薬味や汁物の具などに使われるネギ。食卓への登場回数は多いものの、1度に少量しか使わないため余りがちではないでしょうか?気がつけばいつの間にかしなしなになっていた、なんてこともありますよね。
ネギは正しく保存すれば、おいしい状態で長もちさせることが可能です。
今回は上手な保存方法や新鮮なネギの見分け方、ネギ活用レシピまでどーんとご紹介します!
ネギの保存方法はどうしたらいい?
ネギは常温ではなく冷蔵庫保存が向いています。買ってきたら、長さを2~3等分に切り、乾燥しないようラップで全体を包むか、ポリ袋に入れて口を閉め冷蔵庫の野菜室へ。
野菜は自然に近い状態を保つことで、鮮度をある程度キープできるため、野菜室に入れる場合も、なるべく立てた状態で保存するのがおすすめです。
一方、泥がついたままのネギなら、常温での保存が可能です。ネギを新聞紙でくるんだら、直射日光の当たらない涼しい場所に置いておきましょう。
ただし暑い夏場は常温保存には向きません。泥つきのネギであっても、冷蔵庫で保存するほうがよいでしょう。
あとで使いやすい!ネギを切ってから保存
それなりの長さがあるネギは、2~3等分にカットしても野菜室の中でも意外と場所をとりますよね。なので、保存する際にあらかじめ切っておくのも一つの手。
省スペースになるだけでなく、調理するときに使いやすいというメリットもあります。
斜め切り、ぶつ切り、小口切りなど、よく調理で使う形状に合わせてカットしましょう。
カットしたネギは保存容器かジッパーつき保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存を。
・長ネギは部位によって味わいが異なるのも考慮しよう
長ネギは、根元の部分から葉の方向に向かって、辛みが強くなるという特徴があります。
根元に近い部分は焼きネギにして甘みを味わったり、緑の部分は辛みを活かして薬味にしたり汁物のトッピングとして使ったりと、部位ごとに向いている料理も異なります。
特徴を踏まえて、カットしておくと料理に応じてそれぞれの部位を使い分けることができますよ。
・オイル漬けにして保存する方法も
ネギのみじん切りをオイルに漬け、香り油にして保存する手もあります。作っておけば、サッと一振りで炒めものやチャーハン、パスタ、サラダなどに香ばしい風味をプラスできて便利。
作り方は、ネギをみじん切りにして、清潔な瓶に入れ、オリーブ油やごま油など好みの油をネギがかぶるくらいに注ぎます。ふたをして冷蔵庫で保存すればOK。2週間程度保存することができます。
ネギって冷凍保存できる?
ネギは冷凍に向いている野菜でもあります。冷凍するときは、ながいままの状態ではなくカットしたものが◎。特に薬味に使う場合は少量なので、小分けにして冷凍保存しておくと便利。その手順を確認しておきましょう。
1 ネギを斜め切り、小口切り、みじん切りなど、調理に使いやすい形状に切り分ける。
2 それぞれ使いやすい分量に小分けしてラップで包む。
3 ジッパーつき保存袋などに入れて、空気を抜いて冷凍庫で保存する。
使うときは、凍ったまま調理してOK。汁物、炒め物、鍋物などにそのまま入れましょう。薬味にするときは自然解凍してから使います。
ネギの保存期間の目安
ネギの保存期間は、保存場所やネギの状態により異なります。泥がついていないカットしたネギは、2~3等分にしたものは冷蔵庫で約1週間、斜め切りや小口切りのものは3~4日が保存の目安。
泥がついているものは気温が低い時期であれば常温で1ヶ月ほど保存できるようです。
冷凍保存する場合は、3週間~1カ月が保存の目安となります。いつ保存したものかわからなくなった、なんてことにならないように、冷凍した日付をわかりやすく記載しておきましょう。
保存期間の目安内とはいえ、異臭がする、汁気がでているといったネギを調理に使用することはおすすめしません。ネギの風味を楽しむためにも、できるだけ早いうちにいただいてくださいね。
鮮度のよいネギの見分け方
いくらネギの保存方法に気をつけていても、購入する際に新鮮なネギを選べていなかったら、保存期間も短くなってしまいます。鮮度のよいネギの見分け方も覚えておいて損はないですよ。
長ネギは、白い部分と緑色の部分のコントラストがはっきりしているほど、丁寧に育てられた良品なのだとか。
全体的にツヤがあり、葉の部分が白く粉をふいているように見えることも、新鮮な証です。また、触ったときに身が締まった感触があるかも確かめましょう。
根元の切り口も鮮度を見分けるポイントとなります。切り口がみずみずしく、ギュッと引き締まっているものがおすすめですよ。
まとめ
料理に風味や鮮やかさを加えてくれるネギ。正しく保存しておけば、少量だけ欲しいときにも重宝するはず。いつも使い切れずにダメにしてしまうという方も、保存方法をマスターしてムダなく活用しましょう。
ネギを使ったおすすめレシピ
料理の名わき役として活躍してくれるネギですが、ネギをメインにしたお料理はいかがですか?ネギの風味を存分に味わえる、おすすめレシピをご紹介します。
とろりんとしたネギがたまらない!長ネギの豚バラ肉巻き
【材料 (18個分)】
長ネギ…3本
豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用)…180g
塩・コショウ・薄力粉…少々
オイル…小さじ1
醤油…大さじ1と1/2
みりん…大さじ2
日本酒…大さじ2
砂糖(三温糖使用)…大さじ1
山椒…たっぷり
卵黄…お好みで
とろっとしたネギとカリカリの豚バラ肉、甘辛いタレの香りが食欲をそそる、ガッツリおかず。卵黄をトッピングすることで、味を変えて楽しめます。しっかりと味付けされているので、お弁当のおかずにもおすすめですよ。
2019.01.11太めの長ネギに豚バラ肉を巻きつけカリッと焼いてから 甘辛いたれを絡め 山椒の辛味を加えました。ご飯にも おつまみにもピッタリな一品です。そのまま食べてもおいしいのですが 卵黄を絡めていただくとおいしさ倍増です。またしっかり...続きを見る
レンジで5分☆ ねぎたっぷり♪ 油揚げの肉巻き
【材料 (4人分)】
豚ひき肉…280g
長ねぎ…1本
油揚げ…2枚
塩、胡椒…少々
酒…大さじ1
たまご…1個
おからパウダー…大さじ2
刻み海苔…適量
きざんだ長ネギをたっぷり使ったこちらの肉巻きは、レンジで調理することができます。海苔と長ネギの風味がよく合い、あっさりといただくことができそう。手づかみで食べられるので、おうち飲み会のおつまみやパーティーメニューにもなりそうですね。
2018.03.16料理はレンジで楽々の肉巻きです。油揚げで巻き、中にもおからパウダーを入れて、イソフラボンいっぱい*^^*長ねぎを1本丸ごと入れているので、ねぎたっぷりです。きざみ海苔の風味も、イケてます。あっさり好きな人はそのままでもいい...続きを見る
ねぎたっぷり、ねぎ焼き。
【材料 (2人分)】
青ネギ…1束
白ネギ…1本
豚薄切り肉…80g
こんにゃく…1枚
水…100cc
醤油…大さじ1
砂糖…小さじ2
みりん…大さじ1
小麦粉…大さじ5
出し汁…大さじ4
白だし…大さじ2
卵…1個
ポン酢…大さじ2
醤油…大さじ1/2
砂糖…小さじ1/2
青ネギも白ネギもたっぷり使用したこちらのネギ焼きは、まさにネギ好きさんのためのレシピ。ぷるぷるのこんにゃくとシャキシャキのネギの食感も楽しめます。お好みでネギを増量してもおいしくいただけますよ。
2017.05.21ねぎ焼きには普通はすじこんを入れます。すじこんを仕込んだ時はすぐに出来ますが、こんにゃくを甘辛く煮詰めたのと豚肉とで簡単に作りました。お野菜たっぷりです。続きを見る
超速簡単!ネギわさピッツァ。
【材料】
ミニピザ生地…適量
刻みネギ…適量
ベーコン…適量
クリームチーズ…適量
わさび醤油…適量
あと1品足りない…というときは、保存したネギを使ってミニピザを作ってみてはいかがでしょうか。ネギの風味とワサビが香り、晩酌のお供にもぴったりです。ピザ生地は餃子の皮やクラッカーでも代用できるので、家にあるものだけで作ることもできちゃいそうですね。
2016.02.27(*=Θ=)ノ おつまみ、オードブルに~◎ほんのりわさびが香るおとな味。「手のひらピザの生地」使用です。続きを見る
かつおだし香る♪ネギと豚肉の鍋
【材料 (2人分)】
水…500㏄
かつお節…15g
醤油…大さじ2
みりん…大さじ2
酒…大さじ2
水…適量
しょうが(すりおろし)…大さじ1/2
ネギ(斜めスライス)…適量
豚肉スライス(バラ肉)…適量
餅(4等分にカット)…2個
ごま油…少量
野菜が長ネギしかなくても、おいしい和風鍋が作れちゃいます。こちらのレシピは、かつおだしとごま油の風味が食欲をそそります。シンプルな味付けが、ネギのおいしさを引き立ててくれますよ。
2019.01.08かつおだしとごま油が香る美味しい和風鍋です。しょうがをたっぷりと入れるので、からだが温まります。食材はネギと豚肉、お餅とシンプルですので手軽に作れます。続きを見る
刺さずに簡単!ビールが進むフライパンねぎま
【材料(3人分)】
鶏もも肉…700g
長ネギ 白い部分…2本
塩…小さじ1/2
コショウ…少々
醤油…大さじ2半
みりん…大さじ3
はちみつ…大さじ1と1/3
片栗粉…小さじ1/2
水…大さじ2
ネギを使ったおつまみといえば、やっぱりねぎまも外せません。こちらのレシピは、串に刺さないから作り方も簡単!香ばしい長ネギと弾力のある鶏もも肉、甘辛いタレの相性はいうまでもありません。ご飯に乗せて焼き鶏丼にしてもおいしくいただけますよ。
2017.09.06串に刺さないから簡単!!ズボラですが・・・めっちゃ美味しくてやみつきです♡ご飯に乗せて焼鳥丼も旨いっ(*゚∀゚*)ムッハー是非是非お試しを♡続きを見る
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まとめ/暮らしニスタ編集部
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