和食の定番の塩鮭や明太子、鍋物に欠かせない真だら、副菜やお弁当に大活躍のちくわやカニカマなどで親しまれている練り物の原料のスケソウダラなど、私たちがいつもおいしく食べている多くのシーフードが、実はアラスカ産だってご存知ですか。
「アラスカ産シーフード」は良質なたんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルなど免疫力を高める栄養の宝庫!新型コロナウイルスの感染拡大が心配される今、積極的に摂りたい食材です。
でも、魚料理だと焼くか煮るぐらいしかできないかも……。そんな人のために!手軽に作れるカンタン和食から、スパイシーなエスニック料理まで4つのレシピをご紹介します。さらに、免疫力アップをはじめとする様々な健康効果について栄養士が解説。一緒に学んで、料理にも栄養にも詳しくなっちゃいましょう♪
100%天然!アラスカ産シーフード
“アメリカ最後のフロンティア”とよばれるアラスカ州。広大な森林から養分豊富な水が海に流れ、澄んだ空気と冷涼な海流が加わって世界最大級の豊かな漁場を育んでいます。
アラスカ州では魚の養殖が法律で禁止されています。だからアラスカ産の魚は100%天然!雄大な自然の中で育ったアラスカ産のシーフードは、引き締まった身質と臭みのない脂質、風味の高い味わいが世界的に評価されています。
また、最近よく耳にするようになった「サステイナブル」という言葉。「持続可能な」という意味ですが、身近な言葉にすると「地球や自然環境にやさしい」ということ。アラスカ州では長きにわたり、大自然の恵みを絶やさないように水産資源の持続的な活用に取り組んでいます。私たちが「アラスカ産シーフード」を食べることは、地球環境の保護につながっていると言えるのです。
栄養士の解説つき!アラスカ産シーフードを使った絶品レシピ
さあ、魚料理のレパートリーを増やすチャンスです!解説は、栄養士であり、暮らしニスタさんとしても活躍中の栄養士まみさんが務めてくれました。
1.おうちパーティにぴったり♪「洋風親子ちらし寿司」
【材料(4人分)】
アラスカ産塩紅鮭(焼いたもの) 2切れ
アラスカ産塩いくら 100g
卵 1個
アボカド 1個
ナチュラルチーズ 50g
きゅうり 1/2本
フレッシュディル 少々
白ごま 少々
サラダ油 小さじ2
<寿司飯>
米 2合
酢 大さじ4
砂糖 大さじ3
塩 小さじ2/3
<A>
オリーブオイル 大さじ1/2
わさび 少々
醤油 大さじ1
【作り方】
1.米は研いでざるに上げて水気を切り、30分浸水後に炊く。
2.酢、砂糖、塩を合わせて混ぜておく。
3.炊けたご飯は寿司桶か大きなボウルに移し、熱いうちに2を回しかけ、うちわであおぎながらしゃもじで切るように混ぜる。
4.具材を用意する。アラスカ産塩紅鮭は食べやすい大きさにほぐす。アボカド、チーズは2cm角に切り、きゅうりは薄く輪切りにして塩もみし水分を絞る。卵は塩少々(分量外)を加え、サラダ油をひいたフライパンで炒り卵にする。ディルは食べやすい大きさにちぎる。
5.器に寿司飯を盛り、いくらと4の具材をバランスよく乗せる。Aを混ぜ合わせ、お好みでかける。
(レシピ考案:料理家 黄川田としえさん)
「鮭といくら、親子で健康や美容に役立つオメガ3が豊富!」
「天然の鮭といくらに多く含まれるのが、オメガ3脂肪酸。アレルギー疾患や高血圧、がんなどを予防すると言われ、脳の活性化、美容効果など幅広い健康効果が期待されるパワフルな栄養素です。
鮭やいくらの赤い色素・アスタキサンチンには身体を守る抗酸化作用があると言われています。さらに、いくらに含まれるビタミンAにも免疫力を高め、ウイルスなどの感染症を予防する効果が期待できて、いいこと尽くし。
お料理としても、ちらし寿司は見た目が華やかなので誕生日や節句などの行事によく作りますが、具材を乗せるだけなので子どもと一緒に作るのもおすすめですよ」(栄養士まみさん)
2.カラダもあったまる♡「豆腐ときのこのアラスカ産明太煮」
【材料(2~3人分)】
アラスカ産明太子 1本(50g)
絹豆腐 200g
しいたけ 2個(30g)
カイワレ 30g
<A>
水 200cc
みりん 小さじ2
醤油 小さじ1
塩 少々
<B>
片栗粉 大さじ1/2
水 大さじ1
【作り方】
1.しいたけは石づきを除き、かさと軸を5mm幅に切る。カイワレは根元を落とす。
2.明太子は縦に切り目を入れて薄皮を取り除く。
3.鍋にAとしいたけを入れる。豆腐は一口大にスプーンですくって鍋に入れ、中火にかける。
4.煮立ってきたら弱火にして2分ほど煮る。
5.一度火を止め、混ぜたBを加えてやさしく混ぜる。
6.再度火にかけ、とろみがついたら2の明太子を均等にばらしながら入れ、カイワレも加えてさっと煮る。
「汁ごと食べて明太子の栄養をまるごと摂取しましょう」
「明太子に含まれる亜鉛は免疫細胞を活性化し、疲労回復や風邪予防に効果的です。亜鉛は水に溶けやすい性質があるのですが、汁ごと食べられるこのメニューなら、身体を温め、栄養を余すことなく摂取できるのも高ポイントです。
ほかにも、セレンの抗酸化作用、オメガ3脂肪酸によって血流を良くし、血液中の余分なコレステロールを排泄する働きがあるので代謝アップにも役立ちます。豆腐やきのこなど材料費が安く抑えられてお財布にやさしいのもうれしいですね」(栄養士まみさん)
3.ふっくらジューシー!「アラスカ産ホッケと夏野菜のしょうが蒸し」
【材料(2人分)】
アラスカ産ホッケ 1尾
ズッキーニ 1/2本
パプリカ(赤、黄) 各1/4個
ナス 1本
いんげん 4本
しょうが 20g
<A>
塩麹 大さじ2
オイスターソース 大さじ2
料理酒 大さじ2
ごま油 大さじ2
【作り方】
1.ホッケ、野菜は食べやすい大きさに切る。
2.耐熱ボウルに1、千切りにしたしょうがとAを入れて全体を混ぜ合わせる。
3.ラップをして、600wの電子レンジで5分加熱する。
4.皿に盛り付けて完成。
(レシピ考案:料理家 KEITAさん)
「骨粗しょう症予防やエイジング効果があるホッケは女性注目の食材です」
「ホッケは青魚と同じぐらいオメガ3脂肪酸を含んでいます。血管の健康維持や血液の流れを良くしてくれるので、免疫力アップや中性脂肪を減らす働きをしてくれます。
また、ホッケはカルシウムが意外なほど豊富。しかもカルシウムの吸収率を高めるビタミンDも含んでいるので骨粗しょう症予防やアンチエイジング効果も期待できます。
焼き魚のイメージが強いですが、塩麴の働きでホッケがふっくらジューシーになって新鮮な味わい。時短調理でも満足感あるおかずに仕上がりますよ」(栄養士まみさん)
4.魚まるごとでインパクトも!「アラスカ産赤魚のスパイスカレー」
【材料(1人分)】
アラスカ産赤魚 半身
スパイス:
クミンシード、カイエンペッパー、ターメリック、コリアンダー、ガラムマサラ、パプリカパウダー 各小さじ1
(※カレー粉大さじ2で代用OK)
しょうが(すりおろし) 小さじ1
ニンニク(すりおろし) 小さじ1
塩・コショウ 少々
サラダ油 大さじ1
ココナッツミルク 150cc
パプリカ(赤、黄) 各1/4個
バジルの葉 2~3枚
【作り方】
1.耐熱ボウルにスパイス類、しょうが・ニンニクのすりおろし、塩、コショウ、サラダ油を入れてよく混ぜ合わせてラップをし、600wの電子レンジで1分加熱する。
2.耐熱皿に、1のスパイス、ココナッツミルク、食べやすい大きさに切ったパプリカを入れ、上に赤魚を乗せてラップをし、600wの電子レンジで5分加熱する。
3.皿に盛り付けてバジルの葉を添えて完成。
(レシピ考案:料理家 KEITAさん)
「赤魚とココナッツミルクの組み合わせで免疫力アップの相乗効果」
「赤魚は活性酸素から身体を守ってくれるセレンが豊富。美容作用のあるビタミンEを含むココナッツミルクはセレンと一緒に摂ることで相乗効果が得られ、免疫力アップをはじめ、老化防止や生活習慣病の予防に役立ちます。
主婦目線ではすべて電子レンジで時短調理でき、油のついた鍋を洗わずにすむので後片付けが楽なのもうれしいところ。おひとり様ランチや今すぐカレーが食べたいときにも重宝しそうですね」(栄養士まみさん)
アラスカシーフードマーケティング協会のウェブサイトでも、アラスカ産シーフードを使ったレシピをたくさんご紹介していますよ!
今日からさっそく「アラスカ産シーフード」でおうちごはん!
栄養豊富な「アラスカ産シーフード」を食べることで、ウイルスや病気に負けない身体になることがわかりました。今回ご紹介したレシピをさっそく作って、家族みんなで免疫力を高めていきましょう!
▶アラスカシーフードマーケティング協会公式サイト
▶公式Instagram
提供/アラスカシーフードマーケティング協会
文/暮らしニスタ編集部 近藤
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