こんにちは。「家事コツ研究員」のTです。
早く知りたかった!おにぎり作りは意外な消耗品が最強!?ラップより使いやすい?
春が近づいてきていますが、まだまだ寒い日も多いですよね。最近着ていなかったセーターとカーディガンをタンスから出してみたら、なんと穴が!防虫剤も入れていたのに…。
捨てるのも忍びなく、何かいい方法はないかと探してみたら、ありました!
今回は、家にあるものでささっと穴あきセーターがオシャレに変身する裏ワザをご紹介します。
ヨーロッパでは主流の補修方法「ダーニング」が簡単に⁉
私が見つけたのは、穴あきや汚れを刺繍で繕う方法「ダーニング」。あえて、目立つように色とりどりの毛糸や、刺繍糸などでデザインをして「見せる補修」をします。
本来、ダーニングには、「ダーニングマッシュルーム」という道具が必要なのですが、つるつるしているドーム型のもの、おたまなどでも代用可能とのこと。
でも、それよりもっと使いやすいものを発見!「ガチャガチャのカプセル」です。今回はこちらで試してみたいと思います。
【材料】
・補修したい服や布など
・細めの毛糸や刺繍糸などの糸
・ガチャガチャのカプセル…1つ
・ヘアゴム…1本
・毛糸かがり針、または刺繍針
裁縫苦手でも大丈夫!ざくざく気軽にやっちゃいましょう♪
1)まず土台を作ります。ガチャガチャのカプセルに穴の開いた部分を上にしてかぶせ、ヘアゴムで動かないように固定します。
おたまだと、棒がついているので、邪魔になりますが、カプセルだと、写真のようにてるてる坊主みたいに上手に固定できるのでおすすめ!
コツは、この時、あまり布を引っ張らないようにすること!服を着た時に伸びる程度に張って固定しましょう。
2)ニットが薄目なので、刺繍糸を使用します。こちらも厚ぼったくならないように、6本撚りのところを3本取りにします。
【刺繍糸を取り分けるコツ】
ところで、刺繍糸を6本→3本にするときに「うまくからまって取れない!」ということがあるかと思いますが、からまない方法もご紹介します。
6本の糸を3本、3本に分けたら、写真のようにより分ける糸の間に指を入れ、広げながら、もう片方の手で糸の撚りをほぐしていきます。こうすると、からまずに上手に分けられますよ。
3)針(今回は毛糸閉じ針を利用)に糸を通したら、これ以上、広がらないように、穴のまわりをざくざくと、なみ縫いにしていきます。
この時、糸の先を10㎝ほど残しておくことと、縫い縮めないのがコツです。(縮めてしまうと、引きつってしまうので注意!)
4)なみ縫いした縫い目から数ミリ外に、縫い目と並行に針を入れます。今後、針の入れ方はすべて同様にします。
5)糸をそのまままっすぐに引くと、縦に糸が通ります。
続いて、布をひっくり返して、同様に縫い目に平行に針を入れて糸を引いていきます。これを繰り返して、縦糸を通していきます。
まっすぐにならなくても気にしない!
6)半分、縦に糸をかけ終えたら、斜めに針をとおして、もう半分も縦に糸を通していきます。縦に糸を入れる本数や、形は均等でなくても大丈夫!形が崩れても味になるので、気にせずに行きましょう♪
糸を変えて…ツイードのような模様に♡
7)縦の糸をかけ終えたら、針をそのまま抜いて、新しい別の糸(色を変えると楽しい!)に針を通し、布を横にして、最初に縦糸をかけた場所から、針を出します。
8)横糸は、縦糸に互い違いに目を拾って、通していきます。
次の針は、縦糸同様に平行に入れて、また互い違いに通していくだけ。目は拾い忘れても、あまりきにしなくてもOK。糸が細いのであまり神経質にやらなくても大丈夫です。
9)ここでも糸を、縫い縮めないのがコツ。また、糸と糸の間が空いてしまって気になるようなら、針を下にトントンと、機織りのように軽く押すと目がそろいます。
ざっくり、出来上がると、楕円だったはずがしずく型になりました。面白いので、まわりになみ縫いでステッチをいれて、しずく型にしてみました。
あと少しで完成★出来上がりの形も味になる!
10)形ができたら、カプセルを抜いて、
縦の糸も、横の糸もそれぞれ裏に出し、玉結びにします。
【ここで裏技!】
表に返して、よく見ると、しずく型のステッチの一部がいびつになっている部分があります。ここで裏技。経糸と横糸の始まりを合わせて、針に通し、いびつな部分を埋めてしまいます。
埋めたら、ほかの糸と同様に裏で玉止めすればOK!これで形も整いますよ!
完成!裁縫が苦手でも、かわいくリニューアル!
かわいく刺繍できました♪細い糸でやると、神経質に針目を通さなくても、雰囲気あるものにできるので、カンタンです。
楽しくなって、セーターのほうには、穴が開いてない部分にもたくさん、モチーフを作ってみました。なかなかかわいくできて大満足です。
いかがでしたか?穴あきセーターもこれで、かわいく生まれ変わりました!裁縫下手でもできるので、みなさんも捨てる前に一度、「ダーニング」チャレンジしてみてくださいね!
写真・文/龍タラ
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