皆さま、こんにちは!家事コツ研究室のSです。
衣替えをしたら服のサイズが怪しくなっていることに気付きました……。外出自粛のせいにしてもしょうがない!ということで、食欲の秋を乗りきるために目を付けたのは
「こんにゃく」。
期待値低めで試してみた方法だったはずがまさかの大感激! チャレンジおすすめですよ!
こんにゃくはおなかにもお財布にも優しい食材!
今回の主役がコチラ、こんにゃくです。
近所の某ディスカウントスーパーでは89円とリーズナブル!こんにゃくはお財布に優しい優秀食材。給料日前に連休があるというピンチにも、大活躍です♪
「こんにゃくは栄養がない」と言われていますが、『日本食品標準成分表2020年版』によれば、100gあたりの主な栄養素としては、水溶性食物繊維が0.1g、不溶性食物繊維が2.1g。
総量2.2gの食物繊維の量は、食品の中でも群を抜いています。ちなみにカロリーは100gでたったの5kcal。
重くなった体にもお財布にも優しいこんにゃくですが、いつもの使い方は豚汁に入れたり、煮物に入れたりと、主役級のおかずにはなれないのが、悲しいところ…。
こんにゃくをメインおかずにしたい!その方法とは?
調べてみると、こんにゃくを冷凍して肉の代用にする方法があることを発見!(参考記事はこちら)
でも、こんにゃくの袋には「※本品は凍らせないでください。(凍らせると水分が抜けスポンジ状になり、ごわごわした食感になります)」と注意書きが……。
メーカーが推奨していないということは、そこまで美味しくはならないだろうなあと、期待値かなり低めで試してみることにしました。
まずはチャレンジ!こんにゃくを冷凍してみた
こんにゃくを冷凍する際は、「アク抜き不要」ならそのままでOK。不要と書かれていないなら、アク抜きのために3分程度ゆでてから冷凍します。
ちなみに、今回は薄切りにしたものと手で一口大にちぎったものの2つの形で、それぞれジップロックに入れて冷凍してみました。
丸1日冷凍したのち解凍します。解凍する際は、袋ごとぬるま湯に浸けて溶けるのを待ちます。
電子レンジで解凍すると固くなってしまうらしいです。また、常温で戻すと雑菌の繁殖の懸念があるとのこと。
解凍したこんにゃくは、冷凍した際に抜け出た水分が袋に溜まってかなりの水が出ていました。“肉”として料理に使うためにはこの水分が邪魔なので、手で握ってぎゅっと絞ります。
この「こんにゃく絞り」、想像以上に力が必要でした。
水分をザルで切るだけでは抜けきらず、握力検査のようにギュッと潰すと、中に残っている水分が水鉄砲のように飛び出します!どこから飛び出すかわからないので、お顔に掛かる覚悟で絞ってください。
絞り終わったこんにゃくは、ふやけた寒天のような、乾いた油揚げのような感じ。
正直、美味しそうと思える食材ではありません。さて、どんな料理に生まれ変わるんでしょうか?
【挑戦1】冷凍こんにゃくで「唐揚げ」を作ってみた!
まず試したのは、「唐揚げ」。唐揚げといえば鶏もも肉が一般的。冷凍したこんにゃくを揚げても「唐揚げ」になるとは信じがたい……。が、やってみました。
<味付け>
・すりおろしショウガ 小さじ1
・すりおろしニンニク 小さじ1
・しょうゆ 大さじ1
これを手でちぎった形のこんにゃくに絡めて、約10分おきます。
次に片栗粉を適量まぶして、180℃の油で揚げます。
固く絞っていても水分が抜けきっていないので、揚げる際ははねる油に注意が必要です。
中はこんにゃくなので、長時間火を通す必要はないですが、周りがカリカリの方が唐揚げっぽいので、少し焦げ目が見えるくらいまで揚げて、取り出します。
完成~!
見た目は、確かに「唐揚げ」っぽい感じ。恐る恐る試食してみると……
「これ、唐揚げじゃん!!!」(大感激)
いやホントに、唐揚げなんです。例えるならば、鶏もも肉で作ったときに揚げた皮の部分がちょっとだけ噛みにくいかな、という部分。じゅわっと肉汁のような水分が出てきて、外はカリッと噛み応え十分。
揚げ物を食べる度にカロリーを気にする罪悪感もなく、「これなら食べてもいいよね♪」という気持ちが相まって、ハッキリ言って心もおなかも満たされました!
【挑戦2】冷凍こんにゃくで「しょうが焼き」を作ってみた!
さて、お次は「しょうが焼き」です。唐揚げは衣があったから美味しかったけど、しょうが焼きはどうなの~?とこちらも懐疑的。しょうが焼きは薄切りにしたこんにゃくを使います。
<味付け>
・しょうゆ 大さじ1/2
・酒 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・すりおろししょうが 小さじ1
こちらを絡めて5分おきます。
熱したフライパンに油を敷いて、味が付いたこんにゃくを焼きます。油がはねるのでご注意を。
肉のように少し縮んで焼けてきたら、つけだれをフライパンに投入し、絡ませます。
汁がなくなるまで煮詰めたら完成!
しょうが焼きの方は、焼いてみても見た目は「こんにゃく」。遠目から見れば、豚バラ肉の脂身にも見えなくはないレベル。試食してみると……
「これ、しょうが焼きじゃん!!!」(またまた大感激)
例えるならば、脂身の多い豚肉を焼いたときの端っこの方。噛み応えがあり、これでちゃんと白いごはんが食べられます!
冷凍こんにゃく、ありがとう~!もうこれは“肉”確定です!
冷凍こんにゃくは、思った以上に救世主だった!
やってみる前は全く信じていなかった「冷凍こんにゃく=肉」説。
でもやってみた後では、こんにゃくに謝りたい気分です(笑)。おかずの全部がこんにゃくだと、後でおなかが減るかもしれませんが、肉の半分を冷凍こんにゃくにするのは大有り!
冷凍こんにゃくは、カロリー制限をしたい、安くて美味しいもので乗りきりたいというあなたの救世主になるかもしれません♪
文・写真/稲垣幸子
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