので、塩で味つけした塩焼きだけでなく、西京焼き、ムニエル、フライ、シニューやグラタンの具など、和食でも洋食でもどんな料理にも使えるので、重宝します。

塩鮭

日本の伝統的な保存食である塩鮭。朝食の定番おかずとして思い浮かべる人も多いと思います。
塩加減によって甘塩、中辛、辛口などがありますが、近年は塩分ひかえで食べやすい甘塩が主流になっています。その一方で、昔ながらの塩気が強い「塩引き鮭」にも根強いファンがいて、お茶漬けにすると絶品なのだとか。

フライパンを使った鮭の切り身の焼き方

まずはフライパンを使った鮭の切り身の焼き方を見ていきましょう。

魚焼きグリルのないキッチンや、手軽に鮭を焼きたいときにはフライパンでの調理がおすすめ。グリルを洗う必要もなく、少量の鮭の切り身を焼くときに向いています。魚を焼くのが面倒な人でもやる気になるのではないでしょうか。

魚焼き用シートがおすすめ！

フライパンで直に焼いてもいいですが、ぜひ使いたいのが「魚焼き用シート」。フライパンが汚れないのでおすすめです。クッキングシートでも代用できます。

今回は魚焼き用シートを使った焼き方をご紹介します。

焼き方

下準備．生の鮭の場合は焼く10～15分前に塩を振る

鮭の切り身の両面に塩を軽く振ります。切り身にほどよく塩味がしみるだけでなく、臭みの原因となる余分な水分が出るので美味しく焼き上がります。水分はキッチンペーパーなどで拭き取ります。

1． フライパンに魚焼き用シートをしき、切り身を乗せる

フライパンの大きさに合わせてカットした魚焼き用シートをしき、その上に鮭を乗せます。このとき、まだ火はつけないこと。

2． 中火で片面を2分ほど焼く

フライパンを中火にかけ、2分間ほど焼きます。

3． 酒をまわし入れたら弱火にして蓋をする

フライパンに小さじ1程度の酒をまわし入れたら弱火にして蓋をします。蒸し焼きにすると酒の効果で身がふっくら焼き上がり、風味も増すのでぜひやってほしい「ひと手間」です。

4． 鮭の表面が白くなってきたら蓋を取って強火に

3分ほどたって鮭の表面が白くなってきたら、蓋を取って強火にします。このとき余分な水分を一気に飛ばします。

5．裏返して中火で2分ほど焼いてできあがり

焼き色がついたら裏返して中火に。もう片面をおよそ2分間焼きます。
※焼き時間は目安なので切り身の大きさによって調整してください。

魚焼きグリルを使った鮭の切り身の焼き方

次は、魚焼きグリルを使って鮭の切り身を焼く方法です。

上手に焼くコツは、事前にグリルをしっかり予熱しておくこと。こうすることで鮭の身が網にくっつかず、焼き目もきれいにつきます。

下準備．塩鮭の場合は身に小さじ1の酒をふりかけなじませる

酒をふりかけるとふんわり焼き上がり、鮭の風味も旨味も増すので、この「ひと手間」はおすすめです。

1．魚焼きグリルを予熱しておく

予熱の時間はグリルの機能にもよりますが、5分程度で。

2．両面焼きの場合は中火で7分前後焼く

鮭の大きさにもよるので、様子を見ながら焼いてください。
片面焼きの場合は、盛り付ける面を先に3～4分焼き色を付け、切り身を返してから4～5分程度焼きます。

冷凍された鮭の焼き方

次は、冷凍された鮭の美味しい焼き方を解説します。

冷凍で売っている鮭の切り身だけでなく、食べきれなかった切り身をラップに包んで冷凍保存しておくことも多いと思うので覚えておくと便利です。

冷凍された鮭の解凍方法

冷凍のまま焼いてしまうと、表面だけ焦げて中まで焼けなかったりと失敗の原因になるため、解凍してから焼くのが理想的です。

それでは解凍の方法について見ていきましょう。

1． 冷蔵庫内で解凍

冷蔵庫に入れて解凍します。時間の目安はおよそ5～6時間。指で身を押してへこめば解凍完了です。

2． 常温で自然解凍

室内に出して自然に解凍させる方法です。このとき、ラップに包まれた状態で冷暗所に置くのが鉄則。包装を解いてしまうと解凍にムラが出やすくなります。

3． 電子レンジで解凍

電子レンジの解凍機能を使った短時間で解凍します。時間の目安は100gでおよそ30～40秒ですが、最初は短めの時間で設定し、状態を見ながら解凍するのがおすすめ。電子レンジのクセを把握して解凍していくと、切り身に熱が入ってしまうなどの失敗も避けられます。

冷蔵庫内での解凍、常温での解凍では、かなり時間がかかってしまうため、前もって準備しておく必要があります。すぐに調理したい場合は電子レンジでの解凍が現実的です。

焼く前のひと手間！解凍で出た水分はしっかり拭き取る

切り身から出た水分は臭みの原因になるので、キッチンペーパーなどでしっかり拭き取ります。ここで手を抜かないことが、冷凍の鮭を美味しく焼くコツです。

あとはフライパンかグリルで、前述した焼き方の手順に従って焼けばOKです。

レンジで鮭を加熱する方法

電子レンジでも、鮭を焼くことは可能です。
すぐに夕飯を作らなくてはならない、お弁当を作るのに朝から魚焼きグリルを使うのは避けたい。そんな人におすすめなのが、電子レンジ加熱を利用する方法です。

まずは、電子レンジ対応のクッキングシートを用意。シートを使って、鮭を包み焼きするように包んでいきます。

シートの上に鮭の切り身を置いたら、上下を重ねて両端をねじりましょう。その状態で電子レンジに入れて500Wで1～2分を目安に加熱。すると、ふっくら焼き上がった“焼き鮭風”のできあがりです。

レンジから取り出すときは熱いので注意が必要です。特に包みを開くときは、湯気でヤケドしないようにしてくださいね。

まとめ

鮭の焼き方について調理器具ごとにご紹介しました。急いでいるとき、または、こだわってじっくり調理したいときなど、状況に応じて焼き方を選ぶといいですね。

また、「ひと手間」をかけることで、臭みがなく、ふっくらとした焼き上がりになるのでぜひ試してみてください。

このあとは、鮭を使ったアイデアレシピが登場します。気になる料理があればレシピを詳しくチェックして、家族をアッと驚かせる美味しい鮭料理を作ってみましょう！

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