白ワインをベースにしたカクテル「オペレーター」。
アルコール度数も高くなく、ワインを割るだけの気軽さが受けて、このところ人気急上昇のカクテルです。
そんなオペレーターの由来や作り方、またワインをベースにしたカクテルのバリエーションについてまとめてみました。
オペレーターカクテルとは?
オペレーターは、白ワインにジンジャーエールを加えたカクテルです。
アルコール度数もワインをそのまま飲むより低いためとても飲みやすく、さっぱりとした口当たりはまるでソフトドリンクを飲んでいるよう。
お酒が弱くても気軽に楽しめるカクテルですね。
また、お酒に酔いたくないという人にもおすすめです。
アルコール度数は?
通常の白ワインが10~14%程度なので、ジンジャーエールと白ワインを同量で作った場合は、アルコール度数も半分程度、5~7%で、ビールと同じ程度になります。
オペレーターカクテルの名前の由来は?
オペレーターの名前の由来は、その昔、航海士(オペレーター)が船の上で好んで飲んだことによるという説がありますが、詳細はわかっていません。
オペレーターカクテルの作り方は?
オペレーターは、材料さえあれば自宅で簡単に作ることができます。
おいしく作るには、それぞれの材料をよく冷やしておくのがポイントです。
【材料】
・白ワイン …… 90ml
・レモンジュース …… 小さじ1杯
・ジンジャーエール …… 適量
【作り方】
グラスに氷を入れ、白ワインとレモン果汁を入れたら、ジンジャエールを好みの量注ぎ、軽くまぜればできあがりです。
オペレーターカクテルのようなワインのアレンジレシピが知りたい!
オペレーターのようにワインで作るカクテルを、白ワイン、赤ワイン、シャンパーニュとベースごとに分けて、15点ご紹介します。
分量の表記がないものは全て適量で、自分の好みに合わせて作ってみてください。
<白ワインベース>
スプリッツァー
【材料】
・白ワイン…90ml
・ソーダ…90ml
【作り方】
グラスに氷を入れて材料を注ぐだけ。
混ぜるだけでスプリッツァーのできあがりです。
カクテル名は、ドイツ語で「弾ける」という意味を持つシュプリッツェンが由来だとか。
スプリッツァーのソーダをビールに変えたカクテルは「ビアスプリッツァー」と呼ばれています。
キール
【材料】
・白ワイン・カシスリキュール
【作り方】
これも材料をグラスに入れて混ぜるだけのシンプルなカクテルです。
甘いカシスリキュールと相性が良いのは辛口の白ワイン。
ほんのり甘く、色もきれいで、飲みやすいカクテルです。
白ワインクーラー
【材料】
・白ワイン…90ml
・オレンジジュース…30ml
・オレンジキュラソー…10ml
・グレナデンシロップ…15ml
【作り方】
作り方は、材料をグラスに入れて混ぜるだけ。
好みでオレンジキュラソーやグレナデンシロップを加えても良いでしょう。
甘くフルーティーな香りで口当たりが良いのでスイスイ飲めてしまうので、そこだけご注意を。
ファンタジア
【材料】
・白ワイン
・ピーチリキュール
・アプコットブランデー
・レモン果汁(少々)
【作り方】
クラッシュドアイスがあれば、グラスに入れておくと雰囲気が出ます。
材料をシェイクしてグラスに注げばできあがりの簡単なカクテルですが、シェイカーがない場合は混ぜるだけでも大丈夫です。
シンフォニー
【材料】
・白ワイン
・ピーチリキュール
・グレナデンシロップ
・シュガーシロップ
【作り方】
できればシェイカーを使って材料を混ぜ、その後、よく冷えたグラスに注げば完璧です。
ピーチの風味で甘みが強く、非常に飲みやすいカクテルです。
好みでミントやチェリー、フレッシュフルーツをトッピングすればさらにかわいく、インスタ映えする一杯に。
ベレッタ
【材料】
白ワイン…90ml
ベルモット…30ml
ジン…15ml
オレンジキュラソー…15ml
【作り方】
冷たく冷やしたワインをグラスに注ぎ、ベルモット、ジン、オレンジキュラソーを順に加えて混ぜます。
ジンにベルモット、オレンジキュラソーも入っているので、アルコール度数はやや高め。
さっぱりとした味わいに仕上げるため、ワインは爽やかな軽い辛口のイタリアワインなどが合います。
フーゴ
【材料】
白ワイン…50ml
ソーダ…50ml
エルダーフラワーのシロップ…5~10ml
【作り方】グラスに白ワインとソーダを注ぎ、シロップを注いでよく混ぜます。
エルダーフラワーは、ヨーロッパで親しまれているシロップで、こでまりのような花から抽出されるものです。
カクテル自体は、ミントのカクテル「モヒート」のような味わいで、さっぱりとして爽快です。
エルダーフラワーのシロップが入手できない場合は、ミントのシロップなどでも近い味が実現できるのではないでしょうか?
<赤ワインベース>
キティ
【材料】
赤ワインジンジャーエール
【作り方】
赤ワインをジンジャーエールで好みの濃さに割るだけ。
オペレーターの赤ワイン版です。
ただしレモンジュースは加えず、赤ワインのどっしりとしたコクを味わいます。
名前の由来は子猫(Kitten)。
飲みやすく、子猫でも飲めそうだというところからついたという説と、グラスの中で弾けるジンジャーエールの泡が、かわいい子猫たちのようだというところからついた説、二通りあるそうです。
どちらにしてもかわいいネーミングですね。
ベースの赤ワインは、軽めのものから試してみると良いでしょう。
カーディナル
【材料】
赤ワイン…90ml
クレームドカシス…10ml
【作り方】
白ワイン+クレームドカシスはキールになりますが、こちらはその赤ワイン版。
赤ワインに、より赤いクレームドカシスをくわえたカーディナルです。
カーディナル(英語で深紅のこと)という名前の通り、赤ワインと真っ赤なリキュールを合わせた深い赤がとても美しいカクテルですね。
毎年11月に新酒の輸入される、ボージョレで作ると、軽やかでフレッシュな味わいが楽しめます。
カリモーチョ
【材料】
赤ワイン…90ml
コーラ…90ml
【作り方】
赤ワインを同量のコーラで割った、カジュアルな口当たりのカクテル。
赤ワインをコーラで割るなんて大胆!
としか思えないこのカクテルですが、スペインでは広く親しまれている定番カクテルなのだそうです。
どことなく陽気なイメージのあるカクテル名ですが、これはこのカクテルを考案した人の名前だそう。
カリモーチョという響きはなんだか激辛スナックのようですが、
あまり酔いたくないときや、お酒の弱い人にはぴったりなカクテルなので、覚えておくと良いですね。
アメリカンレモネード
【材料】
赤ワイン…30ml
レモンジュース…45ml
ガムシロップ…15ml
ミネラルウォーター…15ml
【作り方】
爽やかで飲みやすいロングカクテルです。
赤ワインのほうがレモンジュースより軽いという比重を生かして、グラスの中がきれいなグラデーションになる、「映え!」な一杯。
かわいくて女子力アップ間違いなしです。
夏は冷たく冷やして、冬はホットでもおいしくいただけます。
眠れないときにナイトキャップとして飲んでもやさしい甘さで最高です。
このワインを作るなら、渋みが少なくまろやかなピノ・ノワール種のワインがレモンジュースと相性抜群です。
サングリア
【材料】
赤ワイン…適量
オレンジ、ぶどう、キウイ、レモン、グレープフルーツ、ベリー類などの果物…適量
【作り方】
赤ワインをボウルに入れ、カットしたフルーツを入れるだけで、フルーツの香りや果汁などが混ざり合い、フルーティーなカクテルに。
味わいは入れるフルーツによって変わりますが、マストで入れたいのはオレンジ。
ワインに甘味とさわやかな香りをプラスしてくれます。
お酒が弱い人は、これにソーダなどを加えて飲んでもまた爽やかで良いものです。
ホームパーティーなどでは、ピッチャーで作って、皆で取り分けながらワイワイいただきましょう。
<シャンパーニュベース>
キールロワイヤル
【材料】
・カシスリキュール
・シャンパーニュ
【作り方】
氷を入れたグラスに材料を直接注いでステアします。
シャンパンがなければ、スパークリングワインで代用してもOK。
ステアする際は泡立ちを抑えるため、スプーンは上下に動かしましょう。
ちなみにカシスリキュールをフランボワーズリキュールに変えると、キールインペリアルに早変わり。
見た目がとても鮮やかで綺麗なカクテルです♩
ミモザ
【材料】
・シャンパーニュ…60ml
・オレンジジュース…60ml
【作り方】
ミモザの花のようなかわいらしい色合いと、シャンパーニュの弾ける泡が特徴のカクテルです。
フランスの社交界で、貴族の間で飲まれていたというだけあって、どことなくエレガントな味わい。
フランス料理を食べにいって、食前酒の希望を聞かれたら、とりあえず「ミモザ」と言っておけば安心です。
味のほうはオレンジジュースの爽やかさで、一気に飲めてしまうほどですが、そこは「貴族らしく」優雅にゆっくりと味わいたいカクテルです。
フラミンゴ
【材料】
・シャンパーニュ…適量・ウォッカ…30ml・カンパリ…10ml
【作り方】カンパリのハーブの香りですっきりと飲めるシャンパーニュアレンジ。
まず最初にウォッカとカンパリをよく混ぜ、そのあとでシャンパーニュを一気に注ぎます。
ウォッカとカンパリは、シェイカーがあればシャイカーでよくシェイクしてください。
キンキンに冷やしたシャンパーニュだとより一層おいしくいただけます。
ほんのりピンク色の、おしゃれなカクテルです。
オペレーターカクテルと合うおすすめレシピは?
白ワインベースのカクテルということで、やはり魚介やチーズが合いそうなオペレーター。
暮らしニスタのレシピの中から、オペレーターにベストなおつまみをセレクトしました。
【定番野菜】ブロッコリーとエビの和だしアヒージョ💛普段食材をワインバル店メニューにする方法
【材料 (2人分)】
ブロッコリー:1/2株
冷凍むきえび(大):8尾A
アンチョビフィレ:2枚A
すりおろしにんにく:小さじ1/2~1A
白だし:小さじ1A
たかのつめ:1本A
オリーブオイル:100ml
ブロッコリーとエビ、具材はシンプルですがググッと旨味が増しておいしくなるアヒージョ。
白ワインのカクテルと、こんなおつまみがあったら、おうちバルが盛り上がりますね!
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エリンギの焦がしガーリックバター。ワインのおつまみ、副菜に。
【材料 (2人分)】
エリンギ:2本
にんにく(チューブの場合は約小さじ1/3):1/2片
バター:10g
サラダ油:大さじ1/2
塩・ブラックペッパー:各少々
イタリアンパセリ:少々(あれば)
焦がしたバターの香ばしさと、ガーリックの香りが食欲をそそるきのこソテー。
カクテル片手にペロリと食べてしまえます。
エリンギの軸に切れ目を入れて、ホタテふうにしてみたり。
ちょっとごちそう感のあるおつまみです。
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下準備1分&ワンタンの皮で簡単☆焼きカプレーゼ
【材料 (4人分)】
ワンタンの皮 :4枚
バジルの葉:4枚
プチトマト:2個
とろけるチーズ:適量
ワンタンの皮に材料をのせて、オーブントースターで焼くだけ!
パリパリの生地に、甘みと酸味のあるプチトマトがじゅわっとお口いっぱいに広がります。
白ワインベースのカクテルにぴったりな、下準備1分の簡単おつまみです。
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【豆腐のおかず】タコス💛サクッと10分deうちパしよーっ♪💛お肉1ミリも使わない
【材料 (作り易い分量目安 4~6人分 )】
トルティーヤ(市販品でオッケー):12枚前後
★おからのお肉の材料
おから:200g
すき焼きのたれ:大さじ3~(調節)
クミン・シナモン(共にパウダー):適宜
オリーブオイル:大さじ2
★サルサの材料
きゅうり:1本
紫玉ねぎ :1/3玉
ダイストマト缶(ジュース漬):1/3缶
ピクルス:40g
すりおろしにんにく(チューブのでオッケー):小さじ1
レモン果汁:大さじ1(調節)
粗塩:適量
オリーブオイル:大さじ1
★トッピングの材料
バナナチップス・柿スライス:適量
お肉を使わないおからのタコス!
軽めの食感なので、白ワインベースのカクテルにぴったりですね。
すき焼きのタレでコクを出したり、トッピングにフルーティーな材料を使ったり、もう、これで飲まずにどうする!っていうほどお酒がおいしくいただけるはずです。
2019.12.10キャッチーアンテナはすぐやる課@青山金魚です。最近、マツコの知らない世界の食べ物にいつもハートつかまれちゃって、こないだやってた、タコスの世界もちょー気になって、あの日は、寝る前に見ちゃってお腹ぐーぐーなっちゃったーっ。よ...続きを見る
一口サイズでオリーブオイル&ハーブ漬け塩モッツレラ
【材料(作りやすい分量)】
モッツレラチーズ:10粒
A お好きなミックスハーブ:大さじ1
A シーソルト:小さじ1弱
A ブラックペッパー:少々
一口サイズのモッツレラに好きなハーブと塩をかけただけ。
一晩おくと塩気がモッツレラに浸透してお酒のおつまみに最高です♡
プチトマトと合わせたり、オリーブのオイル漬けなどといっしょにピックに刺してもかわいいですね。
2019.06.24一口サイズのモッツレラに好きなハーブと塩をかけただけ。一晩おくと塩気がモッツレラに浸透してお酒のおつまみに(#^.^#)ビールでもワインでもお勧めの一品となります。これにプチトマトをピックに刺してもかわいい感じに♪また、パ...続きを見る
ワインのおつまみにも~そら豆のブルーチーズ和え
【材料(作りやすい分量)】
そら豆a:70g
こごみa:50g
アスパラ菜a:35g
アスパラ菜の花:少々
ブルーチーズ:60g
パルミジャーノ:大さじ1
豆乳クリーム:20ml
マヨネーズ:小さじ2
黒コショウ:少々
パッと見で白和えにも見えますが、実はブルーチーズであえた春野菜。
そら豆のホクホク感と、こごみやアスパラ菜のほろ苦さが癖のあるブルーチーズとよく合って、ワインがエンドレスで飲めちゃう一品です。
2019.04.18パッと見た感じ 白和えにも見えますが、実はチーズで和えています。そら豆 こごみ アスパラ菜といった和の春野菜を青カビのブルーチーズで和えました。 そら豆のホクホク感と、こごみやアスパラ菜といったちょっとほろ苦い春野菜が 癖...続きを見る
まとめ
ワインというと、なんだかそのまま飲まないと申し訳ないような雰囲気がありますが、実はそんなことはなく、気軽にカクテル化したり、何かで割って飲むのもありなんですね。
これからはもっと自由に気軽にワインを飲んでいきましょう。
文/伊波裕子
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