笠原将弘さん家の自宅飯。つまみ兼おかずな【激旨えびトースト】で晩酌を格上げ！

朝から晩まで仕事漬けの毎日を送り、家でごはんを食べる機会がほとんどなかったという、超人気和食料理店「賛否両論」の店主・笠原将弘さん。

ところがコロナ禍以降、深夜の仕事や外食の機会が減り、子供たちと食事をする日が急増！10年前に奥様を亡くされている笠原さんは、子供たちのために家でも腕を振るいます。飾らない本音の自宅飯をご紹介。

作った端から消えていく激旨な「えびトースト」は、娘たちが大好きな味！

「お酒が飲める年齢の長女と次女の娘２人から頻繁にリクエストされるメニューは、オリエンタルな味わいのものや洋食ばかり。

とくにタイ料理好きの娘たちからオーダーが入るのは、スナック感覚で食べられるえびトーストです。ビールやワインによく合うので、どんどんお酒も進んでしまいます。

本場では揚げるようですが自宅ではフライパンで焼いています。もう数え切れないくらい作りましたよ。」

では、レシピをみていきましょう。

タイ風えびトースト

材料（２人分）

えび……………………200ｇ
塩………………………適量
かたくり粉……………少々
細ねぎの小口切り……３本
A┌ラード……………大さじ１
　　酒、砂糖、ナンプラー、かたくり粉…各小さじ１
　└こしょう…………少々
食パン（８枚切り）…２枚
サラダ油………………小さじ１
バター…………………大さじ１
レモンの半月切り……１切れ
B┌酢、はちみつ……各大さじ１
　└豆板醤……………小さじ１

作り方

１　えびは殻と背わたをとり、塩少々、かたくり粉をもみ込んで汚れを落とし、水で洗って　しっかり水けをきる。包丁でたたいてミンチ状にし、ボウルに入れて塩小さじ1/3を振り、手で粘りが出るまでよくねる。A、細ねぎを加え、よくまぜる。

２　食パンは１枚を３等分に切り、１を塗る。

３　フライパンにサラダ油を中火で熱し、２をえびの面を下にして並べ入れ、３～４分焼く。焼き色がついたらキッチンペーパーで余分な油をふいて上下を返し、バターを加えてパンの面をカリッと焼く。

４　器に盛り、レモンとBをまぜ合わせて添える。

我が家では、もっぱらこんなおつまみみたいなメニューが晩ごはん。でも、食べるものはなんでもよくて、食卓を囲んで家族で普通に食事ができるって幸せだなあ、と感じている昨今です。これからもこの環境が続く限り、家族で楽しい食卓を囲めたらと願っています。

紹介したレシピが掲載されている本はこちら！

『笠原将弘のまかないみたいな自宅飯』

日々のごはん作りでもっとも大切なことは、毎日たくさんのおかずを準備することではなく、家族と自分自身が満足するささやかな食事時間を持つことなのだと、笠原氏は言います。

本書では、笠原氏が実際に家で子供と自身のために作っている晩ごはんや晩酌レシピを中心に紹介。主菜、副菜、つまみなど、家にある食材や調味料だけで作れます。作る人が疲れない、食べる人も気負いしない、日々の暮らしに寄り添う笠原家の本音のレシピ集です。

PROFILE：笠原　将弘(カサハラマサヒロ)