5月5日は「数の子の日」ってご存知ですか?
子孫繁栄の象徴とされている「数の子」と「こどもの日」にちなんで制定されました。
数の子といえばお正月に食べるイメージですが、おせち料理以外にも和洋問わずいろいろな調理法があるうえに、カラダにも良いんです。
料理上手の暮らしニスタさんが、ふだんの食事にぴったりのアラスカ産数の子を使った絶品レシピを紹介します♪
100%天然!カラダにもいい「アラスカ産数の子」
突然ですが、質問です!
「数の子は何の魚の卵でしょうか?」
大人なら知らないとハズかしいかも(笑)。子どもたちは答えられるかな?
答えは「ニシン」です。
実は、日本で親しまれている数の子の多くが、アラスカで漁獲したニシンの卵を加工したものなんですよ。
アラスカ産ニシンは100%天然。
獲り過ぎなどの問題がおきないよう、厳しく管理された条件で漁獲されていて、いま企業や自治体などで世界的に取り組みがはじまっているサステイナブル(持続可能)な食材のひとつです。
数の子と聞くと、おせち料理に入っている“縁起物”をイメージする人は多いと思います。ポリポリとした食感の楽しさが先に立ちますが、栄養面でもとても優秀だって知っていますか。
魚卵の中でもプリン体の含有量がきわめて低く、高脂血症や動脈硬化の予防効果のあるEPA、DHAが豊富です。
「年末以外は買えないのでは?」というのも勘違い。意外と見逃しがちですが、多くのスーパーの水産加工品コーナーでつねに数の子を取り扱っています。
すぐ食べられる味付け数の子や、塩抜きが不要で、和洋中様々な料理に相性抜群の「お刺身タイプ」など、スーパーやネット通販で一年を通して販売されていて、実は身近なシーフードなんです。
子どもも大喜び♪アラスカ産数の子を使ったデイリーレシピ3品!
いよいよレシピ大公開!3人の暮らしニスタさんがそれぞれの得意分野をフルに活かして、「こんな食べ方あったんだ!」というアラスカ産数の子のアレンジ料理を紹介します。
①おかずにもおつまみにも!アラスカ産数の子と蒸し鶏のオクラ梅和え
1人目は、2人の男の子のママで、キッズ食育マスタートレーナーの増田陽子さん。子ども向け食育スクールや大人向けの食育講座の講師として活躍中です。
味付けはなんと、梅干し!
数の子のポリポリ食感と梅干しの酸味で食が進む “さっぱりおかず”に仕上げてくれました。鶏肉と隠し味のごま油でボリュームも十分です。
【材料/4人分】
アラスカ産数の子(お刺身タイプ):4本
鶏むね肉:1/2枚(150g)
オクラ:1袋(10本)
<A>
酒:小さじ1/2
砂糖:小さじ1/4
塩:ひとつまみ
みりん:大さじ1
梅干し:2個
醤油:小さじ2
ごま油:小さじ1
【作り方】
1.鶏むね肉にAをすり込み、ふんわりとラップをして600wの電子レンジで2分、裏返して再びラップをして1分30秒加熱する。そのまま5~10分放置して余熱を通す。
2.オクラは板ずりをして火が通るまでゆで、冷水に取り、3~4等分に斜め切りにする。1の鶏肉を手で食べやすい大きさにさく。
3.タレを作る。みりんを耐熱の器に入れ、ラップをせずに600wの電子レンジで1分加熱してアルコールを飛ばす。種を抜いてたたいた梅干し、醤油、ごま油を加えて混ぜる。
4.ボウルに蒸し鶏、オクラを入れ、3を加えて和える。数の子は手で食べやすい大きさにちぎり入れ、和える。
アラスカ産数の子の食感が子どもの噛む力を育む
「子どもと食べるおかずはつい柔らかいものばかりになってしまいがちですが、数の子はほどよく噛みごたえがあり、ポリポリ食感が楽しいのでしっかり噛んで味わって食べるようになります。子どもの顎も鍛えられますよ!」(増田さん)
▼レンチンで作る蒸し鶏のコツも紹介♪
増田陽子さんの詳しいレシピはこちら
②数の子×マヨネーズはテッパン!アラスカ産数の子とゆで卵のタルタル軍艦
2人目は、フードコーディネーターであり、飾り巻き寿司1級インストラクターの資格を持つ野島ゆきえさん。下は0歳児の3人の息子たちと日々格闘しながら、和食のおいしさ・楽しさを子どもたちに伝えています。
資格を活かして作ってくれたのが、海苔ときゅうりを使った「アラスカ産数の子とゆで卵のタルタル軍艦」。数の子のコリコリ食感とゆで卵のタルタルのまろやかさが、酢飯と合わないはずがありません!
【材料/8個分】
炊き立てのごはん:0.5合(約160g)
<すし酢>
酢:大さじ1
砂糖:小さじ1 1/2
塩:ふたつまみほど
アラスカ産数の子(お刺身タイプ):3本(30g)
ゆで卵:1個
マヨネーズ:大さじ1
わさび:適量
きゅうり:1本
海苔(全形):1枚
ピンクペッパー:適量
大葉:1枚
【作り方】
1.炊き立てのごはんにすし酢を加えてしっかりと混ぜる。水分をごはんが吸ったら、うちわであおいで粗熱を取る。すし飯がツヤっとすればOK。
粗熱を取ってから8等分し、1つずつラップで包み俵型にする。
2.海苔は3cm×15cmにカットして4枚準備する。
きゅうりは両端を切り落とし、ピーラーで縦にむいて8枚作る。ボウルに塩水を作り、5分ほどつけてから取り出し、水気をよくふく。
3.数の子は1cm角に切る。ゆで卵も同じくらいの大きさに切りボウルに入れ、マヨネーズ、わさびを加えて卵が崩れないようにやさしくスプーンで混ぜ合わせる。
4.きゅうり軍艦を作る。きゅうり2枚を重ねてマヨネーズ少量を全体にぬり、1のすし飯をのせてぐるっと巻き、すし飯の上を指で押して平らにする。3のタルタルを上にのせ、ピンクペッパーを散らす。
5.海苔軍艦を作る。すし飯を海苔でぐるっと巻き、指で押して平らにする。3のタルタルを上にのせ、刻んだ大葉をのせる。
軍艦巻きにすると子どもが食べやすい!
「数の子は食感がとてもアクセントになるので、普段のお料理に取り入れやすいですよね。軍艦巻きにすることで、小さい子どもも手を伸ばしやすくて食べやすいのでおすすめです。お子さんと一緒に、ちょっとしたハレの日にぜひ作ってみてくださいね」
▼初心者も安心!軍艦巻きのコツも詳しく紹介♪
野島ゆきえさんの詳しいレシピはこちら
③プチプチ食感のアラスカ産数の子トッピングで「ごちそうアーリオ・オーリオ」
3人目のkaoliさんは、古民家をリノベーションした自宅で料理教室やカフェイベントを開催している料理家。夫と息子とともに訪れた海外や国内で出合った郷土料理を再現するのがライフワークです。
本場イタリアで味わったパスタに、マリネしたアラスカ産数の子をたっぷりトッピングしたkaoli流「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」を紹介します。
【材料/2人分】
<A>
アラスカ産数の子(味付き・お刺身タイプどちらも可):4~5本
エクストラヴァージンオリーブオイル:大さじ2
おろしにんにく:小さじ1
スパゲッティ(イカ墨入り):180g程度※一般的なスパゲッティでもOK
ゆで湯に入れる塩:2リットルに20g
ニンニク(チューブでも可):2片
赤唐辛子:1〜2本
オリーブオイル:100cc
イタリアンパセリ:適量
【作り方】
1.数の子は切れ目に合わせて手で大きめにちぎる。Aをよく混ぜ、数の子を入れてマリネする。
2.フライパンにニンニクと赤唐辛子を入れ、オリーブオイルを加えて火を付け、香りが出るまで弱火で加熱する。香りが出たら火を止める。
3.鍋のお湯がわいたら塩を加え、スパゲッティをゆでる。表示時間のマイナス4〜5分になったら火を止める。
4.2のフライパンを再度火にかけ、3のスパゲッティをトングでうつす。しっかりかぶるくらいのゆで汁を加え、沸騰させる。水分を飛ばす過程でソースが乳化するのでそのまましばらく煮詰める。
5.ほどよい量のソースを残して火を止め、味見して足りないときは塩を加える。イタリアンパセリを加えてひと混ぜする。
6.お皿にスパゲッティを盛り、フライパンに残ったソース、にんにくものせる。最後にお好みの量の数の子をトッピングする。
※今回は数の子の黄色を際立たせるために特別に「イカ墨入り」の麺を使用しましたが、もちろん、普通のスパゲッティでもOKです。
アーリオ・オーリオには「数の子」が必須!!
「私を数の子好きに変えてくれた魔法のレシピです。数の子は多めにマリネしておけば、思い立ったときにすぐ食べられます。しばらく漬けておく場合には使う直前に食べる分だけもう一度オリーブオイルをまわしかけるのをお忘れなく。そのほうが、アーリオ・オーリオの風味によく合いますよ」(kaoliさん)
▼基本のアーリオ・オーリオのコツもチェック!
kaoliさんの詳しいレシピはこちら
いつでも冷蔵庫にストックしたい!「アラスカ産数の子」でおうちごはん♡
暮らしニスタさんたちの数の子レシピ、どれもおいしそうでしたね♪
特別な食材だと思いがちな数の子ですが、実は、和食はもちろん、洋風でもイタリアンでも!いろいろな味付けに合うので普段の食事にもってこいの身近なシーフードだということがわかりました。
おうちで過ごす時間が多いいま。5月5日の「数の子の日」をきっかけに「アラスカ産数の子」を使って、おうちごはんを作ってみませんか♪
提供/アラスカシーフードマーケティング協会
文/暮らしニスタ編集部
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