こんにちは!暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。レシピ本などを見ていると「これってどういうこと?」っていう表現があったりしますよね。例えば「塩こしょう 少々」。“少々”って実際はどれくらい??ほかにもたくさんあると思いますが、そんな中「これは知らなかった!」と話題になった表現があります。それは「ラップをふんわりとかける」。
確かによく見る表現ですが、皆さんはこの表現があった場合どのようにしていますか?私は、ラップを器にかけるときに少し隙間を作って空気の逃げ場ができるようにしていました。でもこれ、間違いらしいんです…。
じゃあ、いったいどんなかけ方が正しいのか。パナソニックのHPで正しい方法が紹介されているということで、今回はこの方法を実際に試してみました。
「ラップをふんわりかける」とは
それでは早速試してみようと思うんですが、今回はせっかくなので正しいやり方と間違ったやり方でどれくらい出来上がりに差ができるのかをじゃがいもを使って比較してみました。
まず間違ったやり方です。※マネしないでください 苦笑
耐熱皿にじゃがいもを入れ、文字通り“ふんわり”ラップをかけてみました。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、右側に少し隙間を作り、中の空気の逃げ場を作っています。
確かに見た目としては、ピーンとラップを張らずにふんわりしていますよね^^;
次に正しい「ふんわりラップをかける」やり方です。
まず、耐熱皿よりも少し大きめにラップを切ります。
次に、ラップを少し上に持ち上げ、中に空気を含ませるようにしたら
ラップをお皿の淵の部分にしっかり貼り付けます。
これが正しい「ふんわりラップをかけた」状態です。見た感じ、ラップがかなりたるんでいますが淵の部分には隙間がなく、しっかり貼りついていますね。これで下準備は完了です。
あとは500Wの電子レンジで3分ほど加熱します。
(間違った方法も同じ時間加熱しました)さぁ、結果はいかに!?
出来上がりはこちら
まず、間違った方法で加熱したじゃがいもはこちらです。空気の通り道があったので、ラップはへこんだりせず、レンチンする前とあまり見た目は変わりませんでした。
一方、正しい方法で加熱したほうは、加熱直後はラップがこんもり膨れ上がり、その後周りの空気に触れたことで冷やされ急激にラップがへこみ、こんな感じで密閉された感じになりました。
ちなみに、このラップの中はかなり熱い蒸気が溜まっているので、ラップを開ける際にはくれぐれもやけどに注意してください!!
続いて、いよいよ加熱したじゃがいも自体で出来上がりの違いを確認してみましょう。
左側が正しい方法、右側が間違った方法で加熱したじゃがいもです。
比較してみてみると、正しいほうはまんべんなく火が通っている感じですが、間違ったほうは見た目にムラがあります。
今度は包丁で切って、断面を見てみました。左側は全体的に火が入り、きれいな粉ふきいも状態ですが、右側は中心部だけが粉ふきいも状態でその周りはあまり火が入っていないように見えます…。
最後にめん棒でじゃがいもを砕いてみたところ、さらに違いが見えてきました!
正しい方法の左側はまんべんなく砕け、ホロホロっとしたおいしそうな粉ふきいもですが、間違った方法の右側はじゃがいもの中の水分が抜け切れておらず、なんだかべちょっとなっています。これは明らかに失敗な感じですよね…。
ラップのかけかたの違いで、ここまで出来上がりに大きく差が出るとは思いもしませんでした><。
せっかくなので正しい方法で加熱したじゃがいもを使ってポテトサラダを作ってみたのですが、いい感じに水分が抜けたじゃがいもにマヨネーズが絡んで、お店に負けないおいしさでした☆
正しい方法を知れば料理はもっとおいしくなる!
料理があまり得意でない人ほど、レシピに書かれた言葉を頼りに料理を作ると思うのですが、レシピ通りに作ったとしても「ん?あまりおいしくない」と思った経験はきっとあると思います。それ、レシピ通りに作った気であっても実は正しくない方法で作ったからおいしくなかったのかもしれません。
今回のように正しい方法を知らないまま今までラップをふんわりかけてきたという人も多いのではないでしょうか。今一度正しい方法でラップをかけてみてください。きっと「なんで今まで間違った方法のまま作ってしまっていたんだ!?」と後悔するほど、味の変化を実感できると思いますよ。
ちょっとした違いなんですが、正しく作るって味のためにはとっても大事なことなんですね。ぜひ改めて正しい方法を知って、本当のおいしさに出会ってみてください☆
参考にしたサイト/パナソニック【レンジ】ラップのかけかた・「ふんわり」かけるとは? - レンジ - Panasonic 取材・文/JUNKO
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