子育ては24時間365日、エンドレスです。バタバタと夢中になって頑張っていたら、いつの間にか疲れ切ってしまっていた、なんてことも多いですよね。子育て中のママに、「私って、疲れてるな~」と気付いた瞬間についてアンケートをとったところ、思わず共感できる回答がたくさん集まりました!
周囲のやさしい一言に思わずホロリ
・「子どもが風邪を引いたときに行ったお医者さんに言われました。『子どもの変化に気がつけたお母さんは、本当にスゴイです。』その言葉が胸に染みて、涙が出そうになりました。子育てや看病で、とても疲れていたのだと思いました」
・「近所のおばちゃんが『偉いなー若いのに』と褒めてくれたりした時は脱力してホロッと泣きそうでした」
・「なかなか『育児、大変ね。お疲れさま。』とは言われないので、妹が手紙に『家事に育児に、お疲れさま』と書いてくれて泣いてしまった」
・「TVの子育て番組で『お母さんが一生懸命やっていること、子供がちゃんと見てくれているから大丈夫!』と言われて涙があふれてきた時」
育児や看病で片時も休まることのないママ。緊張していて張り詰めていたものが、ふとしたやさしい言葉でプツッと切れて、思わず涙が…という回答が多く寄せられました。「ママなんだから、できて当たり前」と思われがちな子育てだからこそ、「大変ね」「お疲れ様」という言葉が心に沁みるものです。
本にも八つ当たり!
・「『ぽっかぽか』など、ハートフルな親子の物語を読んで、壁に叩きつけたくなったとき。子供が親を思っていて、母親も子供を一番に考え、常に優しい行動のほのぼの話を、普段は好きなのに、受け付けなくなっていた」
・「育児本を全く受け付けなかった時。必死すぎて他人の意見は入ってこなかった。本屋で『叱らない育児』の題名を見るのも辛かった」
・「読み聞かせの童話に出てくるお母さんのおおらかな言動とイラついている自分との対比。『くまの子ウーフ』のお母さんの愛や『おさるのジョージ』の黄色い帽子のおじさんのやさしさに、読んでいる自分が泣けてきてしまうこと多々あります」
やさしいママ、大らかなママ、穏やかなママ…こういったイメージは、育児本や絵本などにたくさん登場しています。自分もそうなりたいとは思っていても、毎日忙しくて余裕がないと、「こんな母親、やってられないよ!」と思わず反発してしまいますよね。「叱らない育児」なども流行っていますが、子どもにイライラしないママはいません。どうか思い詰めないで。
癒しの時間が欲しい!
・「たまにお風呂に一人で入る時すごくほっとする瞬間があって、その時に『わたし疲れてるんだな…』と感じてしまいます」
・「化粧品コーナーのハンドマッサージのカウンセリングとマッサージを受けてうっとりした瞬間。どれだけ癒やしに飢えていたんだと感じました」
・「子供ができる前は1ヶ月半に1回は通っていた美容院で、久々に明るい照明の下で自分の顔をまじまじと見た時、顔にできたしわと髪の毛に増えた白髪から、育児疲れが外見に出ていてヤバいなと思いました」
子どもが小さいときは特に、ママは1人の時間がありません。お風呂もゆっくり入れなかったり、ヘアサロンにもなかなか行けなかったり…。たまには自分だけの癒しの時間が欲しいですよね。
ノイローゼ一歩手前!?無意識の謎な行動
・「歌詞もうろ覚えなのに、ふと『金曜日の妻たちへ』の主題歌を口ずさんでいたとき」
・「夜起きてぼーっとして、はっと気づいたら、特に泣いてるわけでもない寝ている自分の赤ちゃんに授乳しようとしていたとき」
・「とにかく甘い物が食べたくて仕方なくなる。キットカットの大袋を一気に食べてしまた時は、疲れてるな…としみじみ感じました」
・「スーパーでの積み上げられている段ボールの表面にある字面『高知 な』などをぶつぶつと読み上げていたのに気が付いたとき」
無意識のうちに歌を歌ったり、寝ている赤ちゃんに授乳しようとしたり、甘いものをドカ食いしたり。疲れすぎてふとした瞬間に謎な行動をしてしまった、という回答もたくさんありました。段ボールの文字をブツブツ読んでしまうところまで行ったら、ノイローゼ一歩手前かも!?
イライラと自己嫌悪で涙・涙…
・「身内も知人もいない土地での育児。子どもが複数人いると、それぞれにあった要望を聞き入れるのもお世話も自分の思うようにいかず、時間的にも自分にも余裕がなくイライラ。夜、子どもの寝顔を見ながら、もう少し穏やかに対応できたのではないかと、自己嫌悪からの号泣」
・「何度言っても勉強せずに、遊びに行きたがる娘を叱った時。わかってほしいから注意して叱ったはずなのに、娘が居ない時に自分自身言い過ぎた事を後悔し胸が締め付けられそうになります」
・「育児に追われ、子どもに怒ってばかりの日々で、ふと子どもに満面の笑顔を向けられると罪悪感が凄いです。純粋にかわいいとしか思えなくなってるときは疲れているサイン」
・「イヤイヤ期で手がつけられないほど大暴れの息子。ニュースで虐待の話を聞くたびに嫌悪感だったけど、時々それ見ていて『自分もやっちゃうかも…』と思ってしまった時、涙がボロボロ出た。でも絶対手だけは出さない、でも出そうになるほど辛い…の葛藤で苦しかった」
子どものことを思って叱っても、あとで思いきり後悔するというママの声がたくさん寄せられました。もっと穏やかな言葉をかけられたのではないか、自分も虐待してしまうのでは…そんな葛藤と涙は、きっと子どもにも伝わっていますよ。
子育てに疲れたママたちのエピソードは、ママならどれも共感できるものばかり。毎日大変ですが、たまには自分だけの癒しの時間を作ってリフレッシュできるといいですね。
文/こばやしつかさ
※20~40代の既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© petunyia - Fotolia.com
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