新築と違ってリフォームは、今住んでいる家の場合も、新たに中古住宅を購入する場合も「現状を壊す」作業が必要です。
「つくる」のに必要な工事費や材料費にプラスして、リフォーム特有の「壊す・捨てる」工程にも意外と費用がかかりますから、忘れずに予算に入れておきましょう。
解体・撤去工事費
内装や設備を解体&撤去する費用のほか、防塵シートなどの養生費もかかります。住宅の構造などによって費用はまちまちですが、手作業になるので機械で一気に家全体を壊すよりも割高です。
廃棄物処理費
リフォーム業者が工事をして発生した廃材は、家庭用ゴミとして処分できず、産業廃棄物になります。
これには高額な処理費用がかかるので、見積もりの際にチェックし、疑問点があれば解決しておきましょう。
追加工事費
工事を始めてから、内部の劣化が見つかって補修工事が必要になることもあります。また、「仕上がりがイメージと違う」と感じて追加工事をしたくなることも。
余裕を持って資金を用意しておくほうが無難です。
設備リース費
暮らしながら水回りの工事をすると、長期間トイレを使用できないことがあります。
また、工事をする職人さんのトイレを確保できない場合にも、仮設トイレのリース費用が必要です。価格は5万円程度が目安。
工事中の住居費
大がかりなリフォーム工事で仮住まいをする場合は、その家賃と往復の引っ越し代がかかります。
また、工事中に家財をトランクルームなどに一時保管する場合は、その費用も忘れずに。
近隣へのあいさつ代
工事が始まると、近所に音が響いたり、車の出入りがあったりと、なにかと迷惑がかかるもの。向こう三軒両隣を目安に、事前にあいさつしておくのが無難。
その際、500円程度の手土産を渡すのが一般的です。
各種手数料・税金
工事請負契約書に添付して支払う印紙税は、工事費によって金額が異なり、500万円以下は2000円、1000万円以下は1万円。
また、増築すると不動産取得税がかかり、毎年の固定資産税、都市計画税が変わる場合も。
新しい家具などの購入費
リフォームして部屋の雰囲気が一新されると、今使っている家具やカーテンのイメージが合わず、新調したくなることがあります。
家具などの購入資金も予算に含めておきましょう。
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