少ないお金でいかに生活を充実させるかを工夫することは、とても知的で創造的なことです。月5万円の年金生活に向き合わざるを得なくなったことをきっかけに、生活が良い方向へ激変したという紫苑さん。今がいちばん楽しいという紫苑さんにおしゃれのコツを聞きました。
限られた選択肢の中で"自分らしい"服を選ぶ
若いときは選択肢が多く、それが逆にキツくもありました。少ないお金で暮らすことは選択肢が狭まる分、その中でベストを選択すればいいだけ。
おしゃれも着飾るのではなく、自分が気分よくいられればいい。他人と比べる余裕はないので、人をうらやむことも不相応な欲望もなくなりました。そんな今がいちばん楽しい。
服は売るのも買うのもリサイクルショップを活用
引越しに伴いたくさんの服を整理し、リサイクルショップに持ち込みました。お金にしたいというよりは、まだ着られるものが誰かの役にたってくれればという思いからです。
私自身、服を買う際にも利用します。節約生活をしている身には有り難い場所です。シンプルなデザインで綿や麻100%の肌馴染みがいい素材の服を選ぶようにしています。
プチリメイクで今の自分に合う服を
首周りが貧相になり襟がしっくりこなくなったシャツは、襟の上に好きな色柄の布を重ねて手縫いで合わせてリメイク。布は、着物をほどいたものやレース生地など家にあったものを利用しました。
パリッとした感じが似合わなくなってしまったブルーのシャツも、同系色のクロスをパッチワークのように縫い足してロング丈に。さわやかさにやわらかな印象が加わり、今の自分に似合う一着になりました。
手づくりターバンで髪の悩みを解決
縮毛で扱いにくい上に白髪が増えたことで老けて見えるので、洋服のときはいつもターバンをつけています。水玉柄やシックな色など、着る洋服によって選んでいます。
まとまりのない髪を隠してくれて、顔の皮膚をキュッと持ち上げてくれる若見え効果まであるので大助かりです。
ものを選んだり処分するときに色と素材を基準に考える
とある取材で指摘されて青い服が好きなことに気がつきました。以来、自分のテーマカラーを青に。以前から朝や綿などの天然素材を選ぶルールはあったのですが、そこに「青」が加わり、より節制につながりました。着物や帯も青色、あるいはそれに合う色だけを残しています。
プチプラ着物で節約生活に華やぎを添える
終活を意識し始め、今後着ていく機会のない上等な着物から手放すことにし、いま手元に残っているのは普段着としても着られるものばかり。洋服もたくさん手放したので、ちょっとしたお出かけのときは着物スタイルです。
高価なものではないのに着物をきているというだけでちゃんとして見え、自分自身も袖を通した時の心地よい緊張感に高揚します。
粋な感じが気に入っている鰹縞の着物は、ちょっと汚れがあるということで500円で購入したもの。袋帯と帯揚げ、帯締めを合わせてもトータル3000円ほど。
\60代からの暮らしは、小さく自由に!/
60代・70代女性たちの
「自分らしい暮らし」実例集!
人生100年時代を、自分らしく軽やかに生きるために。住まい、健康、お金、趣味、SNSの楽しみ方まで、人と比べず“今”を楽しむヒントが満載!
『60代からの小さくて自由な暮らし』1,430円/主婦の友社
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