ダイエットを続けているとやってくる「停滞期」。一生懸命頑張っているのに、体重が減らないとつらいですよね。
ダイエットの停滞期を乗り越える方法のひとつが「チートデイ」です。チートデイには好きなものを食べてよいので、ストレスをためずに上手にダイエットを続けられるようになります。
ただし、チートデイのやり方にはポイントがあり、漫然と行ってしまうとダイエットに失敗することも……。今回はチートデイのやり方や注意点などを解説します。(文/薬剤師 竹田由子)
「チートデイ」とは?効果をチェック
チートデイとは、ダイエット期間中に1日限定で好きなものを食べてよいとする日のこと。チート(cheat)は「ずるをする」という意味です。
ダイエットの停滞期を乗り越えるための方法として、チートデイが注目されています。
チートデイを設けるメリット
チートデイのうれしいメリットをご紹介します。
・基礎代謝の低下防止
チートデイを取り入れると基礎代謝の低下を抑えられるといわれています。
ダイエットによるカロリー制限が続くと、からだが飢餓状態になり、代謝が落ちて体重が減りづらい時期(停滞期)へと突入します。しかし、チートデイにカロリー補給することで基礎代謝を維持でき、停滞期解消につながるのです。
・「食べる楽しみ」でストレス解消
チートデイに好きなものを食べることで、ストレスが解消できるのもメリットです。
停滞期はモチベーションが低下してリバウンドしやすい時期。しかし、チートデイにストレスを解消すれば、モチベーションが維持しやすくなります。
チートデイの正しい設定方法は?
チートデイのやり方にはコツがあり、正しく行わないとダイエットが失敗するケースも。ここでは、チートデイの正しい方法をお伝えします。
1.目安は「1週間に1日」
チートデイの頻度は、最初のうちは1週間に1度がおすすめ。漫然とチートデイを取り入れると、カロリー制限しない日ばかりになってしまうことがあるので要注意です。
チートデイなしでダイエットが続けられそうなら、徐々にチートデイの頻度を減らしていきます。
2.停滞期に合わせて設定する
チートデイはダイエットの成果が出た後、1~2週間ほど体重が減らずに停滞期に入った頃に行いましょう。
ダイエット開始直後や、ムリなく体重を減らせている時期に行うのはおすすめできません。体重の落ちづらい停滞期を乗り切るための方法が、チートデイなのです。
3.メニューは自由! でも翌日は元に戻す
チートデイの食事メニューは基本的に自由。スイーツなどもOKです。
大切なのは、翌日から通常のダイエット食に戻すこと。一度食べたら食欲を抑えられないというタイプの人には、チートデイは難しいかもしれません。
チートデイは1日限定で、メリハリをつけることが大切です。
4.普段からカロリー計算をする
チートデイにはいつもより多くのカロリーを摂る必要があるため、普段の摂取カロリー量を把握しておきましょう。
チートデイに向いているのは、普段からカロリー管理ができていて、食事のカロリーよりも消費するカロリーの方が多いという方です。
裏を返せば、「なんとなく食事を減らしてダイエットしている」という場合には、チートデイはおすすめできません。
カロリー管理が不十分だと、チートデイを「ただ好きに食べていい日」と考えてしまい、ダイエットに失敗しやすくなります。
【注意点】チートデイの効果は個人差がある
チートデイの注意点は、効果に個人差が大きいということ。チートデイを行う頻度や食べる量、基礎代謝などには個人差があるため、影響の出方も違います。
また、チートデイの次の日は一時的に体重が増えるため、ショックを受けずに淡々とダイエットを続けることが重要です。
「チートデイって難しそう」と不安な方は、ダイエットをサポートする漢方薬を取り入れて、脂肪の燃焼や消化・排出を促しながらチートデイを設けてみてはいかがでしょうか。
漢方でムリなくダイエットサポート
「効果的にダイエットしたい」「リバウンドしづらい健康的なからだにしたい」という方は、漢方薬を試すのがおすすめです。
漢方薬は医療の現場で肥満の治療にも用いられており、腹部の皮下脂肪を減らしたり、内臓脂肪を燃焼させたりすることによって、太りにくい体質をめざすことができます。
漢方医学では、気分の乱れや気力の低下、血(けつ)の巡りの悪化、水分バランスの崩れなどが肥満につながると考えられています。
漢方薬は心とからだのバランスを整え、さまざまな不調を根本的な解決へと導きます。
さらに、自然の生薬成分が穏やかに働くので、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。漢方を服用すれば、手軽にダイエットをサポートすることができるでしょう。
<ダイエットを成功させたい方におすすめの漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
食べ過ぎ傾向でおなかに皮下脂肪が多く、便秘がちな方に。脂肪代謝を改善し、ため込んでいる脂肪を減らします。
・大柴胡湯(だいさいことう)
がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘や肩こりなどのある方に。からだの余分な熱を除き、脂質代謝を改善します。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
汗っかきで疲れやすい、水太り気味の方に。余分な水(すい)を排泄して、からだをひきしめ、水太りやむくみを改善します。
ただし、漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、十分な効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
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チートデイでストレスフリーなダイエットを
チートデイはダイエットの停滞期を乗り越えるための方法で、「その日だけは好きなものを食べていい日」のこと。
ダイエット停滞期にチートデイを取り入れることで、基礎代謝が落ちづらくなったり、ストレスがやわらいだりするため、ダイエットを継続しやすくなります。
また、ダイエットのサポートに漢方薬を服用するのもおすすめです。服用の際は、専門家に気軽に相談してみてくださいね。みなさんのダイエットの成功を応援しています!
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田 由子
薬剤師。元漢方・生薬認定薬剤師で薬膳漢方マイスター。
大学院で臨床薬学を専攻、病院で10年勤務、結婚後は調剤薬局勤務、ライターとしての活動も始める。「日常の不調はまず漢方」をモットーに生活を送る。腎機能低下を機に、月経痛への鎮痛剤使用量を漢方で減量成功した経験がある。病院時代の長いDI経験を生かし、薬の面から分かり易くサポートしたいと考えている。
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