東洋医学の考え方をベースに、冷えや子どもの自律神経の乱れにも詳しい内科医の石原新菜先生。自律神経をととのえる62の習慣を紹介した書籍『子どもにいいこと大全』に収録された、石原家が実践している「食事」についてご紹介します。
基本は「おばあちゃんが作るごはん」。体あたため食材で免疫力アップ!
内科医で、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生。娘さんが2人いる先生のお宅では、食のルールがあるのだとか。
「わが家の食のキーワードは『おばあちゃんが作るごはん』。玄米、みそ汁、納豆は毎日必ず食べて、メインのおかずは魚です。
体をあたためる食品を多くとるようにしていて、朝ごはんでは手作りのにんじんりんごジュースを愛飲しています。
【体をあたためる食品一覧】大人も参考に!
漢方には「陰陽論」があり、冷え性の人は陰性体質、体のあたたかい人は陽性体質とされています。食べ物も陰陽で分けられているので、陰性体質の人は陽性のものを積極的に摂取。陰性の食品には陽性の食品を組み合わせて食べましょう。
【あたためる陽性食品】
・色は赤・黒・橙。冬が旬
・北の地域でとれるものが多い
・発酵食品は陽性(ヨーグルトは陽性と陰性の中間)
〈炭水化物〉そば、玄米、黒パン
〈野菜〉にんじんやごぼうなどの根菜類、かぼちゃ
〈たんぱく質〉赤身の魚&肉、えびなど、納豆、黒ごま
〈飲み物・酒〉紅茶、ココア、赤ワイン、黒ビール、梅酒
〈調味料〉塩、みそ、しょうゆ、黒砂糖
【冷やす陰性食品】
・色は青・白・緑。夏が旬
・南の地域でとれるものが多い
・精製されたものは陰性
〈炭水化物〉うどん、白米、白パン
〈野菜〉葉野菜、なす、きゅうり、大根、もやし、トマト
〈たんぱく質〉白身の魚& 肉、豆乳、豆腐、白ごま
〈飲み物・酒〉緑茶、コーヒー、白ワイン、ビール
〈調味料〉酢、マヨネーズ、白砂糖
子どもの自律神経には粗食と適度な運動を
粗食を心がけることや適度に運動をすることで、よけいな糖分や脂肪分をとることがなく、自律神経も自然と整ってきます。
たまの家族の外食では『好きなものを食べよう』というルールがあるので、娘たちはハンバーグやステーキなどの肉料理を食べています。
毎日の食事は、子どもの自律神経や健康管理、体型維持などにとって大事なこと。
ご自分の家庭にとり入れられそうなことからトライして、子どもの体作りをしていきたいですね」
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』1,430円(主婦の友社)
【目次】
序章:自律神経をきたえると子どもに“いいこと”がたくさんあります!
第1章:まず身につけたい基本の生活習慣17
第2章:子どもに睡眠は何より大切!ぐっすり眠り、すっきり目覚めるための習慣9
第3章:ちょっとの工夫で変わる!朝から食欲モリモリになれる習慣11
第4章:ストレッチ、ヨガ、ツボetc.体を動かして自律神経をきたえる習慣13
第5章:アロマ、洋服の着せ方、検温etc.ほかにもとり入れたい“いいこと”習慣12
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