夏が旬のとうもろこし。たっぷりのお湯を沸かして茹でたいところですが、時間や手間の点で敬遠してしまう人もいるのではないでしょうか。そんな時は、電子レンジでチン!してしまいましょう。上手に加熱すれば、茹でたものと同じくらいジューシーなとうもろこしが楽しめるうえに、茹ですぎによる旨みの流出も防げます。ぜひ、トライしてみて♪
とうもろこしを電子レンジで調理する方法は?加熱時間は?
とうもろこしを手軽に調理したい!というときは、電子レンジの出番! レンジでの加熱は、水っぽくならず、味がギュッと凝縮されて美味しいのが特徴。とうもろこしはレンジ調理がおすすめ、というプロもいるほどです。
電子レンジでとうもろこしを加熱する方法は主に2つ。それぞれの手順を紹介します。
方法1 ラップに包んで加熱する
【手順】
1 皮をむいたとうもろこしを軽く水に通します。
2 水分が残っている状態で、塩ひとつまみを全体にまぶし、ラップで包みます。
3 耐熱皿に乗せて500Wで5分ほど、600Wの場合は3~4分加熱します。※目安なので、調整してください。
4 ラップをしたまま、粗熱が取れるまで常温でおいておきます。
加熱したばかりのとうもろこしは、高温になっているので、やけどをしないように注意しましょう。また、冷ましている間はラップをはずさないことがポイント。水分が逃げず、おいしく食べられます。
方法2 皮つきのまま加熱する
【手順】
1 皮が多い場合は、少し皮をとります(皮が多すぎると、加熱時間が長くなってしまうため)。
2 途中まで皮を剥き、とうもろこしの実に塩を薄くまぶしてから、皮を戻します。
3 皮ごと電子レンジで、500Wで5分ほど、600Wの場合は3~4分加熱します。※目安なので、調整してください。
4 皮がついたまま粗熱がとれるまでおいておきます。
皮をつけたまま加熱すると味がギュッと凝縮され、とてもおいしく仕上がります。最近ではSNSでも「カンタン」「おいしい」と話題! なお、皮をつけたまま調理する場合は、皮がラップ代わりになるのでラップは不要です。
この2つのほか、電子レンジで加熱する方法として
・皮をむいてから濡らしたキッチンペーパーで包み、さらにラップで包んで加熱
・皮をつけたまま、さらにラップで包んで加熱
などの方法もありますが、より手軽なのはご紹介した2つの方法。いずれにせよ、とうもろこしの水分が失われないように加熱するのがポイントと言えそうです。
色の鮮やかさや歯ごたえはやや茹でた場合に劣りますが、ジューシーさはむしろ電子レンジのほうが上という声も。なにより簡単にできるし、時短にもなるのがいいですよね。
お子さんのおやつやお弁当作りに、ぜひ活用してみてください。
とうもろこしが2本、3本のとき注意するポイントは?
先ほどご紹介した電子レンジでの加熱時間は、1本を調理する場合。
もし2本以上を調理する場合でも、1本ずつ電子レンジで加熱するのがベスト。なぜなら、複数本をまとめて加熱すると、ムラが出やすく、おいしく仕上がらないことがあるからです。
なので、3本以上だと、かえって鍋で茹でるよりも時間がかかってしまいます。たくさんのとうもろこしを茹でたい場合は、鍋やフライパンで茹でたほうが早いですね。
レンジでチンしたとうもろこしの保存方法
電子レンジで加熱したとうもろこしをすぐに食べない場合は、ラップでぴっちりと包んで冷蔵庫で保存します。3~4日はおいしく食べられます。
冷凍する場合はサランラップで1本ずつ包み、密封できる保存袋などに入れて冷凍しましょう。
1本ずつ冷凍するスペースがない時は、実を軸からはずし、保存袋に入れます。こうしておくと、凍ったままの状態で使えます。炒め物などはそのまま入れてOK。冷凍保存の場合は、3ヶ月ほど持ちます。
とうもろこしの選び方
ともろこしは鮮度の落ちるのが早い野菜で、「お湯を沸かしている間に収穫せよ」と言う人もいるほどです。
常温だと24時間で甘味が半減するともいわれています。冷蔵庫に入れておけば5日ほどはもちますが、甘さはどんどん減っていくので、買ったらなるべく早く食べるのがポイント。
店頭でもなるべく新鮮なものを選びたいですね。では、良質なとうもろこしの選び方をご紹介します。
① 皮の色は鮮やかな緑&ひげ根は本数にも注目
皮は鮮やかな緑色がおすすめ。かつ、ツヤのあるものを選びましょう。皮が変色しているものは鮮度が落ちているので避けること。
また、ひげの数は粒の数と比例しているので、ひげが多いほうが、粒がギッシリと詰まったとうもろこしです。ひげ根は茶色が濃いほど、実がよく熟しています。
② 重みのあるものがよい
持ってみた時に、ずっしりと重いものがおすすめ。重みのあるものは実が詰まっている証拠です。
③ 切り口が白いものが新しい
切り口は、太く白いものが新鮮。古くなると切り口は黒ずんでくるので目安にしましょう。
④ もしも中身を確認できたら…
もし実を確認できるようなら、粒がそろっているもので、びっしりと並んでいるものを選びます。また、粒の色は白っぽいものがベストです。濃い真っ黄色の粒が並ぶとうもろこしは、いかにもおいしそうに見えますが、実は熟し過ぎているので甘味は少ないのです。
とうもろこしを使ったおすすめレシピ
オイスターソースを使いこなす♪とうもろこしご飯
【材料(約4人分)】
とうもろこし…2本
米…2合
<調味料>
富士オイスターソース…小さじ1
酒…大さじ1
とうもろこしたっぷりで、見た目にも鮮やかな一品。味付けはオイスターソースのみです。とうもろこしの甘みとオイスターソースのコクが意外にも相性バッチリ! 一味違うとうもろこしご飯を食べたいときはぜひ試してみて。
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火を使わず、材料3つ‼動脈硬化予防に☆豆乳とうもろこしプリン
【材料(200ml容器 2個分)】
とうもろこし(粒だけで約150g)…1本
豆乳…200ml
はちみつ…大さじ1
粉ゼラチン…10g
熱湯…50ml
甘みが増す旬の時期に作りたい、とうもろこしプリン。豆乳とはちみつのやさしい甘みがぴったりマッチしています。栄養価も高く、お子さんのおやつに◎。
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とうもろこしと塩辛の炒め物
【材料(2人分)】
加熱したとうもろこし…1本
いかの塩辛…大さじ1
油…小さじ1
にんにく(すりおろし)…少量
醤油…小さじ1/2
バター…5g
とうもろこしと塩辛の組み合わせがGOOD!甘じょっぱさがあとをひく味わいで、ついついお酒が進んじゃいそうです。加熱したとうもろこしがあれば、ササッとすぐに作れるのもいいですね。
https://kurashinista.jp/articles/detail/48353
とうもろこしの和風香ばし揚げ。
【材料(3人分)】
とうもろこし…1本
山芋…300g
はんぺん…1枚
◎醤油…大さじ1と1/2
◎みりん…大さじ1
◎鰹節…5g
◎片栗粉…大さじ5
サラダ油…揚げ焼き程度
山芋とはんぺんを使った生地のふんわり食感と、とうもろこしのプチプチ食感の違いが楽しい揚げ物。かつお節やしょう油で和風の味わいに仕上げているので、白いご飯にも合いますよ。
2017.07.10お弁当のおかずや、おつまみにもぴったり!とうもろこしをたっぷりと使用して和風味の香ばし揚げにしました。続きを見る
たっぷりトウモロコシをのせた鶏つくね団子
【材料(3人分<6個>)】
鶏ひき肉…300g
ネギの白い部分…30g
卵白…1個分(30g位)
片栗粉…小さじ2
ごま油…大さじ1
しょうが…5g
塩・コショウ…少々
とうもろこし…1本
サラダオイル…大さじ1
タレ・めんつゆ…大さじ2
タレ・みりん…大さじ3
タレ・酒…大さじ3
青のり…少々
見た目も色鮮やかな、とうもろこしたっぷりのつくね。とうもろこしを生地に混ぜ込むのではなく上に乗せているので、いっそう甘みや食感が引き立ちます。がぶりと豪快に食べたい一品です。
2017.07.06とうもろこしのおいしい季節がやってきましたぁ~!!ふわふわな食感の鶏つくねにトウモロコシを張り付け甘辛いタレに絡めました。 豪快にいただいてください。続きを見る
「茹でるほうがおいしい」と思いがちなとうもろこし。でも、電子レンジ調理にもかなりメリットがあることがわかりますね。
調理時間を短縮できる上、大鍋に湯を沸かしたり、鍋を洗ったりといった手間も省けるし、栄養素もキープ。主婦にはうれしい調理法と言えます。
新鮮なとうもろこしが手に入ったら、ぜひレンジ加熱も試してみてくださいね!
まとめ/吉田直子
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