アロマオイルというと、マッサージに使ったり、アロマディフューザーやキャンドルで香りを楽しんでいる方が多いと思いますが、単なるスキンケアや香りの癒やしアイテムとしてではなく、実はいろいろな使い方があるってご存知でしたか?
そもそもアロマオイル(=精油)は、古代から病気やケガの治療に使われてきたものだけに、抗菌効果に優れたものがたくさんあります。また、消臭効果や虫よけ効果のあるオイルなどさまざま。セレクトの仕方によって、掃除や洗濯、靴箱やタンスなどの消臭&防虫にも大いに活躍してくれるのです。毎日の面倒な家事も、素敵な香りに癒やされて、ちょっとだけ楽しくなりそうですね。
では、実際にどんなふうに使うのか、ご紹介しましょう。
拭き掃除に!ガンコな汚れもすっきりOFF
用意するものは水道水(50ml)、精油(20滴)、無水エタノール(50ml)。無水エタノールは薬局で手に入ります。スプレー容器にすべての材料を入れてよく振って混ぜれば出来上がり。気になる場所にスプレーしてぞうきんでふきとります。冷蔵庫や電子レンジの中、タイルやステンレスなどキッチンの汚れから、ガラス窓や皮脂で汚れたドアノブなどにどうぞ。
無水エタノールを用意してスプレーを作るのが面倒ならば、ぬれ雑巾に1滴たらして拭いてもOKです。
【おすすめの精油】
ペパーミント、レモン、ティートゥリーなど
掃除にも料理にも!超便利なレモンオイルの使い方
子どもが遊んでいるうちに、いつの間にか床などついてしまった鉛筆や油性マジックのあと。なかなか落ちないこんな汚れも、レモンオイルでサーッとふくだけでキレイに!
防虫にも効果あり!自然の香りで虫を撃退!!
最近は、化学薬品を使った市販の虫除けは積極的に使いたくない、という人も少なくありません。特に小さなお子さんのいる家庭ではなおさら。その点で、精油の持つ防虫効果に注目が集まりつつあるようですね。精油には殺虫効果はありませんが、虫は特定のオイルの香りを嫌うもの。衣類の虫食いもアロマで防ぐことができます。
作り方は簡単。ビニール袋に重曹(50g)を入れ、そこに精油を10~30滴たらして手でよくもみ、重曹とオイルをなじませます。それを小さな巾着型の布袋(またはお茶パックやだしパックでもOK)につめて、タンスや衣装箱に入れれば完成。
【おすすめの精油】
レモングラス、サンダルウッドなど。
また、衣類につく虫だけでなく、私達を悩ませるゴキブリやダニ、蚊などを撃退するオイルもありますので、ぜひお試しを。
いやーーなゴキブリ寄せ付けない!ベチバーアロマでお部屋をガードする方法
アロマディフューザーにベチバーオイルを入れて炊くだけだからお手軽。私達がアロマの香りを楽しんでいる一方で、ゴキブリがあわてて外へ出て行く姿を思うと痛快ですね。
網戸にラベンダースプレーで蚊を寄せつけない!
こちらは夏に私達を悩ませる蚊の撃退法。蚊が大嫌いなのはラベンダーの香り。網戸にスプレーすれば、部屋に近づいてこなくなるのだとか。他にもシトロネラ、ゼラニウムなどが効果大。
アロマオイルで消臭!洗濯にもお役立ち
雨の日に洗濯をして部屋干しをすると、せっかく洗った衣類に嫌~なニオイがついていてガッカリ…なんてこと、ありますよね?そんな時にオススメしたいのがアロマスプレー。無水エタノール(20ml)と水道水(30ml)、精油(20滴)をスプレー容器に入れて混ぜ、濡れた状態の洗濯物にシュッとひと吹きすれば、エタノールと精油の殺菌&抗菌作用で雑菌の繁殖をおさえ、自然な香りでカバーしてくれるんです。
他にもファブリックや靴箱など、気になる時、気になるところにシュシュッ!家じゅうのさまざまなニオイを、アロマオイルで気持よく解決してみませんか?
【おすすめの精油】
ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモングラスなど。
掃除機をかけて部屋を良い香りに!?
掃除機をかけるとニオイが気になる!という人は、こんなふうに掃除機の紙パックに精油を染みこませる手もあります。お掃除したあとは、素敵な香りが残ります。
アロマの力って、すごいですね。注意したいのは、100%天然の精油を使うこと。チープな”アロマオイル”の中には、エタノールに香料で香りづけをしたものもあります。それでは抗菌作用などハーブの持つパワーは発揮しようがありませんので、オイル選びはしっかりと。
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