焼きたてのパンを手で割ると、湯気がほわ~んと立ちのぼり、ほんのり甘くて香ばしい。そんな瞬間を味わえるのは手作りパンならではの醍醐味ですよね。
でも自分で作るとなると、キッチンの作業台や食卓の上を片づけて、あれやこれや道具を出して、材料を計って、生地をこねて、一次発酵させて、ガス抜きして、二次発酵させて…と、想像しただけでも手間がかかって大変そう。それで二の足を踏んでしまう人も少なくないかもしれません。
しかし!! 面倒な手間をかけずに家でおいしいパンが焼けるとしたら、おうちパンデビューしたくありませんか?
パン作りを極めたからこその超絶ラクうま #55パン
長年にわたって料理教室を主宰し、大人から子どもまでにパン作りを指導してきた沼津りえさんが、焼きたての格別においしいパンを誰もがもっと手軽に味わえるようにと、一般的な製パンの工程を見直して、究極のミニマルレシピを考案。このほど『55分で焼きたてパン』(主婦の友社)という本になりました。
計量から完成までわずか55分!発酵1回で絶品ふわもち食感
焼きたてパン+手作りディップで至福のひととき。
一般的な方法でパンを手作りすると、こねる作業や2回の発酵にベンチタイムなどを含めると約2時間コース。時間や気持ちに余裕があるときでないとできませんよね。
ところがこの本のレシピなら、かかる時間は半分以下の55分(名づけて55〈ゴーゴー〉パン)。
粉100gと少量で作るので「こね」と「成形」にかかる労力も激減!特別な道具を使わずに家にある道具で作れるから、思い立ったらすぐ作業にかかれます。
パン専用の道具はいりません。フライパンのサイズは小さめでも大きめでも家にあるものでOK。
基本の55分パンの材料。一般的なパンの材料と変わりありません。
さらに、こんなふうにポリ袋で生地をこねるから、周囲に粉が飛び散らないし、手が汚れることもありません。
ポリ袋に材料を入れてシャカシャカ振りまぜてからこねる。
切り開いたポリ袋の上で生地を分割。
スペースが40cm四方もあれば作業できてしまうので、広い作業台や大きなテーブルはいりません。
発酵から焼き上がりまでフライパンにおまかせ。
55パンの特徴をピックアップ!
●粉100gの食べきりレシピ
●ポリ袋でこねてフライパンで焼く
●粉が飛び散らず、手も汚れない
●40cm四方で作業ができる
●後片づけが劇的にラク!
お店で買う人気パンも家で手軽に焼けます。レシピはこちらをチェック!
『55分で焼きたてパン』には、プレーンなパンのほか、ベーグルやシナモンロール、フォカッチャなど作ってみたい憧れパンのレシピを多数ご紹介。粉100gの食べ切り量のレシピだから、一度に2種類のパンを作ってもいいですね。
「実物大」で基本の55分パンの作り方が載っているので、パン作りが初めてのかたにも、見たまんまでわかりやすいのが魅力です。
『55分で焼きたてパン』(主婦の友社)
文/暮らしニスタ編集部
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