玉ねぎは冷凍保存もできる！方法や使い方を詳しく解説

長期保存ができる玉ねぎは、常備しやすい野菜ナンバー1！いろんな料理にも使える便利な食材ですよね。
しかし、安いからといって買いすぎたり、おすそ分けでいただいたりと、余ってしまうこともあるはず。
常温保存が一般的な玉ねぎですが、実は冷凍保存も使い勝手ばっちりでおすすめなんです。
そこで、玉ねぎの冷凍保存の方法を伝授します。

玉ねぎって冷凍保存して大丈夫？

玉ねぎは冷凍保存することが可能。とはいえ、気になるのは冷凍することで栄養や食感は変わるのか？ということ。そんな疑問に答えます。

栄養価は変わらない？

まず、玉ねぎに含まれる栄養素には

・ビタミンB1、B2
・ビタミンC
・カリウム
・カルシウム
・硫化アリル
・食物繊維

といったものがあります。それほど栄養価が高い野菜ではありませんが、血糖値を下げたり、血液をサラサラにしたりする作用が知られています。

冷凍しても栄養価はさほど変わりませんが、解凍したときに水分が出てしまうと、水溶性のビタミンB群やCは流出してしまう可能性大。
ミネラルや食物繊維などはそのまま保たれるようです。

食感の違いってあるの？

生の玉ねぎと冷凍保存した玉ねぎの大きな違い、それは食感です。玉ねぎの特徴であるシャキシャキ食感は冷凍すると損なわれ、筋っぽい感じになってしまいます。玉ねぎならではの食感を楽しみたい料理には冷凍玉ねぎは向いていないかもしれません。

玉ねぎの冷凍方法は？

では、玉ねぎはどうやって冷凍するのが良いのか、詳しく見ていきましょう。

カットしてから冷凍保存する

玉ねぎを調理に活用しやすいよう、みじん切りやくし形切り、薄くスライスするなど、使いやすい大きさにカットしてから冷凍するのが基本的な方法。手順は次の通りです。

1    玉ねぎを使いたい形状にカットし、ペーパータオルなどで水分をふき取る。

2    使いやすい分量に小分けしてラップに包む、もしくはジッパーつき保存袋に入れる。なるべく平らになるようにし、空気を抜く。

3　冷凍庫で保存する。

玉ねぎをカットする際は、食感を出したい場合は大きめのみじん切りや厚めのスライスに。食感よりも甘味を出したい場合は細かいみじん切りや薄いスライスにしましょう。

きちんと冷凍保存するポイントは

・霜がつかないようにしっかり水気を取る
・保存袋の空気をできるだけ抜く
・薄く平らにする

の3つです。

さらに金属トレイにのせて冷凍するのもおすすめです。金属トレイは熱伝導が高く、素早く冷凍することができます。

まるごと冷凍保存してもいい？

実は、玉ねぎはまるごと冷凍することもできます。まるごと冷凍がおすすめなのは、玉ねぎをすりおろして使いたいとき。
例えば、肉料理などの漬けだれやソース、ドレッシングに使うといった場合です。冷凍玉ねぎは、すりおろすときに目にしみにくいというメリットが。

ただし、まるごとの冷凍玉ねぎは、凍ったままでも解凍してからもカットするのは難しいので、切って使う料理には不向きです。

加熱してから冷凍保存する手も

加熱した玉ねぎを冷凍保存する手もあります。すでに火が通っているので、調理に使うときに、生のものよりさらに時短になって便利。

使いたい形状にカットして、炒めたり、電子レンジで加熱したものをしっかり冷ましてから冷凍しましょう。その際、小分けにしてラップで包むかジッパーつき保存袋に入れ、空気を抜いて平らにしてから冷凍庫へ入れます。

玉ねぎの冷凍した場合の保存期間の目安

冷凍玉ねぎの保存期間の目安は次の通りです。

・まるごと冷凍した玉ねぎ…約1カ月

・生のまま切って冷凍した玉ねぎ…約1カ月

・加熱してから冷凍したもの…約3週間

冷凍保存とはいえ、できるだけ早く使うに越したことはありません。また、冷凍すると長期保存が可能なので、いつ保存したのかを忘れがち。保存袋に日付を記入するなどしておくことをおすすめします。

冷凍玉ねぎの解凍方法

続いて、冷凍玉ねぎをおいしく解凍する方法について確認していきましょう。

焼く・煮る・炒める場合

冷凍玉ねぎを煮たり炒めたりして使用する場合、解凍せずそのまま料理に使用できます。生の玉ねぎと同じように使うことができるため、使い勝手もいいですね。
カレー、ミートソース、スープ、味噌汁、肉じゃがなどなど、幅広い料理に使えます。

生で使う場合

加熱せずに使う場合は手で軽くほぐし、常温で自然解凍します。全解凍すると玉ねぎの水分が出てびしょびしょになってしまうため、半解凍で調理するようにしてください。水にさらして解凍すると、栄養価が流れてしまうだけでなく水っぽくなってしまうので避けましょう。

調理に使う場合は電子レンジで解凍

ハンバーグやシュウマイなどの肉だねに混ぜるといった使い方で、凍ったまま使えない場合には電子レンジで解凍を。使いたい分量を耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをしてから電子レンジで解凍し、調理に使用して。

冷凍玉ねぎに向いているレシピ・向かないレシピ

冷凍玉ねぎに向いているレシピや向かないレシピを、冷凍玉ねぎの特徴を踏まえてチェックしておきましょう。

冷凍玉ねぎの特徴は
・甘味がアップ
・調理の時短
・少量使いにも便利！
ということ。

生の玉ねぎには独特の辛味成分がありますよね。玉ねぎを冷凍すると、細胞内の水分が膨張し細胞が壊れます。
そのため、シャキシャキ食感は失われてしまいますが、水分が出やすくなり甘味が凝縮された状態に。
また、冷凍玉ねぎの壊れた細胞に調味料が素早くいきわたるため、味のしみやすさがアップするのもうれしいところ。
つけ置き時間やなじませる時間が短縮でき、時短にもなります。

冷凍玉ねぎに向いているレシピ

冷凍玉ねぎが向いているのは玉ねぎの甘味を活かしたい料理です。例えば…

・飴色玉ねぎ…凍ったままの玉ねぎをそのまま炒めます。繊維が壊れて水分が蒸発しやすいため、生の玉ねぎから作るよりもずっと早く飴色玉ねぎを作ることができますよ♪みじん切りやスライスが使えます。作った飴色玉ねぎはカレーやスープに活用しましょう。

・ミートソース…甘味が欲しいミートソースにも冷凍玉ねぎがおすすめ！凍ったままのみじん切り玉ねぎをひき肉と炒め、トマトや香辛料とともに煮込みます。生の玉ねぎよりも甘味が出ておいしいミートソースに。

・ポテトサラダやコールスローサラダ…生で食べるサラダにも甘味のある冷凍玉ねぎがいいでしょう。半解凍した冷凍玉ねぎをほかの材料と混ぜるだけ！すぐになじんでサラダに食感と甘味をプラスしてくれます。

・ドレッシング…サラダと同じく、生のまま活用したいドレッシングにも冷凍玉ねぎです。半解凍した冷凍玉ねぎをほかの材料と混ぜるだけ。手間なくおいしいドレッシングが完成しますよ♪

時間のかかる飴色玉ねぎを時間短縮で作ることができるのは、冷凍玉ねぎのうれしいポイントですよね。解凍しながら炒めるため温度が上がりすぎず、焦げつかずおいしい飴色玉ねぎを作ることができます。

冷凍玉ねぎに向いていないレシピ

冷凍玉ねぎに向いていないのは、玉ねぎのシャキシャキ食感を活かしたレシピ。

・野菜炒め
・玉ねぎサラダ

など食感をしっかりと残したいメニューには生の玉ねぎを使うのがいいでしょう。

まとめ

すぐに使わない玉ねぎは冷凍保存も1つの手です。冷凍玉ねぎには調理の時短や甘味アップといったうれしい効果がたくさん！食感や使いやすさも変わるため、レシピに合わせて冷凍玉ねぎと生の玉ねぎを使い分けるのがいいですね。
冷凍保存した玉ねぎを賢く使って、料理の幅を広げてみてください。

冷凍玉ねぎを活用しよう！玉ねぎのおすすめレシピ

冷凍玉ねぎでおいしくできるレシピをピックアップ。ぜひ試してみてくださいね！

高野豆腐でヘルシー♡夏野菜たっぷりドライカレー

【材料 （2〜3人分）】

高野豆腐…30g
タマネギ…1/4個(100g)
ニンジン…1/3本(40g)
ピーマン(赤・黄)…それぞれ1/2個分
ナス…1/3本(40g)
ズッキーニ…1/3本(40g)
トマト…1/2個(40g)
オリーブオイル…大さじ1
ニンニク…1片
酒…大さじ2
水…200ml
コンソメ…小さじ1
ケチャップ…大さじ1〜2
ウスターソース…大さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
カレールー…2かけ

ダイエット中の人や野菜嫌いな子どもにもおすすめ、野菜をたっぷり使って作るヘルシードライカレーです。お肉の代わりに高野豆腐で栄養も食べ応えもばっちり！市販のルーを使用するため、特別なスパイスも必要ありません。熱々を食べるのはもちろん、夏は冷たい状態で食べるのもおすすめですよ☆

高野豆腐でヘルシー♡夏野菜たっぷりドライカレー

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夏のクーラーで冷えた身体を温める「オニオングラタンジンジャースープ」

【材料 （4人分）】

玉ねぎ…２個
コンソメ…１個
水…600ml
白ワイン…大さじ1
ジンジャーパウダー（おろし生姜でも可）…小さじ1/4
塩、コショウ…少々
バゲット…適量
ピザ用チーズ…適量
オリーブオイル…大さじ1
パセリ…適量

飴色玉ねぎを使って作るスープレシピなら、冷凍玉ねぎが活躍してくれるはず！こちらはジンジャーパウダーが体をしっかり温めてくれるオニオングラタンスープのレシピ。バゲットが入っているため、食べ応えもばっちりですね。体を芯から温めつつ、お腹も満たしてくれるスープなら、食欲がない日にもぴったりです。

【レシピ】夏のクーラーで冷えた身体を温める「オニオングラタンジンジャースープ」

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すりおろし玉ねぎが一瞬で♪手作りドレッシングで楽しむキヌアサラダ

【材料 （2人分）】

★キヌア…1/2カップ
★水…200ml
★塩…ひとつまみ
ミニトマト…5個
セロリ…1/4本
パプリカ（赤）…1/4個
きゅうり…1/2本
アボカド…1/2個
【オニオンドレッシング】
◇玉ねぎ…1/4個
◇オリーブオイル…大さじ2～3
◇レモン汁…大さじ1
◇塩、こしょう…適量
◇クミンシード、コリアンダーシードなど…お好みで
◇パセリ、セロリの葉など…お好みで

ドレッシングにこだわるとサラダがもっとおいしくなるはず！栄養食品として注目を集めるキヌアを使用した、味も栄養もばっちりのおしゃれサラダレシピです。すりおろし玉ねぎを使用するため、まるごと冷凍しておくのもいいかもしれません。おしゃれな見た目でおもてなし料理としてもおすすめの一皿です。

すりおろし玉ねぎが一瞬で♪手作りドレッシングで楽しむキヌアサラダ

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野菜と牛豚合いびき肉たっぷりキーマカレー

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まとめ／暮らしニスタ編集部