家づくりにかかる建築費の内訳と目安

家づくりではさまざまな支払いが生じます。ここでは、家を建てる際に必要な建築費を分類して、その費用の目安をご紹介します。

土地代

土地の価格は、毎年発表される「公示価格」が基準になります。ただし実際は、土地の広さや形、面している向きと道路の広さ、道路との高低差などで大きく差が出るので、あくまでも目安と考えたほうがいいでしょう。

設計料

ハウスメーカーに設計と施工を一括して依頼する場合は、建築費の1〜2%が目安で、一般的に本体工事費に含まれています。設計事務所に依頼する場合は別途支払いが必要で、建築費の10〜15%程度が目安となります。

本体工事費

本体工事費は、建物としてほぼ完成した状態にするための工事費用で、「躯体工事費」「仕上げ工事費」「設備工事費」の3つに分かれます。

基礎をつくり、柱を立てて梁をかけ渡すのが躯体工事。 外壁の塗装、内装のクロス張り、床のフローリングなどが仕上げ工事。建具や造作家具、主要設備(キッチン・トイレ・浴槽など)のとりつけ、電気屋水道の内部配線・配管などが設備工事です。

別途工事費

建物を建てるときにかかるお金で、「本体工事費」に含まれていない項目。主に外まわりの費用ですが、特注の家具や照明器具などを建築中にとりつける場合もオプションで工事費がかかります。

別途工事費の例

• ガス、給排水引き込み工事費 ガスや給排水の本管から敷地内に引き込む工事は、各自治体の指定業者が行う決まりになっているため、本体工事費ではなく、別途工事費になる。
  自治体によって費用は異なり、30〜60万円が目安。
• 外構工事費 門扉、堀、フェンス、敷石、カーポート、物置など。建物の外まわりの工事は別途工事費になります。
  費用は敷地や建物で異なり、30〜200万円が目安です。
•  造園工事費 植栽、芝、飛び石など庭づくりにかかるお金も本体工事費には含まれません。
  費用はケースによって異なり、1坪あたり1〜10万円が目安です。

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