こんにちは。「家事コツ研究室」腹ペコ研究員のFumiです。
最近、NHK番組「あさイチ」で紹介されていた「クッキングシート活用術」を見て愕然としました。
クッキングシートをアツアツの揚げ油にジュ~と入れたり、電子レンジで包み蒸しにしたりできるのだとか。
ラップやアルミホイルより価格が割高なこともあって、「クッキングシートはあえてジャンジャン使う必要はない気がする!」派でしたが…。
そんな私でも「これはクッキングシートを使うべき!」と思える活用術はあるのでしょうか!?
いろいろ調べて、これは便利!と思ったワザを試してみました!
電子レンジではキャンディ包みで調理!
改めて、クッキングシートの特徴をおさらいすると、いいところがこんなにあります!
・料理がくっつきにくい
・熱や油に強い(250℃で20分まで耐熱性あり)
・オーブン、電子レンジ、ホットプレート、蒸し器で使える
・形を簡単に変えられる
・油や汁を通しにくい
・蒸気は適度に通す
そんな特徴を生かせるのが、「キャンディ包み」での電子レンジ調理。キャンディ包みはメーカーさん公式サイトでも紹介されていますが、いくつかの情報をまとめると次の通りです。
《キャンディ包みの方法》
[1]クッキングシートの真ん中に具材を置く(クッキングシートは正方形くらいに切って使うと、あとで包みやすい)
[2]一つの角と、その対角を重ねて持ち、1~1.5cmの幅に3、4回折り込む。
[3]両側をクルクルと、キャンディを包むように2回くらいひねる。
この「キャンディ包み」にして電子レンジで加熱すると、エビチリや生姜焼き、カレー、焼きそばなども油を使わずに作れるのだそう。
私は今回、「あさイチ」で紹介されていた方法を参考に生姜焼きを作ってみました。
こんなふうに、耐熱皿にクッキングシートを広げ、豚ロース薄切り肉5枚を少し重ねて配置。上から塩を軽く振り、生姜のみじん切り、ネギのみじん切り、ゴマ油を各適量かけました。
キャンディ包みにし、両端を持って軽くシェイクし、600Wの電子レンジで3分加熱したら完成。簡単すぎ!!
重なっている部分もほら!こんなふうに、しっかり火が通っていましたよ♪
もし、加熱が足りなかったら、包み直して火が通るまで10秒ずつ温め直すとよいそうです。お肉がやわらかジューシーに仕上がって、子どもたちは「おいしい~」と喜んでくれました!
クッキングシートで、蒸し料理がおいしくなるらしい!
「汁を通しにくく、蒸気は通す」というクッキングシート。落とし蓋にすれば、蒸気を逃して蓋をプカプカ持ち上げないので、落とし蓋が食材に密着して味がしっかり付きやすいのだとか。
また、蒸し料理では蒸気を逃し、蓋から落ちてきた水滴を受けることもないので、ベチャッとしにくくなるそうなのです!
比較実験してみました。ジャガイモ2個を半分に切り、そのままと、「キャンディ包み」のものと2パターンを用意して蒸し器に並べて加熱。比較用にジャガイモ2個(A、B)は「Aの半分+Bの半分」という組み合わせに。
20分後、蒸しあがったものを食べ比べると、キャンディ包みにしたジャガイモのほうが、ホクホク感が少し強い気が。ただ、正直に言うと、ほとんど差を感じませんでした…。
気を取り直して、電子レンジでも蒸し比べてみました。蒸したのはブロッコリー。
写真左がクッキングシートのキャンディ包みで蒸したブロッコリー。右がお皿にラップをかけて蒸したブロッコリーです。
これは明らかな差が! 左は全体にシャキッとして、風味もしっかり。右は加熱時間が長過ぎたようでクシャッと縮み、一部焦げてしまいました。
電子レンジの性能にもよると思いますが、わが家の場合、クッキングシートで包んで蒸すほうが失敗しにくそうです!
お店みたいなかき揚げが作れる
今回、一番トライしたかったのがコレ!クッキングシートごと揚げ油で揚げて、かき揚げを作る方法です。かき揚げは油の中で具がバラバラになりがちですが、クッキングシートを使えば、美しい形に揚げることもカンタンにできるのです!
作り方は、かき揚げのタネを作り、1つ分を10cm四方に切ったクッキングシートにのせ、シートごと170~180℃に熱した油へ入れるだけ。
揚げているうちに、クッキングシートが剥がれてくるので、外します。シートが剥がれたら、かき揚げを裏返して1~2分揚げれば完成。
桜エビ、枝豆、コーンなど細かい具材も、揚げ油の中で一つ残らず、くっついたまま。素晴らしい!!
準備時は「シートに乗せるのがちょっと手間かな?」と思いましたが、揚げ始めるとすごく楽。落ち着いて揚げ物ができるのがいいですね。
サクサク食感の、きれいな(いつもよりは…)形のかき揚げになって、子どもが「おれ、かき揚げ、好き!」と言ってくれたほど。
このクッキングシート活用法は、リピート確定です!
子どもに大好評のキャンディ包み、かき揚げはリピート確定!
キャンディ包み、蒸し物、かき揚げなど。今回試したクッキングシート活用法はどれもよかったです!
何より、片付けがラク。そして、失敗しにくい。かつ、クッキングシートの半透明感が効いて、キャンディ包みで料理を作った時には子どもが「これ何?」とワクワクしている様子でした。こうなると、おいしさも2割増し?!
コストと手間、おいしさのバランスを考えると、リピートする活用法は私の感覚では、キャンディ包みとかき揚げです。
よかったらご家庭のクッキングシートで試してみて、ジャッジしてみてください♪
写真・文/北浦芙三子
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