茹でてよし、焼いてよし、炒めてよしとさまざまな調理方法で楽しめるとうもろこし。
ジューシーで甘いので、小さな子どもも大好きな野菜ですよね。旬を迎える夏になると、大量に購入したり、もらったりということもあるのではないでしょうか。
たくさんとうもろこしが手に入ったら、ぜひおいしく保存して最後まで使いきりたいもの。
今回は、とうもろこしの保存方法や保存期間、冷凍とうもろこしの解凍方法などを解説。とうもろこしを使ったアレンジレシピも、あわせてご紹介します!
とうもろこしの保存方法・保存期間
「生の状態」「茹でた状態」「ペーストにした状態」の3パターンの保存方法をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
生(皮付き)の場合
皮付きとうもろこしを手に入れたら、まずは冷蔵庫で保存します。とうもろこしはそもそも低温で育つ野菜なので、常温で保存するのはNG。特に暑い季節は、生のとうもろこしを保存するときは必ず冷蔵庫へ。
とうもろこしのヒゲや皮は、どちらも取らずにそのままでOK。水にくぐらせて表面の汚れを落としたら、濡らした新聞紙でとうもろこしを包みましょう。そのあとポリ袋や保存袋に入れて、野菜室でひげを上にした状態で立てて保存しましょう。
生のとうもろこしは、冷蔵庫保存でも2~3日しか持ちません。鮮度が落ちないうちに早めに消費するのがおすすめです。
また、生のまま冷凍保存も可能です。その場合は、
・皮とヒゲを取り除き、1本ずつラップで包む
・3~4つの輪切りにしてそれぞれをラップで包み、ジッパーつき保存袋に入れる
・芯から実の部分を外して、ジッパーつき保存袋などに入れる
など、用途に合わせた形で冷凍します。保存期間はおよそ1カ月。
実の部分だけ保存すれば、すぐにサラダや炒め物などに活用できますよね。
とはいえ、生の状態で冷凍すると解凍するときに風味を損ねてしまうのがデメリット。そのため、冷凍保存するなら茹でて保存するのがおすすめです(方法は後述します)。
茹でたとうもろこしの場合
茹でたとうもろこしをラップでしっかり包みます。このとき、なるべく空気が入らないようにぴっちりと包みましょう。とうもろこしの熱がとれたら、冷蔵庫へ。
冷蔵保存だと、2~3日ほど保存できます。保存期間は生の皮付きとうもろこしと変わりません。そのため、保存後にどう使うかによって保存方法を選んでみてくださいね。
冷凍保存する場合は、
・1本ずつラップで包む
・3~4つの輪切りにしてそれぞれをラップで包み、ジッパーつき保存袋に入れる
・芯から実の部分を外して、ジッパーつき保存袋などに入れる
など、用途に合わせた形で冷凍します。保存期間はおよそ1カ月。
先ほど説明したように、生の状態より茹でたとうもろこしの方が、風味を落とさず保存できます。味を保ったまま保存したい人は、茹でて冷凍するのがよいでしょう。
長期保存をしていると、「いつ冷凍したかしら?」と分からなくなってしまうこともありますよね。そんなときは、保存袋に茹でたとうもろこしを入れて、保存開始した日付を書いておくと便利です。
ペーストの場合
とうもろこしは離乳食にも使われる野菜。ペースト状で保存すると、離乳食はもちろんシチューやスープなどにも活用できます。ペーストにするには、とうもろこしを茹でて柔らかくし、フードプロセッサーやブレンダーを使ってかく拌しましょう。
それを保存容器やジッパーつき保存袋などに入れて冷蔵庫へ。1~2日ほど保存できます。
とうもろこしのペーストは、かく拌した際に空気にたっぷり触れているため傷みやすく、できるだけ早く使いきるのがおすすめです。
ペーストをすぐに使う予定がないなら、冷凍保存を。
その場合は、ペーストを保存袋に入れて空気を抜き、なるべく平らにしてそのまま冷凍庫へ。
少量ずつ保存したい場合は、キューブ状で冷凍保存できる製氷機型の小分け容器を使うと便利です。また、ラップで少量ずつ包み空気を抜き、冷凍してもよいでしょう。保存期間はおよそ1カ月。できるだけ早めに使い切ってくださいね。
冷凍したとうもろこしの解凍方法
冷凍したとうもろこしを使うときは、解凍が必要です。次は、解凍方法についてご紹介しましょう。
生のとうもろこしを解凍するなら
冷凍した生のとうもろこしは、食べる前には加熱することが欠かせません。自然解凍した後茹でてもいいですが、凍ったまま沸騰した湯に入れて茹でると簡単です。
電子レンジを使うなら、一度ラップを外して、ふんわりとラップし直してください。その状態で、使用する電子レンジのワット数にもよりますが、5分程度~で解凍できます。まだ解凍できていない部分があれば様子を見て、少しずつ追加加熱をしてみてください。
実だけ冷凍した場合は、凍ったままスープや炒めものなどに使うことができます。
茹でたとうもろこしや、ペースト状のとうもろこしを解凍するなら
茹でたとうもろこしやペースト状のとうもろこしを解凍するときは、自然解凍や流水解凍を。冷凍したとうもろこしを使う前日に、冷蔵庫へ入れなおしておくとよいですね。
または電子レンジで全体があたたかくなるまで加熱します。加熱時間はとうもろこしの分量にもよるため、様子を見て少しずつ加熱していくことがポイントです。
炒め物やスープなど加熱調理をするなら凍ったまま使うこともできます。
生のとうもろこしと、茹でたとうもろこし、そしてペースト状のとうもろこし。どの状態でも、冷凍すると野菜の本来持つ水分量を維持する機能が失われてしまうため、食感や味が落ちやすくなります。冷凍すると長期的な保存が可能ではありますが、できるだけ早く食べきることが大切です。
まとめ
とうもろこしを冷蔵・冷凍保存する方法をご紹介しました。旬の時期は限られているため、おいしくて栄養価の高いときにまとめ買いして、長くとうもろこしを楽しみたいですよね。
保存方法によっては長期保存もできるため、使い勝手に合わせて上手に保存してみてください。
次は、とうもろこしのおすすめレシピをご紹介します。子どもも大人も満足できるメニューをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
とうもろこしを使ったおすすめレシピ
米粉のピザ生地で☆ベーコンとコーンのお餅ピザ
【材料】
ピザ生地(2枚分)
米粉…100g
コーンミール…20g
ベーキングパウダー…4g
塩…2g
きび砂糖…1g
やまいも…50g
水…40g
オリーブオイル…10g
ピザのトッピング(1枚分)
お餅…1個
トマトソース(お好きなもの)…適量
ベーコンスライス…1枚
コーン缶…適量
とろけるチーズ(乳不使用)…適量
生地に米粉ややまいもを使ったピザです。お餅・コーン・ベーコンとチーズという、手に入りやすい材料でできているのもうれしいポイント。ホームパーティや、特別な日のディナーに作れば大人にも子どもにも喜ばれるはず!
2017.01.16米粉のピザ生地でアレルギーっこもOKなお餅ピザです。ねぎ味噌のピザの残りのピザ生地で作りました!トマトソースにお餅をのせて、ベーコン、コーン、とろけるチーズで焼いたこどもも好きなテイストです。続きを見る
忙しい日の一品に! コーンのドライカレー
【材料(4人分)】
合いびき肉…200g
コーン缶(ホールタイプ)…1缶(190g)
オクラ…4本
カレールー…2かけ
水…200ml
あたたかいごはん…茶わん4杯分
コーンをたっぷり使ったドライカレー。オクラも使用しているので、見た目がとっても鮮やか! 材料は炒めて少量の水で溶いたルーで煮詰めるだけなので、手順も少なくササッと作れますよ。忙しいママの味方のスピードレシピ、ぜひマネしてみてくださいね。
2014.07.07子どもが大好きなコーンをたっぷり使います。カレールーを使うから、味決めもラクラクです。続きを見る
サクサク蓮根ナゲット
【材料(4個分)】
蓮根…200g
☆鮭フレーク(市販品)…大さじ2
☆ホールコーン…大さじ2
☆昆布茶…小さじ1
☆あらびき黒胡椒…少々
☆天ぷら粉…大さじ3
揚げ油…適量
トマトケチャップ…適量
すりおろしたれんこんをたっぷり使ったサクサクもっちり食感のナゲッㇳ。コーンの甘みと鮭フレークの塩気に味のポイントは昆布茶。子どもが喜ぶお弁当のおかずにも、パパのお酒のおつまみにも◎。
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レシピ【ホワイトソース作り不要&風邪予防&老化防止に!!こまツナコーンのあっさりグラタン】
【材料(2人分)】
小松菜…1わ
ツナ缶…1缶(70g)
コーン缶…1/2缶(80g)
オリーブオイル…小さじ1
コンソメ…小さじ1
塩…小さじ1/4
豆乳…400cc
★水…大さじ3
★片栗粉…大さじ3
とろけるチーズ…適量
小松菜とツナ、コーンを使ったお手軽なグラタンです。ホワイトソース作りがないのも楽ちん。具材を炒めて、豆乳で煮たら、水溶き片栗粉でとろみをつければ具材は完成。チーズをたっぷりのせて焼きます。あっさりと食べやすい一品です。
2016.01.17今回は、寒い時期に食べたくなるグラタンのご紹介です。面倒なホワイトソースを作らないので、オーソドックスなグラタンよりもカロリーダウンになってます。また、ホワイトソースを作るとダマになってしまって苦手な方にも、簡単に作ってい...続きを見る
【レシピ】コーンと味噌を使った絶品サラダ
【材料(4人分)】
トウモロコシ…3本
はつか大根…1束
味噌(出来れば白みそがおすすめ)…大さじ2
米酢…大さじ3
タヒニ…大さじ1
コリアンダー…1束
とうもろこしのシャキシャキ食感を存分に楽しむなら、サラダがおすすめ! 味噌や酢、コリアンダーを使ったアジアンテイストのドレッシングが、とうもろこしの甘みとマッチ。タヒニがなければゴマをトッピングしてもOKです。また、レシピではとうもろこしをオーブンで丸ごと焼いていますが、もっと手軽に、茹でたり、レンチンしたとうもろこしを使っても。
2016.04.30子どもも大好き!味噌とコーンを合わせたサラダの紹介です。今回の材料の中で使う「タヒニ」という食材をみなさんは知っていますか?主に地中海や中東で使われている調味料ですが、欧米でもナチュラル志向の方に人気を得ています。「タヒニ...続きを見る
まとめ/暮らしニスタ編集部
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