コラム

わが子がイヤイヤ期に突入！イライラせず上手につき合うコツとは!?

更新日：2017.10.28

「どうして泣いてるの？」と何度も聞いた赤ちゃん時代を経て、心待ちにしていた我が子との会話。
「言葉で意思疎通が出来るようになれば、より分かり合えるに違いないわ！」…そんな希望は砂の城のようにぼろぼろと崩れ、目の前の“イヤイヤ星人”と化した我が子に、途方に暮れるママ…という図式は、珍しくない光景ですよね。
筆者も、とくに長女のイヤイヤ期には苦労したものです。

今回はそんな、“イヤイヤ期”真っ只中の子をお持ちのママへ、頑な子どもの心を開く対応のヒントをご紹介します。

なんでもイヤ！なのはどうしてなの？

子どもは親が大好き。親の望む自分になりたいと、いつでも思っています。
そんな子ども達なのに、どうして親の言う事を聞かなくなるのでしょう？
その原因はもしかしたら、親が子どもの話を聞いていないからかもしれません。

子ども達の話は、ママの都合なんておかまいなし。忙しいママにとって、確かに大切なこととは言えません。
夜ご飯の支度、お風呂、寝かしつけ…と時間に追われる中で、「ママちょっと見て！　この石拾ったんだよ」という我が子に、目も向けずに家の仕事を続けながら「そうなんだ、すごいなあ」なんてナマ返事をしてはいないでしょうか。

でも「イヤ！」と言ったとき、ママは自分のことをまっすぐ見てくれる、ということを子ども達は経験上知っています。
例えそれが、困った顔や怒った顔だとしても。「笑顔じゃなくてもいい、こっちを見て欲しい」、それが子ども達の本音なのです。

だからイヤイヤ期は、「ママ、ぼく(わたし)のことを、もっとちゃんと見て！」というメッセージなのかもしれません。

オススメ対処法は、“短期集中”！

とはいえ、ママの仕事を減らしたり省略するわけにはいきません。
いつも子どもに向き合い、子どもの要望につき合う事なんて不可能ですよね。
そこで筆者のオススメは、“短期集中型”。
無理をしては続かないので、“自分のご機嫌がいいとき”が最大のチャンスです。チャンスを逃さず、以下のことをコツコツと、ポイントを稼ぐように積み重ねてみてください。

★話を聞くときは、おへそとおへそをくっつけて
このスタイルでお話を聞くだけで、子ども達の満足度はとても高くなります。膝に乗せて目を見つめながらお話を聞いてあげてくださいね。

★子どもの“面倒くさい”こだわりに、たまにおつきあい
「雨の日に傘をささずに、びしょ濡れになっての水たまり遊び」「塀の上をヨロヨロしながらどこまでも歩く」「家のカギを自分で開けられないけど開けたい！」など、大人にしてみれば「なんでそんなことをいつまでもやっているのかな～」というようなことに必死な我が子を、もう座って本でも読んで待っていましょう。

これをしているうちに、子どもの中に「出来るときは、ママは自分につき合ってくれる」という信頼が生まれ、「今はダメなんだよ。今度ね」というこちらの言い分を聞いてくれるようになります。

★手が離せないときは、子どもの様子を実況中継
これは向き合わなくても出来るので、割と簡単にポイント稼ぎになる方法です。
お皿を洗いながらママにまとわりつく子に、「○○くんは、ママと遊びたいのかな？　ママも遊びたいな～。でも台所をキレイにしなくちゃな～」「積み木で遊んでるの？　積み木が好きなんだね」「なにかがイヤで泣いてるんだね。○○ちゃんはどうしたんだろうなあ」などと、子どもの様子を言葉にしてあげてください。
具体的に向き合って行動しなくても、“ママはあなたを見ているよ”というメッセージになります。

筆者の長女はとても落ち着きのない子でした。やっと幼稚園に入園するときには、ホッとしたことを憶えています。
でも蓋を開けてみたら、入園式で一人だけホウキを手放さない、自分のクラスで読んでもらう本が気に食わず隣のクラスへ乱入する…という自由奔放さを披露。
先生から「おかあさん、大変ですね」と言葉をかけられたときは、涙が出てきたものです。

そんな長女に、上記のような方法を短期集中で徹底的に試しました。
結果、先生からは「最近、長女ちゃん変わりましたね」と言葉をかけられるように。大人の話を聞くようになってきたのです。
そして私自身も、長女を無理矢理怒って言う事を聞かせるという結末ではなく、「話して分かり合う」という経験を積み重ねることによって、長女との関係性に自信を持つ事が出来たように思います。

ママがいつも子どもに怒るのは、愛情の深さが為せるわざ。
現代のママは本当に大変だと思います。多くのママが、まだ小さな子ども達との時間を楽しめますように。是非参考になさってくださいね。

文／mica
シンガポール在住、三姉妹と男子、計4人の母。元ギャラリー勤務のアート好き。趣味は美術鑑賞と夫とのお泊りデート、薬を使わない台所手当て。子ども達が楽しむ後ろ姿を眺めること。ブログ　http://ameblo.jp/tamken4930 ItMama http://itmama.jp/

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mica
シンガポール在住、三姉妹と男子、計4人の母。
元ギャラリー勤務のアート好き。趣味は美術鑑賞と夫とのお泊りデート、薬を使わない台所手当て。子ども達が楽しむ後ろ姿を眺めること。
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