春から初夏にかけて旬を迎える、グリーンアスパラ。香りが良く、甘みもあっておいしいですよね♪
わが家は農家を営んでおり、夫が畑で栽培しているので毎年春が待ち遠しいです!
そんなアスパラをおいしく食べられる、今の季節にぴったりな簡単レシピを3つ紹介します。どれも10分でパパッと作れるので、ぜひ試してみてくださいね♪
(レシピと写真:いがらしかなさん)
アスパラを選ぶときにチェックするところとは?
鮮やかな緑色でハリがあり、穂先がしまっていて、茎はまっすぐなものが良いです。
もうひとつチェックすべきなのが、切り口。変色したり、乾いているものは収穫から時間がたっているので避けます。切り口が白くてみずみずしいものを選ぶと間違いないですよ。
覚えよう!アスパラの下ごしらえ
アスパラを穂先から根元まで手で触ってみると、穂先はやわらかく、根元は少し硬いことがわかります。手で触ったときに硬いと感じ、アスパラをしならせてみたときに柔軟性がない根元の部分は、筋っぽいので切り落とします。
根元の部分をすでに切り落とした状態で売っているときもあるので、その場合は乾いた切り口を2~3mmほど切り直せばOKです。
さらに、根元から4~5cmほどの皮も筋っぽいので、ピーラー(または包丁)で薄くむきます。はかまも気になる場合は包丁でひとつひとつ取り除きます。
レシピ01:レンジで挑戦!アスパラのオランデーズソース
まずは、茹でたアスパラに濃厚なオランデーズソースをかけていただく、シンプルな一品からご紹介します。
オランデーズソースとは、フランス料理の定番ソースのひとつで、材料は卵黄、バター、レモン汁。バターが香り高く、レモンのおだやかな酸味、なめらかな味わいで一度食べるとファンになってしまう味なんです。エッグベネディクトに使われるソースとしても知られていますよね。
私はこの料理が大好きで、春になると毎年必ず作っています♪正式には湯煎で作りますが、レンジでも作れるのでチャレンジしてみましょう!
■材料(2人分/調理時間:10分)
アスパラ 3本
バター 20g
(A)
卵黄 1個分
レモン汁 小さじ1/2
塩 少々
ブラックペッパー 少々
1.アスパラは根元の硬い部分を切り落とし、根元から4〜5cmほどの皮をピーラーでむく。フライパンに熱湯、塩 少々(分量外)を入れ、アスパラを2分ほど茹でる。冷水にとり、水気をふきとる。
2.バターを耐熱容器に入れラップをかけ、レンジ(500w)で40秒ほど加熱して溶かす。別の大きめの耐熱容器に(A)を入れて泡立て器で混ぜ合わせ、バターを少しずつ加えてしっかり混ぜる。
▶︎▷Point!
バターが沸騰するほど熱いと、卵が一気に煮えてボソボソになってしまいます。沸騰させない程度に温めて溶かしましょう。
3.2をレンジ(500w)で20秒加熱し、泡立て器で混ぜる。とろみがついたら、1をアスパラにかけ、ブラックペッパーをふる。
▶︎▷Point!
加熱時間はレンジによって多少異なります。泡立て器で混ぜたときに、軽くあとが残ってすぐに消えるくらいのとろみがベスト。ゆるすぎる場合は、様子を見ながら追加で加熱してください(加熱しすぎるとぼそぼそになるので注意)。
レシピ02:アスパラのチンジャオロース
アスパラとたけのこを使った、春の味覚いっぱいのチンジャオロースです。今回は牛肉を使ってボリューム満点に仕上げました。
アスパラといえば茹でるイメージですが、炒めるとシャキシャキとした食感が際立ち、アスパラの味が凝縮されたようで、また違ったおいしさがあります。アスパラは斜めにカットすることでオイスターソースの濃厚な味つけがよく絡んで、大人も子どもも大好きなご飯が進むおかずになります。
■材料(2人分/調理時間:10分)
アスパラ 6本
牛肉の薄切り 200g
たけのこ(水煮) 100g
にんにくのすりおろし 小さじ1/2(チューブ可)
ごま油 大さじ1
(A)
酒 大さじ1/2
しょうゆ・片栗粉 各小さじ1
(B)
オイスターソース・酒 各小さじ2
しょうゆ・砂糖 各小さじ1
1.牛肉は細切りにして(A)をもみこむ。アスパラは根元の硬い部分を切り落とし、根元から4~5cmほどの皮をピーラーでむき、1cm幅の斜め切りにする。たけのこは細切りにする。
2.フライパンにごま油を中火で熱し、牛肉を炒める。色が変わったらアスパラ、たけのこ、にんにくを加え、火が通るまで炒める。
3.混ぜ合わせた(B)を加え、手早く炒め合わせる。
▶︎▷Point!
アスパラは食感が残っているほうがおいしいので、炒めすぎに注意しましょう。
レシピ03:塩気がいい感じ♪アスパラとしらすの春の混ぜご飯
いまが旬のアスパラと、春の味覚のしらすをさっと炒めて、混ぜご飯にしました。
炒めて緑色が鮮やかになったアスパラと、油で香りを立たせたしらすをご飯に加えてざっと混ぜ合わせる簡単レシピ。思わずかきこんでしまうおいしさです!子どもの食事に、大人はお酒のアテにも、アスパラの甘みや香りを楽しめますよ♪
■材料(2人分/調理時間:10分)
アスパラ 3本
ご飯 茶碗2杯分
しらす干し 30g
サラダ油 小さじ1
白いりごま 少々
塩・ブラックペッパー 各少々
1.アスパラは根元の硬い部分を切り落とし、根元から4~5cmほどの皮をピーラーでむく。穂先を切り分け、それ以外は7~8mm幅に切る。
2.フライパンにサラダ油を熱し、アスパラを火が通るまで2分ほど炒める。しらす干しを加えてさっと炒め合わせ、塩・ブラックペッパーで味を調える。
3.ごはんに2を加えて混ぜ合わせる。白いりごまをふる。
▶︎▷Point!
アスパラの穂先は小さく切るとバラバラになってしまうため、大きいまま残します。
***
茹でてよし、炒めてよし、混ぜご飯の具にしてもおいしいグリーンアスパラ。さまざまな料理に使えるので旬の味をたっぷり楽しんでくださいね!
いがらしかな/野菜料理家
早稲田大学卒業後、旅行会社にて広報・プロモーション企画を担当。結婚を機に農業をはじめ、野菜料理が大好きになる。現在は、旬の野菜をたっぷり使った、簡単レシピからおもてなしレシピまで発信する、野菜料理家として活動中。野菜コーディネーター資格保有。 書籍「おいしく長く楽しめる! 収穫野菜の保存テク&レシピ」(ナツメ社のGarden Books)にて、野菜料理レシピ151品の考案、調理、スタイリング、撮影を担当。
>>いがらしかなさんのレシピはこちら!
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます