ウインナーをオーブントースターで上手に焼く方法！応用レシピもご紹介

朝食やお弁当のおかず、おつまみなど食卓で大活躍してくれるウインナー。冷蔵庫に常備してあるというご家庭も多いのではないでしょうか。

ウインナーやソーセージを調理するときにフライパンを使うかたが多いと思いますが、実はオーブントースターでも焼くことができます。

今回は、企業のレシピ開発やフードスタイリングを手掛ける料理のプロ・暮らしニスタのmidoriさんにウインナーをオーブントースターでおいしく焼く基本テクを教えてもらいました。

さらに応用編として、暮らしニスタさんたちのアレンジレシピもご紹介します♪

オーブントースターでウインナーを焼く方法

「ご家庭によっていろいろな調理方法があると思いますが、今回は、オーブントースターで、おいしく焼く方法をご紹介します。オーブントースターを使えば、火のそばにずっとついていなくてもいいし、洗い物も少なく、片付けもラクラク！時間のない朝におすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね」（midoriさん）

基本の焼き方は？焼き時間や温度をチェック！

【手順】

【1】オーブントースターの天板にアルミホイルを敷く

ウインナーは焼く間に脂が出ます。アルミホイルを敷いておけば天板を洗う手間が省けて後片付けもラクに。

【2】ウインナーを水にくぐらせる

ここがパリッと仕上げる最大のポイント！ウインナーが適度に水を吸うことで皮にハリが出て、ふっくらジューシーに焼き上がります。数本まとめて水にくぐらせてもOK。

【3】ウインナーを天板に並べる

ウインナーに切れ目を入れると、そこから肉汁やうま味が流出してしまいます。切れ目を入れずに焼くようにしましょう。

【4】オーブントースターで5分ほど焼く

今回使用したオーブントースターは1000W。この場合、焼き時間は5分ほど。何分焼くかは、お使いのオーブントースターによって調整してくださいね。

【5】焼きたてがこちら！

見るからに皮にハリがあって、プリッとしているのが分かります。この状態が焼き上がりの目安。1000Wのトースターの場合、5分程度の加熱で爆発することもなく、キレイに焼けました。

【6】盛り付けて完成

お皿に盛り付けて、お好みでマスタードやトマトケチャップを添えてどうぞ。時間が経つとハリのあった皮にだんだんシワがよってしまうので、熱いうちにお召し上がりください。

「焼きたてをひと口かじると『パリッ』とウインナーのCMのような音が！」とmidoriさん。

「娘も『本当にパリッていう音がしたね！』と大喜び（笑）。夫からも『おつまみにいいね！』と好評でした。肉汁もたっぷりで、いつものウインナーの味がぐんとアップしたのが分かりました」。

オーブントースターで冷凍ウインナーを焼く方法

ウインナーはもともと日持ちがする食品ですが、安売りの時にまとめ買いした場合などは冷凍保存することもありますよね。そんな冷凍ウインナーをオーブントースターで上手に焼く方法もご紹介します。

「おすすめなのは、冷凍したウインナーを食べる直前に冷蔵庫に移して解凍してから焼くこと（低温で解凍したほうが細菌の繁殖も防止でき、品質が保ちやすいから）」とmidoriさん。

凍ったまま丸ごとでオーブントースターで焼くと、焼きムラができやすく、焼き時間調整が難しいので、解凍してから焼くのが確実です。

とはいえ、忙しい朝などは解凍に時間をかけていられないことも。「そんな時は、あらかじめウインナーを薄切りにして冷凍しておくと便利ですよ」（midoriさん）

冷凍した薄切りのウインナーの焼き方は？

【手順】

【1】ウインナーを薄切りにして冷凍

ウインナーを薄切りにし、小分けにして保存袋に入れて冷凍します。食べたい時にすぐに使えて便利。

【2】アルミホイルを敷いた天板に並べる

オーブントースターの天板にアルミホイルを敷いて、凍ったままのウインナーを広げて並べます。

【3】オーブントースターで3～4分焼く

焼き時間は1000Wなら3～4分ほど。何分焼くかはご家庭のオーブントースターによって調整を。

【4】焼きたてがこちら！

しっとりとした焼き上がり。ウインナーを丸のまま焼いた時のようなパリッとした食感はありませんが、ジューシーさは残っています。

朝ごはんやお弁当にぴったり！

薄切りにして冷凍することで、凍ったままでも短時間で焼くことができますし、小さな子どもでも「パクッ」と食べやすいサイズ感も魅力です。オーブントースターでウインナーと一緒にパンを焼けば、朝ごはん作りも時短になります。

オーブントースターでウインナーの飾り切りもできる？

お弁当に入っていると嬉しい飾り切りのウインナー。これもオーブントースターで焼いて作れます。

「簡単にできて見た目もかわいい」とmidoriさんが教えてくれたのが、タコさんウインナーとお花ウインナーです。サラダのトッピングやお子さまのお弁当などにいかがでしょうか。

オーブントースターでタコさん＆お花ウインナーを焼く方法

【手順】

【1】タコさん用はウインナーを半分に切る

まずタコさんウインナーを作ります。ウインナーへ斜めに包丁を入れ、半分に切ります。

【2】タコさん形の切り込みを入れる

中央に縦2㎝ほどの切り込みを入れ、それと並行になるよう、左右3本ずつ均等に切り込みを入れます。残りも同様にします。

【3】お花ウインナーは3等分の輪切りに

次は、お花型のウインナー。こちらはウインナーを3等分の輪切りにします。

【4】花びら形の切り込みを入れる

輪切りにした断面に放射線状に3本切り込みを入れます。切り込みは5ミリほどの深さがおすすめです。

【5】オーブントースターで焼く

天板にアルミホイルを敷いて、タコさんウインナーとお花ウインナーを並べ、1000Wのオーブントースターで5分ほど焼きます。

【6】焼きたてがこちら！

タコさんは足が「くるん」となっているものもあって、かわいらしい仕上がりに。お花も切り込みがきれいに開いています。

デコレーションしても！

そのままでも良いのですが、タコさんウインナーには黒ゴマで目を、丸くくり抜いたチーズで口を、トマトケチャップでほっぺたを書いてデコレーションすると可愛さアップ。

お花ウインナーは切り込みの中心にコーンやグリンピースなどを詰め込むと、より華やかに。

どちらも焼き上がりはプリッとしています。冷めるとシワが寄るので、気になる方は皮なしウインナーを使うのがおすすめです。

「プリッと焼きあがったジューシーなウインナーはそれだけでもごちそうですよね」とmidoriさん。「ウインナーを冷凍したり飾り切りにしたりすれば、忙しい毎日の朝食やお弁当作りにも役立ちます。ぜひ参考にしてみてくださいね」。

ここからは、暮らしニスタさんたちの、ウインナーをオーブントースターで焼いて作るアレンジレシピもご紹介します！

オーブントースターで作るウインナーと卵のレシピ

・目玉焼きと一緒に！ボリューム朝食

こちらはトースターで目玉焼きを作る方法。卵、冷凍野菜、ウインナーなどを一緒に入れて焼くだけで、ボリュームも栄養もアップした朝食メニューが完成！

1人分なら、トーストも隣で一緒に焼いちゃいましょう～。オーブントースターに入れて10分ほどで放っておくだけで焼きあがるので、時間に余裕がない朝にはうれしいですね。

・ウインナーと卵とチーズのココット

忙しい朝でも簡単にできる、チーズがとろ～り、ジューシーなウインナーがゴロゴロ入ったごちそう感のある一品はいかが？

薄切りソーセージや野菜などを混ぜて、チーズをのせてトースターで焼くだけの簡単レシピです。ココット皿をアルミホイルのケースに替えて作ればお弁当の一品にも。

・スキレットでウインナー入りスパニッシュオムレツ

ウインナーはもちろん、玉ねぎなど野菜を具沢山に散りばめて、子どもが喜ぶ夕食の一品を作りましょう。

スキレットで作るので、ひっくり返す手間もなく、オーブントースターで焼いてそのまま食卓に出せますよ。チーズと卵のうま味濃厚な一品だから、お酒のおつまみとしても◎。

オーブントースターで作るウインナーとパンのレシピ

・パンの耳までおいしく！簡単くるくる巻きトースト

ホットケーキミックスなどで衣を作ることが多いミニホットドッグを、手軽にパンを使って、オーブントースターで作れるのがこちらのレシピ。

余りがちなパンの耳がカリカリおいしいホットドッグの衣に変身します。ウインナーのうま味が濃厚だから、味付けはマヨネーズ、ケチャップだけでも十分。かわいくラッピングをすれば、ランチにも持っていけそうです♪

オーブントースターで作るウインナーのおつまみ

・無限に食べたくなる！？ソーセージ肉詰めピーマンカップ

定番料理のピーマン肉詰め。ひき肉のタネをソーセージ＆ミートソースで代用すれば、味付け不要で作れます。あとはチーズをのせてトースターで焼くだけ。おかずとしてはもちろん、おつまみにもなりますよ。

焼く間は動かさないので、「フライパンの中で肉詰めがピーマンからぽろっと外れる」問題が解決できるのも魅力的。

ウインナーのオーブントースター調理は、朝食やお弁当作りに大活躍！

いかがでしたか？ midoriさん直伝の基本テクも、アレンジレシピもどれも簡単ですぐにトライしてみたくなるものばかりですよね。

オーブントースターなら、焼いている間は手が離せて、洗い物も少なくて済むので、家事の時短にも役立ちそうです。

さっそく試してみてくださいね！

まとめ／北浦芙三子
レシピアイデア／暮らしニスタのみなさん