家を建ててくれる依頼先の種類とその特徴

「家は一生に一度の買い物」と思っている人も多いはず。それだけ高価なものなのに、はじめての経験で買い物の勘も働かず、「どこでどうやって買えばいいのかわからない」、つまり誰に家づくりを依頼すればいいのか悩んでしまうことに。

依頼先選びは、家づくり成功の最大のカギです。依頼先との相性次第で、希望を生かした大満足の住まいになることもあれば、入居後何十年も後悔が残ってしまうこともあるのです。

そこで大切なのは、依頼先についての情報を集め、それぞれの特徴を理解することです。ここでは、建築家(設計事務所)、ハウスメーカー、工務店・ハウスビルダー、インテリアショップの4つの依頼先について、おおまかな特徴をご紹介します。

建築家(設計事務所)

建築家との家づくりは、いわばオーダーメイド。間取りからデザインにまでこだわって、オリジナルの家をつくれるのが魅力です。予算や敷地などの条件が厳しい家づくりでも、柔軟な発想で悪条件を逆手にとったプランを提案してもらえます。

また、建築家の仕事は設計図面の作成だけでなく、工事現場の施工監理も含まれるため、安心して家づくりをすすめることができます。 建築家(設計事務所)選びで大切なのは、センスや価値観の似ている人を選ぶことです。

家への希望はもちろん、デザインのテイスト、ライフスタイルなどについても理解し合えれば、ツボを押さえたアドバイスが期待できるでしょう。

※詳しくは「建築家(設計事務所)の選び方と特徴・注意点」を参考ください。

ハウスメーカー

ハウスメーカーの最大のメリットは、品質とコストのバランスの良さ。研究に研究を重ねた最新技術と、大量生産によるコストダウンが両立されています。

工場でつくられる部分が多く、現場作業が少ないため、仕上がりのバラつきが少ない、工期が短くて済む、というメリットもあります。特に規格(企画)プランや標準仕様の家を選ぶと、これらの利点をフルに生かすことができます。

 反対に、プランを変更したりオプションを取り入れたりすると、その分コストアップするのが難点。規格(企画)プランや標準仕様の内容に、自分たちは欲しいもの(たとえばシステムキッチンや床暖房など)がどれだけ含まれているか、じっくり比較・検討するといいでしょう。

※詳しくは「ハウスメーカーの選び方と特徴・注意点」を参考ください。

工務店・ハウスビルダー

相談しだいで自由にプランニングできるのが、工務店のメリット。「予算に合わせて無駄のない家を建てたい」という人に最適です。

また「現場」に精通している工務店は、施工のノウハウや素材の情報などが豊富です。仕上げや設備選びについて相談すれば、プロの立場からアドバイスがもらえるはずです。

最近では、設計事務所と工務店の機能を兼ね備えたハウスビルダーも人気。オリジナリティのある作風を持ち、おしゃれな実例が多いのも魅力的です。

設計・施工が一貫しているので、工事トラブルの心配がなく、建築家に依頼するのと同様にオーダーメイドの家を実現できます。

※詳しくは「工務店・ハウスビルダーの選び方と特徴・注意点」を参考ください。

インテリアショップ

ライフスタイルを重視して、インテリアから発想する家づくりを提案するインテリアショップが増えています。

プランニング時に内装の仕上げ材と家具・カーテンなどのコーディネートまで考えられるので、理想のイメージを実現しやすいのが魅力です。オリジナルの部材やキッチンなどから、既製品にはないぬくもりが感じられるのも人気です。

依頼するショップを選ぶ際は、店内のディスプレイが大きな手がかりになります。

※詳しくは「家をプロデュースするインテリアショップの選び方と特徴・注意点」を参考ください。

依頼先との相性チェックポイント22

依頼先別の家づくりスケジュール表

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