ハウスメーカーの建物はプレハブ住宅と呼ばれる工業化住宅がほとんど。プレハブとは、「あらかじめつくっておく」という意味で、住宅を構成する主要部材の規格化をはかり、工場で製造・加工することで、現場の作業がスピーディーに行える方式が採用されています。
主なプレハブ工法の特徴
品質管理が行き届いた工場で部材を量産し、現場ではマニュアルに従って施工するため、品質の安定化とコストダウンを両立。
ただし、設計の自由度が少なく、設備機器や仕上げ材などの種類が限定されるため、デザインが画一的になりがち。間取り変更を伴うリフォームがしくにい工法もあるので、どんなプランが実現可能なのかあらかじめ確認しておきましょう。
木質系パネル工法
壁・床・天井をパネルで施工する方法。2×4工法と同様に、6面体の箱型構造になるため、耐震性に優れているが、リフォームがしにくい。工期が短くてすむ。
ユニット工法
工場で内装・外装パネルや設備機器などを組み込んだユニットを、現場でクレーンを使って積み木のように組み立てていく工法。ユニットのフレームには、主に軽量鉄骨のラーメン工法が採用される。プレハブ工法のなかで最も工期が短い。
鉄骨系プレハブ工法
軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類があり、主に軽量鉄骨が用いられるが、3階建てでは重量鉄骨で建てることもある。工法には、梁や柱で支える軸組み工法、面で支えるバネル工法、軸組みとパネルの併用工法などがある。いずれも強度が高いが、サビが発生すると弱くなる。
コンクリート系プレハブ工法
工場で生産した鉄筋コンクリートパネルを、現場で組み立てていく工法。現場でコンクリートを打つ方法より品質が安定し、工期が短い。耐久性、耐震性、耐火性に優れている。
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