ついつい後回しになってしまうエクステリア(外構)ですが、建物のグレードを左右する、額縁のような存在ともいえます。プランするうえで知っておきたいあれこれを解説します。
間取りや街並みを配慮する
自分の敷地であっても、外まわりはひと目にふれる場所。街並みとの調和をはかりながら、上手に個性を表現してください。
門→アプローチ→玄関のように、エクステリアと室内は切っても切れない関係なので、建物の配慮や間取りを考えるときは、エクステリアも一緒にプランニングする必要があります。
ゾーニングでは、道路と敷地の関係、特に高低差や方位に配慮して、まず門から玄関までのアプローチと駐車スペースを設定。さらにメインガーデン、サービスヤードとゾーン決めを行います。
その際は、こちらと隣家、双方のプライバシーの確保に配慮を。エクステリアも、頻繁に行き来する通路は広くとります。建物をぐるりと一周できるように通路をとっておくと、のちのちの点検がしやすくて便利です。
駐車スペースは、玄関か勝手口から傘をささなくても行き来できる場所が理想的です。メインガーデンは、LDと連続性があるようにプランすると、生活空間が広がります。
サービスヤードは、サニタリーやキッチンから直接出入りでき、外からあまり目立たない場所が適しています。
エクステリア(外構)プラニングのポイント
- 道路や周囲の環境、間取りを考えて、アプローチや駐車スペース、メインガーデンなどを配置する。
- 建物の周囲にぐるりと回れる通路をつくっておくと、点検時に便利。
- 防犯や安全、外観の演出のために屋外照明を考える。屋外コンセントや散水栓、検針メーター類の位置も検討。
- 車庫の広さは、車のサイズやドアの開閉、人の通行を考えてプランする。
- 門と玄関ドアが対面していると、ドアを開けたときに道路から中がまる見えに。位置をずらすと見えにくくなる。
- 外観、外構とも街並みとの調和を大切に。奇抜なデザインや色は避ける。
- 塀と前面道路との距離は、なるべく隣家とラインをそろえる。塀は圧迫感がなく、風通しのよいデザインに。生け垣は、丈夫で落ち葉が少ない常緑樹(イヌツゲやツツジなど)がよい。
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