この季節、何かと取りざたされる新年度のPTA役員決め問題。
家事に子育てに仕事とただでさえ忙しいのに、PTAの仕事が重なったら……。
できることなら避けたい、なんとか平和に決まって欲しい、と思うもの。
今回は「主婦100人!アンケート隊」の皆さんに、PTA決めの場で「えー、それを理由にしちゃうの?」と驚いた、トンデモなPTAの断り方について聞いてみました。
将来のことは分からない!? 夫の転勤が……
「『転勤族でいつ転勤するかわからないから』。転勤しない職業の人だけでやれというのもおかしいし、転勤が決まったわけでもないのに理由にするのがよくわからない」(すず・45才)
「転勤するのでと断ったのに、卒業までいた人には驚いた」(へちまエンジン・34才)
仕事のせいで家庭の負担が増すことは往々にしてあります。が、可能性の話をしたらキリがない。すべての家庭がそれぞれ将来の不安を抱えているハズです。自分の家庭だけでなく、相手の家庭を顧みる目線を持てるといいですよね。
来るべき子どもに備えて……妊娠問題
「本当かどうかわかりませんが、妊娠したと嘘をついた人がいるという噂を聞いたことがあります」(かな・35才)
「1度はしなければならない役員。ずっと避けてきて、最後の年に妊娠して役員免除…。自然な事ではなく計画だと聞いた時は言葉には出来ない驚きでした。そこまでして!?子育ての方が大変だと思う…」(匿名希望・34才)
「幼稚園の役員ですが…、不妊治療を開始するかもという理由で他クラスにまで公言してたのはちょっとビックリしました」(たっきー919・43才)
「『妊娠する予定なので』と言った人。周囲は唖然。結局その人は役員を逃れましたが、妊娠もせず…。非常識な人が役員しなくて良かったと言えば良かったです」(ナナハチ・44才)
新たな命を授かるならば、無責任ではいられません。だからこそ、PTAを断る言い訳にしてしまうのはナンセンス。もしもの時は、きっと周囲の人々が助けてくれます。
本当に病気?それとも仮病?こちらじゃ判断できません……
「普段テニスなどの習い事に行っているのに体調が悪いと言って断っていた」(りんご・38才)
「精神病だからと行って逃れていたけど、彼女がめちゃくちゃ元気なのはみんな知っている。役員さんたちは6年まで泳がそうと話していた」(りえ・39才)
役員決めの場で言われると、仮病の線を疑ってしまいますよね。けど、本当に辛い思いをしているのかも。何かにつけて使われる仮病ですが、タチが悪くて困っちゃいますよね。
子どものためならやむを得ない……!
「『中学校では内申があるからやるけれど小学校ではやりません』と断った方がいらっしゃいました」(ここしんママ・42才)
「学年が違う兄弟の方で既にPTAを引き受けていると嘘をついて、出来ないと言ってる人がいた」(すず・43才)
「子どもの入試を有利にするために役員を引き受けただけなので、会合には一切出席できないと遠慮がちに言い切った人がいた」(あくび・46才)
子どものために、学校とは良好な関係を築きたい。でもPTAを引き受けるのは……。誰しもが抱えるジレンマです。どうせなら子どもの支援につながる形でやりたいですよね。ただ、PTAの候補者はみんな子どもを持つ親だということ、忘れてませんか?
理詰め?ごり押し?そこまでする!?
「『PTAとは』という題をつけて、PTAは強制ではない記事を貼り付けて代表に送ったママがいました」(ちかこ・36才)
「役員決めの最中、トイレに行くと言ってそのままいなくなった人がいました」(匿名希望・45才)
「役員決めの時期は電話がかかってこないように電話線を切っておいた」(欲張り母さん・46才)
「転校した」(ちぃたん・42才)
それ理由になってます? でも堂々と言われると閉口してしまいます。また、PTAを断るために途轍もないバイタリティを発揮する方もいるようです。そこまでする活力があるならPTAをやってくれてもいいのでは……?
いかがでしたか?
学校に通う子を持つ親にとって、PTAをはじめとする学校コミュニティは避けがたいものです。
できることなら波風立てず穏便に過ごしたい、と多くの方が思っているハズ。
PTAの役員決めは、ともすると喧々囂々の議論を巻き起こす厄介なイベントになりかねませんが、みんなが相手の家庭を思いやる心と助け合いの精神をもち、協力しながら子どもの学校生活を支えてあげたいものですね。
文/石倉航太郎
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