年末年始は家族や親しい人が集まる機会が多いもの。そんなときに食卓に上るメニューの代表といえば「すき焼き」。
あるレシピサイトでは、12月と1月のレシピ閲覧数第1位のメニューは、すき焼きなんだそうです。
すき焼きの味つけは、関東ではしょうゆ、みりん、砂糖、水を合わせる「割り下」が一般的ですが、これらの調味料を調合してボトリングされた市販の「すき焼きのたれ」を使う人も多いようです。
しかし前述のレシピサイトによれば、特に年末年始は、自分で合わせた「割り下」を使うレシピが人気なのだとか。
普段の食事では「すき焼きのたれ」でも、年末年始のおもてなしには、ひと手間かけてよりごちそう感を演出したい、そんな心遣いの現れなのでしょうね。
ところで、このレシピサイトとは、あのキッコーマンの「ホームクッキング」のこと。しょうゆとみりんを使うレシピなら、やっぱり信頼度は抜群ですよね。
そんなキッコーマンが先日「すき焼き」をテーマに料理講習会を開催。そこで伝授されたプロのワザをご紹介します。
このひと工夫で家庭での「すき焼き」がワンランクアップする!
講師を務めたのは老舗すき焼き専門店「伊勢重」七代目の宮本尚樹氏。家庭でのすき焼きがワンランクアップするプロならではのコツを教えてくださいました。
その1 おいしい割り下のつくり方
家庭でプロの味が楽しめる、宮本先生が教える黄金比がこちら!
しょうゆ:みりん:砂糖:水=3:1:1:6
【材料(3~4人前)】
しょうゆ…180cc
みりん…60cc
砂糖…60g
水…360cc
【つくり方】
①鍋に材料を入れて軽く煮立たせ、あくを取る。
※みりんのアルコールが飛ぶ位でOK!
②冷蔵庫で一晩寝かせると、カドがとれてまろやかな味わいになり、ワンランクアップ!
その2 お肉の選び方のポイント
すき焼き用のお肉を選ぶときは、モモ肉とロース肉を半々くらいで選ぶのがおすすめです。
モモ肉は安価で、ロース肉は筋が少なく柔らかいので、この2種を用意すると価格・味ともにバランスよく楽しめます。
肉の端に脂身がついている場合は、筋のところから切り落とすと、舌ざわりがよくなりワンランクアップ!
お肉はお皿一面がかくれるように放射状に重ねて盛りつけると華やかに!
その3 つくり方のコツ
① すき焼き鍋を熱し、牛脂を溶かして鍋全体になじませる。
② 鍋の底がかくれる位、少しだけ割り下を入れてひと煮立ちさせる。
③まずは1人1枚お肉を入れて軽く泳がせるように火を通し、最初の1枚は卵をつけずにそのまま楽しみます。
※お肉のうまみが割り下に溶け込みます!
④ネギ、焼き豆腐、春菊、白滝を入れ、割り下を足す。白滝をお肉の隣に入れてもお肉の固さには影響が無いので、気にせずOKです。白滝はあく抜きして使いましょう!
⑤お肉を加える。火を通しすぎると固くなるので要注意!
おいしくつくるためのポイントをおさらい
★ネギの上に春菊を乗せるようにすると、春菊に火が通りすぎるのを防げ、ネギも蒸し焼きのように甘く柔らかくなります!
★「すき焼き」は煮込むのではなく、火が通るまでさっと煮ることがポイント。一度に材料を全て煮るのではなく、つくり方④⑤を何回かに分けて食べ頃を楽しみましょう。
★割り下が煮詰まったときは、お水ではなく「昆布だし」を!味が薄まらず、おいしさを楽しめます。
すき焼きにぴったりの調味料をご紹介!
キッコーマン いつでも新鮮
特選 丸大豆しょうゆ まろやか発酵
ロングセラー『特選丸大豆しょうゆ」の特徴である「まろやかさ」「コクと旨み」「芳醇な香り」を独自の発酵技術で進化させたしょうゆ。熱に強く、脂にとけやすい香りがすき焼きにぴったりです。
マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん
国産米を100%使用。上品でやわらかな甘みと、コク豊かな味わいで、すき焼きをまろやかで深みのある味わいに仕上げます。
詳しくはキッコーマンのサイトで
https://www.kikkoman.co.jp/
まとめ/暮らしニスタ編集部
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