安くてボリュームがある「もやし」。
お肉と一緒にササッと炒めただけで立派なメインおかずになるし、ゆでてごま油と塩で味付けすれば1品になるし、重宝する野菜ですよね。
ところでみなさんは、もやしを調理するときに「ひげ根」って取りますか?
あのチョロンとした小さな根っこを取るだけで、普通のもやし炒めが、高級中華料理のように大変身するそうなんです。
もやしは、ひげ根も取らないし洗いもしない、家事コツ研究室コンドウが、もやしのひげ根「取る」VS「取らない」を徹底比較!これが、ちょっと驚きの結果だったのでレポートします。(最後に絶品もやしレシピも付いてますのでお楽しみに♪)
普通のもやしで実証実験スタート
近所のスーパーで同じものを2袋購入しました。
1袋だけ、ひげ根を取ります。ついでに、ひげ根の反対側にある「芽」も取ります。
1袋分のひげ根&芽はこんなもので、作業時間は10分ほどでした。やっぱり面倒くさいけど、こういう単純作業って、無心になれるので終わると妙なリフレッシュ感があります。
シンプルなごま油炒めにして、見た目を比較
こちら、ひげ根を「取らない」もやし炒め。
私がいつも食べているほうです。安定の仕上がり。普通に美味しそうです。
続いて、ひげ根を「取る」ほうの、もやし炒め。
これは!
すでに見た目からかなり違います。「取る」ほうのもやしは1本1本が太くて立派に元気いっぱいに見える。
もう一度、「取らない」を見てみると、なんか……
…ベチャッ。ぐったりしていて、もう美味しそうに見えない(涙)。
しつこいですが、今度は両方を並べてみます。
(上)がひげ根を「取らない」のもやし炒めで、(下)が「取る」のもやし炒め。
「取らない」はちょっと黄ばんでいるようです。一方、「取る」は白くて美味しそう♪同じ量のはずなのに、ボリュームが違って見えます。
続きまして、実食!
「取る」もやし炒めから食べてみます。
…うそ、全然ちがう!!
「シャキシャキ」では言い尽くせない。
「シャキッ!!!シャキッ!!!」という感じです。歯ざわりがすッごく良くて、特別栽培された、お高いもやしを食べているようです。
一方、「取らない」もやし炒めもいただきます。
うーん……。
なんか、水分がちょっと気になって、口当たりもよくない。
いつも食べているものと知りつつも、「取る」もやしを堪能した後では、美味しいって言い難い。
ひげ根を取っただけで、まさに“高級中華”の味&食感に大変身です。
干しエビ入りのもやし炒めでも比較。「取る」もやし(右)のほうがバツグンにうまかったです。
予想はしていたものの、まさか、「こんなにも違うものかーー!!!」と驚愕でした。ひと手間かかりますが、ここまで食感も味も美味しくなると、もう「取らない」もやしには戻れないかもしれません。
あとは「面倒くさい…」VS「美味しいの食べたい!」の戦い
がしかし。ひげ根を「取る」作業、忙しいときとか、パパッとご飯を作らないといけないタイミングだと正直、面倒くさいです。かと言って、シャキッとした美味しいもやし炒めの衝撃も忘れられない……。
結論は出ないので、ひげ根を「取る」か「取らない」かは、そのときの気持ちに任せるということでいいと思います。
ほんとに美味しいので一度味わってみる価値あり!と、興奮して言いまわっていたら、周囲にけっこう「取る」派がいて、ちょっと恥ずかしい気持ちになりましたが、まだ体験したことのない方はぜひ試してみてくださいね。
【おまけ】シャキッふわっ♪「取る」もやしで作った『もやしオムレツ』
最後に「取る」もやしを使った絶品もやしレシピをご紹介します。
オムレツは小さめのフライパン(直径20cmぐらい)を使うとカンタンきれいに出来上がります♪
★もやしオムレツ
【材料(1人分)】
<もやし炒め>
・もやし…1/2袋
・干しエビ…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・ごま油…小さじ2
<オムレツ>
・卵…2個
・砂糖…小さじ2
・油…大さじ1
【作り方】
1. フライパンにごま油をひいて熱し、お湯で戻した干しエビ、もやしを入れて炒め、塩で味を調える。皿に移しておく。
2. フライパンをキッチンペーパーでふき、油をひいて強火にかける。
3. 卵に砂糖を加えて混ぜ、フライパンに流し入れる。
4. 卵が半熟ぐらいに固まったら、もやしを入れ、卵を半分に折りたたむ。
5. お皿にフライパンを返すようにして盛り付ける。
「取る」もやし特有の小気味良いシャキッシャキッの食感と、強火で手早く仕上げた卵のふんわり感の組み合わせがたまりません。
大人にはピリッと辛いチリソースがおすすめ♪おこちゃまはケチャップでどうぞ。
文/暮らしニスタ編集部 近藤
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