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コラム

「出生前診断」どう思う? 母たちのリアルな声…

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「出生前診断」どう思う? 母たちのリアルな声…
お腹のなかの赤ちゃんに先天的な病気があるかどうかを診察する「出生前診断」。以前の検査は、お腹に針を刺して羊水を抜き取るためリスクを伴うものでしたが、2012年から試験的導入された新型の出生前検査では、お母さんの血液から子どものDNAを抜き取ることが可能になりました。けれど、検査が簡単になったからといって、容易に踏み切れるものではないですし、「検査を受けた後」についての波紋が広がっていることも事実。色々なことを考えれば考えるほど、どちらがいいのかわからなくなってしまう「出生前診断」について、出産を経験した(もしくは妊娠中の)既婚女性にお聞きしました。

【質問1】出生前診断について、あなたはどう思いますか?


賛成         33人
反対          8人
どちらともいえない  59人

「反対」の意見


・「もし自分が診断を受けて障害のある子だと分かったら、『産まない』という選択をしかねないから。命の選別はするべきではないと思います」
・「障害があったときの心の準備にはなるかもしれないが、そのために『産まない』選択をするというのは倫理的に納得できないので」
・「検査結果が100%正確でないものを、中絶の判断材料にするのは断固反対。もし100%正確だとしても反対ですが」
・「現在妊娠中ですが、お腹の中の赤ちゃんが可愛くて仕方ありません。妊娠したほとんどのお母さんはそう思うはずですが、検査を受けることで産むのをやめてしまう人が必ず出てくるでしょう。私は『子どもの誕生には必ず意味がある』と考えているので、反対です」

「どんな子も大切な命」というのは皆さん分かっていること。でも、障害があると分かったとき、「中絶する方を選んでしまいそう」「出産を喜んで待ち望めない」という意見がある通り、「どんな子どもであっても、わたしは産み育てられます!」と言えるほど自分が強くいられかどうか自信がない…というのがママたちの本音のようです。

「賛成」の意見


・「なんだかんだきれいごとを言っても、やっぱり障害のある子どもを産んで苦労したくない。事前に分かれば中絶すると思う」
・「妊娠中は心配や不安が増え精神的に不安定になりがち。その心配の要素を一つでも取り除けるなら、事前に調べることも賛成です」
・「障害や病気のある子の子育ては大変。お金もかかるし、体力も必要です。まわりの理解を得られず、悩むこともあると思う。そんな苦労を全員が乗り越えられるとは思えない。診断によってその夫婦がどれだけ覚悟をもって子育てできるか、判断する材料にはなるのでは」
・「事前に気持ちと必要な物の準備ができるので賛成です。私はそのおかげで助かりました」

賛成といっても、「安心のために賛成」という意見もあれば、「障害があれば中絶することができるので賛成」という意見や、「障害のある子でも、産んで育てる準備をするために賛成」と、まったく違った方向に分かれました。

どちらともいえないの意見


・「その家庭や事情によっても様々。まわりが意見するべきではないと思う」
・「どんな子でも祝福されて生まれてきてもらいたいけど、自分に置き換えて考えると、反対だとハッキリ言えない。自然に任せたい気もするけど、子どもに何かあるのであれば、生まれる前に心の準備や勉強する機会が欲しいというのも分かる」
・「命の選択をすべきかは疑問ですが、実際、障害や病気を抱えた子どもを育てるのは大変。そういった障害を親が受け入れられず、虐待や育児放棄といった悲劇も起きています。ある程度の線引きをしたうえでの診断はあるべきかもしれません」
・「第1子に障害があった場合、第2子は…と慎重になるのも分からなくはないです。けど、それを出生前にすることが正しいかどうかは分かりません」

妊娠した喜びと、もし病気があったら…という不安。どちらも分かるからこそ、半数以上の意見が「どちらともいえない」というものでした。
では、実際に出生前診断を受けた人の割合はどれくらいなのでしょうか。

【質問2】では、あなたは出生前診断を受けましたか?


NO      90%
YES     10%

出生前診断を受ける人の数が増えているといわれていますが、今回のアンケートでは、診断を受けた人は1割でした。検査を行っている病院の研究チームのデータ(2014年)によると、1年間で7740人が出生前診断を受け、そのうち「陽性」と判定が出た142人のうち、羊水検査により異常が確定したのは113人。そのうち97%にあたる110人のご夫婦が人工妊娠中絶を選択されているそう。この数字、皆さんは多いと感じますか? 少ないと感じますか? また、出生前診断を受けてから、中絶が認められている21週までは1ヶ月ほどしかありません。その間に、病気の子どもを産み、育てるということはどんな生活になるのか。どんな支援を受けられるのか。中絶の方法とリスクはどうか。など、知りたいこと、判断しなくてはいけないことが山のように出てきます。このことからも、出生前診断とともに、検査結果を受けたあとのカウンセリングやサポート体制の充実も大切ではないでしょうか。

文/竹中愛美子
※出典:主婦の友社 暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© Monet - Fotolia.com
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