中国原産のニガキ科ニワウルシ属 (落葉高木)です。似たような葉も他に色々あって、葉だけで、素人が識別するのは難しいです。こちらの雑草化した植物を、「ニワウルシ」としてお話させていただきますね。
ウルシに似ていてけど、庭木にされることから「ニワウルシ」と名前がついているそうです!
「ウルシ」と違ってニガキ科の植物で、樹液でかぶれる心配はないそうです。
「ヤマウルシ」に似ています。
葉の下半分の小葉の基部近くに大きな鋸歯が1~2対あるのが特徴なんですって!
よく見ると、葉の根元が丸いですが、出っ張っていますよね。
似たものに、カラスザンショウなどもあります。カラスザンショウは幹や枝に刺があり、ニワウルシのように、小葉の基部に大きな鋸歯はありません。
若枝は赤みを帯びた緑色で、葉は独特の臭いがするそうです。この葉を、ヤママユガが好んで食べたことから、食草として栽培されるようになったそうです。
1枚の葉だけでなくて、ニワウルシの幼木は、全体を見ると形がなんだか蜘蛛のような形で気味わるいんです。茎も赤っぽいものもあって、毒々しくも感じますよ。
成長がとにかく早いのが困る点だそうで(1年で1~1.5mになる)、在来種の中から生い茂って生育し、アレロパシー効果で他の植物の成長を阻害するそうです。
そして、種子生産能力も高く、風と共に種子が飛散し、生育範囲を広めていきます。
厄介なのが、地下の根からも芽を出すことです。これにはびっくりです。この特徴は厄介なだけでなく、非常に危険ですよね。
根等からもアレロパシーを放出し、繁殖していくのです。
道路脇に、私が見ただけでも、長い距離にわたり野生化していて、かなりが生えていました。
花言葉は「うっとりするほどの愛」「神の力」「活気」など、素晴らしい言葉が続きますが、山でなく、都会の道路沿いでは、この「活気」は邪魔になってしまいますね。
かなり目立つので、駆除をお仕事にされている方に、駆除されるでしょう。
これが、「ニワウルシ」かどうか分かりませんが、似た葉ですよね。
ニワウルシも、高さが25m位にもなる大木です。かぶれはしませんが、大きな木になるってことは、都会ではかなり危険ではないでしょうか?
「ニワウルシ」はかぶれませんが、大木になる植物ですので、お近くで自生していたら、お気をつけくださいね。
そして、このような葉の形の植物は「ヤマウルシ」に似ていると、都会育ちのお子様には、教えてあげてもよいかも知れませんね。
知っていれば、悲報を呼ばなくてすむことは沢山あります。
こちらの情報が誰かの助けになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・このような葉の形、生え方などで、かぶれる植物かどうか、素人判断では識別が難しいので、このような「うるし」に似た葉の雑草を見かけたら、お気をつけくださいね。ウルシには種類があるので、この機会に、興味のある方は調べてみてもよいかもしれませんね。
・「ニワウルシ」は、今では野生化していて厄介なことになる場合も多く、駆除対象になっている地域もあります。駆除が困難な外来種の植物です。
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