こんにちは。家事コツ研究室・のんびり研究員のコンドウです。
料理に野菜を使うとき、みなさんはどんなふうに下ごしらえしてますか?
まずは、しっかり洗って、あとは、皮をむいて、という感じですよね。
でも、野菜によっては「必要のないこと」をわざわざやっていた、なんてことがけっこうあるんです!
そこで今回は、野菜の「本当はしなくいいこと」を3つご紹介いたします。
1. きのこの水洗い
これは割りと知られていますが、理由まで把握している人は少ないかも。
えのき、しめじ、しいたけ、舞茸、エリンギなど、スーパーで手に入るほとんどのきのこは、おがくずなどの培地を使ってクリーンな環境で栽培されているため、洗う必要がありません。
さらに、きのこを水洗いするとせっかくの風味や栄養が失われてしまい、水分で味が水っぽくなってしまいます。
2.人参の皮むき
「普通にピーラーでむいてますけど?」という方、実はそれ、必要ないんす!
人参の皮は非常に薄いため、出荷前の洗浄でむけてしまっているそうなのです(ただし、土つきの人参は別です)。
ということは、ピーラーや包丁でむいていたのは……身??
しかも、根菜類は皮と身の間に栄養が集まっていることが多いため、一番よい部分を捨てていたのかと思うと、ちょっと悔しいですッ。
3.ごぼうのアク抜き
ごぼうは切り口が黒く変色するので、水にさらしてアク抜きするのが一般的ですよね。でもこれ、栄養面で考えると、ちょっともったいないことをしているんです。
ごぼうが黒くなるのはクロロゲン酸というポリフェノールによるもの。
ポリフェノールといえば抗酸化作用があり、老化防止や美肌効果が期待できます。
アク抜きのためにごぼうを水にさらすと、せっかくの有効成分が水に流れ出てしまいます。
仕上がりの色を気にしない料理だったら、ごぼうのアク抜きは不必要な作業と言えます。
まとめ
3つの野菜の「本当はしなくていいこと」、いかがでしたか。
野菜の状態や特長を知っていれば、栄養を無駄にせず、忙しいときの時短にもなりますよ。ぜひお試しを!
文/暮らしニスタ編集部
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