冬のフルーツといえば、柑橘類!美味しいだけでなく、ビタミンCや食物繊維、カリウムといった抗酸化物質の宝庫です。できることなら旬の間は毎日のように食べたいものですが、皮をむく工程がちょっと面倒ですよね。
そこで今回は「はっさく」の皮をラクにキレイにむく方法と、みかんの面倒な白い筋を一瞬で取り除き、まるで缶詰のような「ツルツルみかん」を作る方法をご紹介します!
はっさくの皮の上手なむき方
ではさっそく紹介します。
1.はっさくの上下を切り落とす
はっさくの皮をむく時に、いつもはあまり包丁は使わないかもしれませんが、この方法では包丁が大活躍します。
まず、準備したはっさくの上下を切り落とします。
ポイントは、ケチケチせず、ばっさり果肉が見える位置で切り落とすこと!
こうすることで、薄皮が一気にむきやすくなりますよ。
こんな感じでしっかり果肉が見えればOK。
2.りんごの皮むきのように外皮をむく
上下を切り落としたら、次は側面の外皮をむいていきます。
この時のポイントは、外皮と果肉部分の境目にそって、りんごの皮をむくようにはっさくをくるくる回しながら包丁でむいていくこと。
ほんの少しだけ果肉を切り落とすくらいの感じでむくほうがあとあと楽ですよ♪
むき終わった外皮と果肉はこんな感じに。きれいに外皮をむけましたね^^
3.房をバラバラにして、薄皮をむく
今は房がすべてくっついた状態なので、まずは房をバラバラにします。
ひと房取り外したら、今度は薄皮をむくんですが、これがもう面白いほどぺらっと薄皮が果肉から外れていくんです!
いつもは果肉に薄皮が張り付いて、むりやり外そうとすると、果肉はボロボロ&果汁が出てきて手がベトベトになってしまうんですが、今回はまったく手が汚れません!!
ここまでキレイに薄皮が外れるのは、先ほど外皮をむくときに果肉を少し切り落とすくらいにむいていたから。
同じ方法で、すべての房から果肉を取り出せば完成です。
ちなみに、すべて果肉を取り出したあとの薄皮がこちら。
きれいに脱皮したみたいになっていますね(笑)
あまりにもきれいに外れるこの作業が気持ち良すぎて、ハマってしまい、もっとむきたくなるくらいでした。
外皮と薄皮をむいたはっさくがこちらです。
見てください、三日月型にきれいに形が残ったはっさくを!!
果肉がボロボロになっていないなんて初めてかもしれません。
なんと美しいこと。
早速食べてみると、果汁がしっかり残っていてみずみずしくて美味しい♪
ここまで苦労せずにこんなにおいしいはっさくを食べられるなんて感激です!!
白スジみかんを缶詰のような「ツルツルみかん」にする方法
お次は、おいしいだけでなく、美容や風邪対策にもいいと言われているみかん。でも、あの白い筋の食感が苦手という人もいるのでは?しかも、手で1つ1つ取ろうとするとかなり時間がかかり、食べるまでに一苦労ですよね。なんとか簡単にキレイにならないものか・・・。
そこで、あるものを使うと、缶詰のような“ツルツルみかん”になるという情報を入手。その情報が本当なのか、早速検証してみましょう!
【材料】
みかん…2個
水…300ml
重曹…小さじ1/2
今回使う材料はこの3つです。そう、もう答えはわかりましたよね? "あるもの”とは、水に重曹を溶かした「重曹水」のことだったんです。
では、「ツルツルみかん」を作っていきましょう!
1.皮をむいてばらす
まず最初に、いつものようにみかんの皮をむきます。
皮をむいたら、一房一房バラバラにします。びっちりみかんに白い筋がついていますね。でも、この白い筋はついたままでOKです。
2.お湯を沸かし、重曹水を作る
鍋に水を入れてお湯を沸かします。沸いたら重曹を入れて溶かし、重曹水を作ります。重曹を入れた瞬間に、しゅわしゅわーっと泡が出てきますよ。ちょっと理科の実験っぽくておもしろいシーンです。
3.みかんを重曹水の中に入れて煮る
2の鍋に1でバラしたみかんを重ならないように入れます。そして、火をかなり小さい弱火にし、4分ほど煮ます。この時に、かき混ぜずにこのままの状態で煮ることが、今回最大のポイントです!
4分後はこんな感じです。白い筋が少しだけ少なくなった感じがしませんか?
4.煮たみかんを水に移し、筋を取る
4分ほど経ったら、鍋からみかんをそっとすくい、水が入ったボウルに移し替えます。そして、残った白い筋を手で優しく取ります。
いつもはみかんにしっかりくっついて取りにくい白い筋も、重曹水で煮たあとは、こんな感じでスルスル~っとみかんから取れていきました!あまりにも簡単で、気持ちよく取れるのがおもしろくて、クセになりますよ♪
ちなみになぜ白い筋が取れやすくなるかというと、弱いアルカリ性である重曹が白い筋(繊維)を軟化させることで、取りやすくなるんだとか。
たくさんの白い筋があっという間に取れました!
出来上がりはこんな感じ
重曹水で煮たみかんはこんな感じになりました。見てください、この輝きを!手でむいたみかんとは思えませんよね。缶詰のみかんのように、まさに“ツルツルみかん”になっているではありませんか。恐るべし重曹水効果☆
近くで見てもこんなにキレイ!あんなについていた白い筋が全くありません。惚れ惚れするほど美しいみかんになりました。
一つ食べてみると、これも白い筋がない効果なのか、つるんと口の中に入ってきて、より一層甘く感じました。簡単にみかん2個分くらい食べられそうなほどおいしかったです。
美しすぎるツルツルみかんで、この冬も元気に過ごしましょう!
ツルツルみかんは、生はもちろん、冷凍保存も可能です。みかんはまとめて箱買いする人も多いと思いますが、とはいえなかなか食べきれなかったりしますよね。
そんなときには、ツルツルみかんにして冷凍すれば、いつもと違ったみかんを楽しむこともできます。残りの寒い季節は、ぜひツルツルみかんで元気に乗り越えていきましょう!
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