こんにちは!100均を調査し、掘り出し物を見つける企画「100均パトロール」のお時間です。
今回のアイテムは、こちらの道具(写真・上側)。一見、工具のようにも見えますよね。
木工用の小刀と形が似ていますが、サイズが小さいようです。
丸い刃物って何に使えるの?
特徴的なのが、刃の形状。雲のような形をしていて、刃先に向かって薄くなっています。
刃先はなめらかで、鋭さはありません。物を削る目的では使えない……?
ヒント①9月から12月頃に活躍する道具です。
ヒント②ある食材の下ごしらえに使います。
さて、何に使う道具か分かりましたか?
この食材に使う道具でした!
正解はこちら。なんと……
栗の皮がラクにむけるピーラーでした!
皮が硬い栗は、自宅で処理するのは面倒ですよね。包丁でむくのが基本ですが、手が痛くなるし、けがする恐れもあるし。
栗ピーラーの刃はステンレス鋼で強度はありますが、刃が鋭くないので、けがの心配がありません。
指を押し当てても擦っても、皮膚が切れない!安心して使用できますね。
さっそく栗の皮むきにトライ!
実際に皮むきをしてみましょう。茹でた栗にも使えますが、今回はより手間取る生栗でトライ!
皮をむきやすいよう、栗は一晩水につけておきました。
栗には外側の硬い皮(鬼皮)と、内側の薄い皮(渋皮)があります。栗ピーラーが得意なのが、硬い鬼皮の皮むきです。
【栗のむき方】
①栗の上部に刃の先端を利用して、切り目を入れます。
②切れ目を手がかりに刃を斜めに差し込み、上から下に向かって皮をむきます。皮を引きはがすように、刃を倒しながらむくのがコツ。
こんな風に筋目にそってペリッ!と皮がむけます。
③残りも、隙間に刃を差し込んで上から下へ、を繰り返してむきましょう。
多少の力は必要ですが、包丁よりも断然ラク!
ボウル1個分の皮むきも、スピーディーに終了しました。
包丁でむいたときは、けがをしそうになるわ、渋皮を傷つけるわで散々でした……。
栗ピーラーは、
・刃が当たってもけがをしない
・渋皮が傷つきにくい
・刃が小さいから小回りがきく
と、安全で楽に作業ができるのが特長です。これまでの苦労は何だったの!?
渋皮むきは苦手みたい
大半は成功ですが、何個か失敗したものも。
実が見えちゃってますね。切り目を入れるときに力を入れすぎたのが原因です。
これは渋皮煮に使えないので、渋皮をむいて甘露煮にすることに。渋皮も栗ピーラーでむけるの?と試したところ、ボコボコになってしまいました。
硬い鬼皮用の刃なので、切る作業は苦手みたいです。渋皮は包丁でむきましょう。
ちなみに、柑橘類にも使えるようで、パッケージ裏には栗と並んでオレンジのむき方が載っていました。
実を傷つけずにむきたいときに便利そうですね。
皮をむいた栗は、渋皮煮と甘露煮に。
生栗は皮むきが面倒で敬遠されがちですが、栗も生鮮食品。鮮度が高い生栗から作った料理は、格別の美味しさです。
料理が苦手な筆者ですが、栗の自然な甘さが生きたホクホクの一皿が作れました。
ラクに皮むきができる栗ピーラーがあれば、自家製の美味しい栗料理がぐっと簡単になります。市販のむき栗に戻れなくなるかも?
栗好きな方は試してみてくださいね!
商品情報:栗ピーラー 110円(税込)/ダイソー
※2021年11月時点の情報です。
撮影・文/小町ねず
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