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コラム

キッチンの収納力を上げる!デッドスペース使い切りアイデア

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キッチンの収納力を上げる!デッドスペース使い切りアイデア

食器から食品ストックまで、しまいたいものがたくさんあるキッチン。収納スペースをムダなく使い切るのが理想ですが、これが意外と難問!どうしてもデッドスペースができてしまいがちです。

今回ご紹介するライフオーガナイザーの森麻紀さんは、このデッドスペース活用の達人。見えない場所に工夫をこらして、すっきりキッチンをキープしています。

「住まいをスッキリ見せたいという思いがあって、高さのない収納家具にしているので、その分、収納が不足気味。何か工夫しないと入り切らないんです」

森さんが注目したのは“ 棚の奥行き" 。手前にモノを置いてしまうと、奥のほうがデッドスペースになりがちですが、森さんはここをフル活用しています。

実際にしまってあるものを出してもらうと、驚くほどたくさんのモノが次々に登場!今回は、このしまい方のコツやモノの選び方などを詳しく教えていただきました。

 

収納術01:


スチールラック奥にミネラルウォーターをストック

スチールラックに電子レンジを乗せているお宅は多いですよね。ここで問題なのは、棚の奥行きが深すぎること。手前だけモノを並べて、奥はからっぽになりがちです。

「わが家も手前に引き出しを置いていますが、奥の空間がもったいない!そこで、納戸に置いていたペットボトルのミネラルウォーターをここに移動させたんです」


小さなスペースに、なんと15本ものミネラルウォーターがおさまりました。
すぐ隣が冷蔵庫なので、冷やすのもラクラク♪ 取り出すときは引き出しの上段だけはずします。


「取り出すのは簡単ですが、よく使うものはやっぱりNG。わが家がこのミネラルウォーターを使うのは、長時間の外出時と自宅講座の時、災害などの非常時だけで、毎日出し入れするわけじゃないから、この場所でもOKなんです」

森さんはさらに一工夫。上段のオーブンレンジから水滴が落ちたり、ホコリがたまったりするのを防ぐために、プラスチックダンボールの板を一枚はさんでいます


「ホームセンターで買ってきて、ちょうどいいサイズにカット。汚れたらサッと拭けるし、ペットボトルもいつも気持ちよく使えます」

掃除しにくいデッドスペースには、ホコリ対策も必須。この小さな配慮も見習いたい!

 

収納術02:


食器の奥に非常食をストック


災害時の非常食も、普段は使わなくても身近な場所に置いておきたいもの。そこで森さんが選んだ収納場所は、吊り戸棚の奥でした。


「奥は手が届かないので、毎日使う食器には不向き。そこで、手前に食器→奥に非常食というレイアウトにしたんです」


手前に置いている食器をはずすと非常食がずらり!高い吊り戸棚の奥というデッドスペースを見事に使い切っています。取りにくくても見えているので、万一の災害時にもあわてなくてすみます

どれぐらい収納できているのか非常食をすべて取り出してもらうと、びっくりするほどの種類と量!ちょっとしたスペースと思えた吊り戸棚の奥行きにこんなに収納されていたとは驚きです。


目安は3人家族の3日分。半年に一回(3月と9月)に賞味期限をチェックしたり、試食したりします」

ちなみに、非常食は廊下の収納庫など他の場所にも保管していて、それプラス通常の食品ストックもあるので、実際には1週間分の食料があるそうです。

たくさん収納するコツは、収納アイテムを最小限にすること。レトルトだけはプラケースに入れますが、自立するものはそのまま並べています」


小3 の女の子のママである森さんにとって、災害時の備えはマスト。「いざという時に守るものがある」という意識はつねに持っているそう。その気持ちがこの収納術にも表れているようです。

 

収納術03:

調味料のストックは前後に並べる


砂糖や塩などのストック、みなさんはどこに置いていますか? 「調味料は全部まとめて収納」というかたも多いのでは?

森さんは、砂糖と塩のストックを、それぞれの調味料入れの後ろに置いています。このアイデア、シンプルだけど意外と盲点!

調味料入れの奥の空間を生かせるのもメリット。さすがデッドスペース使いの達人です!


「補充するとき探さなくてすむのでストレスフリー。主人が料理するときのために、奥にストックがあることもラベリングしてあります」



 

収納術04:

荷造りヒモと段ボールもデッドスペースに


処分する前の段ボールは、キッチンワゴンと家具のすき間に一時置き。リビングからは死角なので、ごちゃつき感はありません。

まとめて縛るためのヒモは、ワゴンの下にマグネットで貼りつけています。


マグネットはラベル部分につけるのがポイント。ぐるぐる回して探さなくてすみます」


ワゴンの前で縛ったら、あとは回収に出すだけ。ここだけで作業ができて、デッドスペース活用にもつながりました。

 

インテリア好きでも収納は苦手。克服できた理由とは?

どの収納スペースもきれいに整理されている森さん宅。もともと収納好きなのかと思いきや、「子どもの頃は全部床に出しっぱなし。いつも親に『片づけなさい!』と怒られてました」と意外なカミングアウトが。

「インテリアは好きなのに片づけは苦手で、結婚して子どもが生まれた時、これではまずい!と思ったんです」

森さんが気づいたのは「育児のストレスはなかなか減らせないけど、家事のストレスは減らせる」ということ。片づけのしくみを作れば家事のストレスが減って、その分、育児にゆとりが出るはず!と考えたのだそう。

その頃にライフオーガナイズを知り、“未来にどんな生活がしたいか” を大切にする考え方に共感。森さんは“子育てに集中できる生活”を目標に、家事のストレスフリー化に成功しました。

「今はその経験がお仕事に。未来のビジョンは人それぞれなので、その実現をお手伝いしていけたらいいなと思っています」


ライフオーガナイザー® 森麻紀さん
ご主人と長女(9歳)の3人で名古屋市にお住まい。2008年に結婚し、それまでの収納下手を見直すことに。2013年にライフオーガナイザー®の資格を取得。「家事のイライラが子どもに向くことがなくなりました」。現在は片づけサポートのほか、自宅でお片づけ講座を開催。
ブログは「今のくらし これからの生活」

 

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取材・文/後藤由里子
撮影/柴田和宣(主婦の友社)

 

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