「離れて暮らす親の介護が必要になるかも。でも何をどうしたらいいかわらない…」そんなお悩みを抱えているかたは少なくないのでは?
イラストレーター・上大岡トメさんもその一人でした。そこで、遠距離介護やお金にまつわる疑問と不安をファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんに取材!解決方法やヒントを分かりやすく解説したのが書籍『親の介護とお金が不安です』(主婦の友社刊)です。
その中から、親の介護のまず一歩を踏み出すためのヒントを抜粋してご紹介します!
あれ、実家の親が急に老けたかも?そこに気づいたら…?
Q 親の衰えを実感したら、何をする?
【ファイナンシャルプランナー黒田尚子さんの解答】
「リスクを見える化して、対策を考えていきましょう」
高齢の親を見ていると、「そろそろヤバい?」と不安になる瞬間と、「いや、まだまだ大丈夫」と安心できる瞬間が交互にやってきます。
春先の三寒四温のように、「ヤバい」と「まだまだ大丈夫」を繰り返しながら、気づくと「ヤバい」が優勢になって介護に突入!というのが、ありがちパターンです。
でも、「ヤバい」が優勢になってから動くのでは、初期消火が間に合わないこともあります。頭の中でモヤモヤ考えていると、つい現実から目を背けてしまいがち。
「ヤバい」と感じ始めたら、なぜそう思うのかを書き出してみましょう。たとえば、下のリストのようなサインはありませんか?「急にやせてきた」「歩くスピードが遅くなった」はフレイル(健康と要介護の中間の状態)の特徴です。
「腰やひざの痛み」も、早めに治療しないと体を動かす機会の減少につながります。「物をなくす」「身なりに気をつかわない」などは認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)が原因かもしれません。
このようなサインに気づいたら、親の今度について話し合う時期が来たと覚悟しましょう。親の気持ちに配慮しつつ、少しづつでも今度のリスクを洗い出し、誰がどんな役割を果たせるのか、「見える化」していきましょう。
親の「ヤバい」サインチェック
□急にやせてきた
□歩くスピードが遅い、歩かない
□腰やひざなどの痛みを口にする
□転倒、ケガ、やけどなどがある
□片づけができなくなっている
□不要な買い物が増えている
□物をなくして困ることが増えた
□身なりに気をつかわなくなった
□運転に不安がある
□入院や手術をする病気が見つかった
続きはこちらで!
『マンガで解決 親の介護とお金が不安です』
大岡トメ:著 黒田尚子:監 定価:1,485円(税込)
上大岡トメさんの介護の疑問やお悩み、お金の不安などをファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんが解決。介護のリアルな体験談も満載です。
「介護についてそろそろ知っておかなきゃ」そう感じたときに最適な一冊。気になるかたはぜひチェックしてみて下さいね。
文/暮らしニスタ編集部
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