旅行が大好きで、結婚当初からだんなさんと二人でロンドンやパリを旅してきたミキティ。お子さんが生まれてからは、子連れで海外にGO!
一方、小さい子どものいるママたちから聞こえてくるのが、子連れ旅行はなかなかたいへんという声。
国内だけでなく海外にも行きたいけれど、飛行機の中で子どもがぐずったらどうすればいいの?と不安を感じているママは多いようです。
そこで旅慣れたミキティに、子連れ旅行を成功させる行き先選びや移動中のポイントについて聞きました。
海外旅行は基本、自分たちが行きたい場所へ
美貴さんがママになって最初の家族旅行は、息子さんが1歳9カ月のとき。行き先は海外だったんですか?
「スペインです。バルセロナのサグラダファミリアが見えるホテルに泊まって観光を楽しみました。子どももサグラダファミリアを見て『おっちぃね~』と言ってましたけど、そのあとに寄った公園のブランコのほうが楽しそうでしたね(笑)」
国内の旅は子どもに合わせて選ぶこともあるけれど、「海外旅行は基本、自分たちが行きたい場所に行く」という美貴さん。
「パリやスペインなど“大人の街”と言われるところでも、そこで子育てをしている人たちがいるので子どもが遊ぶ場所はけっこうあるものです。子どもは公園と水場があればたいてい楽しめるから、どこに行ってもなんとかなるんですよ」
むしろ子連れ旅行で気をつけたいのは、親が子どもに合わせて旅先を選んだ際に、「子どもの喜ぶ顔を期待しすぎないこと」だと言います。
「せっかくの家族旅行なので、『ここに連れて行ってあれを見せたら子どもが喜びそう』とかいろいろ計画を立てるご家庭も多いと思うんです。
でも子どもに感動を期待しすぎると、実際に行ってあまり喜ばなかったときに『なんで!?』と思っちゃうかなと。親メインで行き先を選んでも、子どもはちゃんと楽しめるので大丈夫です」
この夏はヤンキー・スタジアムで野球観戦!
今年の夏休みは、ヤンキースファンのだんなさんの発案で本場ニューヨークのスタジアムで野球を観戦!
「ニューヨークは長男を妊娠中にだんなさんと行った場所。そこに今度は家族4人で行けたのは嬉しかったですね。現地に住む事務所同期の里田まいちゃんとも再会して、セントラルパークで子ども同士を遊ばせたり。
セントラルパークで野生のホタルに遭遇したのも驚きでした。もちろん、観光船に乗って自由の女神も間近で見たし、M0MAにも行きました」
アートが盛んなニューヨークは、美術館で工作ができたり、寝転がって鑑賞してOKのユニークなコーナーも。
「子どもたちも感じるものがあったようで、『この絵、どう思う?』と聞くと、思いがけない答えが返ってきて、『へぇ~、ママはこう思うな』『父たんはこう思う!』とアート話で盛り上がりました(笑)」
旅先ではホテルでのんびりするより、「外に出ていろんなものを見て、触りたい」と話す美貴さん。
「今回もニューヨークでしか見れないものを見たし、子どもがいるからこそ行こうと思う場所にも行けました。大人だけだとワンパターンなりがちなルートが、子どもがいることで広がるのが子連れ旅行のいいところですね」
東京からジョンFケネディ国際空港までは、直行便で片道約13時間。機内で3歳の娘さんが退屈したりはしませんでしたか?
「子どもたちはDVDや機内のチャンネルを見たりお菓子を食べたり、眠くなったら寝たりしてまったく困りませんでした。
長時間の飛行機移動で気を使ったのは息子が3才になるくらいまで。ぐずりそうな気配がしたら、あらかじめ用意しておいた初めて見るお菓子やおもちゃを渡していました。
紐を通して遊ぶものや、組みたて系のおもちゃが長時間集中して遊べるのでおすすめです」
国内の旅は思い立ったらすぐ出かけます
気軽に行ける国内の旅は、思い立ったらすぐ行動。夏休みはクワガタを採りに日帰りで静岡へ出かけたそうです。
「息子とだんなさんと、『クワガタ採ったことないよね』『採りに行こうか!』という話になって、朝6時くらいに車で家を出ました。9時くらいに静岡に着いたら、山道を走りながらくぬぎの木を探すんです(笑)。
途中、通りがかったキャンプ場で岩魚のつかみどりをしたり、日帰り温泉にも入って、クワガタは夜までに5匹捕まえました」
持ち帰った岩魚は、翌日焼いておいしく食べたそう。
このママ&パパのフットワークの軽さが、子連れ旅を満喫するもうひとつの秘訣かもしれませんね!
Profile藤本美貴
1985年2月26日生まれ。2001年歌手デビュー後、モーニング娘。として活躍。2009年にお笑い芸人の庄司智春さんと結婚。2012年に第一子の男の子、2015年に第二子の女の子を出産。産後ダイエットでヨガと出会い、インストラクターの資格を取得。9/9、9/17日には、ミュージックレストランLa Donnaにて「藤本美貴カジュアルディナーショー2018~Autumn~」を開催予定。
取材・文/浜野雪江 撮影/土屋哲朗(主婦の友社写真課)
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