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コラム

働くママの子どもは心が不安定になる!? 育児と仕事への向き合い方とは?

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働くママの子どもは心が不安定になる!? 育児と仕事への向き合い方とは?
育児に悩みは尽きないもの。ママたちの悩みに、子どもの「発達心理」の研究をされている菅原ますみ先生(お茶の水女子大学教授)がアドバイスします。

【相談】
仕事をしながら幼稚園に通わせていますが、子どもにさびしい思いをさせているのではないかと思います。入園したばかりの頃は「自分だけ、ママがお迎えにきてくれず、毎日おばあちゃん」ということがさびしかったようで、園に行きたくないと泣いていました。

悩んだ結果、仕事を半分に減らし、なるべくお迎えに行けるようにしたところ、ようやく幼稚園に通えるようになりました。でも、いずれはまた仕事を通常ベースに戻すことになると思います。

子どもに親の都合をわかってもらうことなんてできないと思いますが、これからどうやって子どもの心を支えたらいいのでしょうか。
(年中女の子のママ)

子どもも親も100%満足する結論なんてありません

これはとても難しい問題です。働くお母さんなら、多かれ少なかれ誰でも悩む問題ですし、これがベストな解決方法というものは、おそらくないと思います。

お母さんはどうしても「働くことで子どもに負担をかけている」と悩みますが、母親の都合や希望だけを100%通すことができないのと同じように、子どものために母親の人生を100%あきらめることも正しいとは思えません。

いまの日本の社会は「子どもが不安を感じる要因は、可能な限りとりのぞいてあげなくてはいけない」という論調に流れがちです。でもわたしは、「それはちがう」と思っています。だれも傷つかない解決策なんて、現実にはありません。いまの状況の中で、なんとか折り合いをつけて最良の解決策を見出すしかないのです。

不確実な未来を、いまから心配しすぎないで

そう考えると、「仕事を減らして、子どもの精神状態を安定させた」という選択は、結果的にベストチョイスだったと思います。親子ともに、とりあえずは落ち着いた、というのは本当によかったと思います。

今後のことに不安を感じていらっしゃるようですが、「先のことは、そのときに考えよう」と割り切ることも必要です。

長期的なプランを立てようと思っても、狂ってしまうことは多いものです。それは悪い面ばかりではありません。幼稚園に延長保育ができて、園に残れることを子どもが喜ぶようになるとか、夫の協力が増えるとか、小学生になったら学童保育に適応できて夕方までしっかり働けるようになる……なんてこともあるかもしれません。

子どもにも「自分の人生を生きるママ」の思いは伝わる

未来は不確実ですが、ただひとつ確実に言えることは、子どもは必ず成長するということです。育児の負担はじょじょに減っていき、子どもも「家庭の外」で過ごすことに慣れ始めます。「わたしは幼稚園に行く、ママはお仕事に行く」と、家庭と社会を分けて考えることもできるようになります。忙しそうでもママが生き生きとして機嫌よく、自分と一緒にいる時間を楽しく過ごしてくれるなら、子どもの気持ちは安定します。

それに、「子どもに親の都合をわかってもらうことはできない」なんて、そんなことはありませんよ。難しいことはわからなくても、お母さんが仕事を大事にして、生きがいを感じているということは、ちゃんとわかっています。その気持ちは思春期くらいになって「自分の人生をしっかり生きるママはすてきだ」という感情に変わりうるのです。経済的な安定にも目が向くようになり、それは子どもの人生に、けっしてマイナスなことではありません。

周囲のサポートを求める勇気も持ってほしい

この先仕事量が増えることがわかっているのであれば、いまのうちからどんなサポート体制が組めるかも考えておくといいと思います。夫や親に頼れる状態であっても、行政のサポートシステムがどの程度あるかは事前に調べておくといいと思います。ファミリーサポートセンターや病時一時預かりなど、使えるものはどんどん使って、大変な時期を乗り越えてください。

念のために付け加えておきますが、わたしは「仕事を辞めてはいけない」と言っているのではありません。ましてや「仕事をする母親は、しない母親より価値がある」と言っているのでもありません。

性別にかかわりなく、やりたい仕事を続けられる社会であってほしいと思っているのです。そして、仕事の有無にかかわらず、子育ての責任を母親一人で背負わなくてはならない社会は、どんどん変わっていってほしいと願っているのです。

取材・文/神 素子
Profile菅原ますみ
お茶の水女子大学基幹研究院人間科学系教授。子どものパーソナリティー発達と精神病理を専門とし、0才~30才までの発達を追う、日本では数少ない長期にわたる縦断研究をおこなう。働きながら子どもを育ててきた先輩ママでもある。
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