子ども同士でケンカやもめ事が起きたとき、皆さんはどうしていますか?
かわいい我が子のこと、親はもちろん心配でたまりません。しかし、親が口を出し介入すべきか、放っておくべきか…そのさじ加減・見極めは非常に難しいところ!
そこで、今回は「主婦100人!アンケート隊」のママ達に、それぞれの体験談と教訓を教えてもらいました。
親は首をつっこまない!
「親が入っていいことはない!」(にら・30才)
「とりあえず子ども同士で解決させる」(ゆきだるま・32才)
「物やお金が絡むことや、いじめ以外は見守りたいと思っている」(はな・46才)
「お互いの親が首を突っ込み、仲のいい家族同士だったのが犬猿の仲になってしまった。それ以来介入しないようにしている」(はち・43才)
「親が入ったからといって円満解決するわけじゃない。以前、子どもに非があり謝らせたら、思いっきり『許さない!!』と言われたこともあるし」(COUCOU・48才)
「たたき合いのケンカをしたと相手の母親から聞いた。娘はやってないと嘘をついていたのを白状したので、改めて謝りに行かせた。でもお互い様のはずが、うちが一方的に悪いように言われ、親子ともに関係がこじれてしまった。親が首を突っ込まない方がいいと痛感」(ここママ・43才)
「子どものケンカに親が入るのはタブー」と言う意見が多数!過去の苦い経験に裏付けされコメントがほとんどでした。
要所だけ親がおさえておく
「相手にケガをさせてしまった時などは、きちんと相手に電話で謝るようにしている」(ここしーママ・41才)
「ギリギリまで介入しないけど、必要な時は冷静な判断ができる夫にお願いして間に入ってもらう」(匿名希望・43才)
「ケガしそうになったら止めるけど、できるだけ放っておくようにしている。小さい頃は、まわりのお母さんたちと『ここまではOKとしよう』等ルールを決めていた」(ぽたー・44才)
「すぐに首を突っ込まず、見守るようにしている。怪我したり物を壊したりしたら、話は別!」(ケセラセラ・34才)
事が済んでからの謝罪やまとめ、後始末は大人の出番。子どものケンカはお互い様、と割り切って話し合えたら、親子ともに良い成長の機会になりそうですね。
介入して失敗しちゃった体験談
「ついつい詳しく知ろうとあれこれ聞いて、子どもに嫌がられる」(くまる・40才)
「自分の親が、すぐ学校に電話するクレーマータイプで、恥かしい思いをたくさんした。色々しつこく聞き出しては事を大きくされて、嫌だったな~」(まままま・34才)
「何も見ていないのに、自分の子が泣いたときだけ間に入ってきて、一方的に相手が悪いと言ってきた親がいた。さすがにないわ~と思い説明に入ったら、バチバチの大喧嘩に…やめとけばよかった」(匿名希望・33才)
「子どもの口喧嘩に親が口を出し、親同士の口喧嘩になったのを見たことがある。最後は子どもが『お母さん、もうやめて』という感じでかわいそうだった」(ケセラセラ・34才)
「自分の子をえこひいきしていると思われたくなくて、もめ事の時は息子に非がなくても仲裁に入り、謝らせるようにしていた。でもある時、息子が『お母さんは○○君の方が好きなんだね!』と泣きながら言ってきて、自分の立場を守った仲裁の仕方に反省させられた…」(たっきー19・43才)
揉め事の介入・仲裁は、何であってもすごく難しいもの。ましてや大切な子どものこととなると、尚更です。相手への思いやりや、冷静と情熱のバランス感覚も問われそう。
ある程度は仲介・介入が必要!
「昔、親が介入しないと大変なことになった案件があり子どもを転校させたことがある。だから親が首を突っ込むのが悪いこととは思わない」(里桜・48才)
「あとから話を聞けば落ち着いて慰め話せるけれど、実際その場を見てしまうとついガマンできず相手に口出ししてしまう」(りんご・38才)
「子どもが幼稚園の頃までは、親が仲介していた。でも、相手の親がいないところで自分の子がいじめられてしまった時は、どう対処していいか迷うところ」(もんちゃん・43才)
「子どものことは信じているが、揉め事の報告があるとLINEしたり直接会ったりして、相手と内容に相違がないか確認するようにしている」(匿名・37才)
子どもが小さい頃や、本当に危ないな、という時はやはり親の介入は不可避かも。普段から子どもの様子・言動にアンテナを張るなど、見極めも肝心!
親の温度差に困り果て
「幼稚園でいつも乱暴な子を子どもたちが避けるようになり、子どもたちの間できちんと話し合いをしたそう。大半の親は、園児なのに素晴らしいと思ったけど、乱暴な子の親は『仲間外れにされている!ほかの親は見て見ぬふりしている!』と過剰に反応し、関係がこじれたことがある」(匿名希望・46才)
「親に隠れて悪さをする子がいて皆困っていた。母親に話したら『知らなかった!詳しく教えて』と話し合いの場が設けられたけど、結局わが子がかわいい感じで、特に改善はされなかった」(すず・40才)
「学校でトラブルがあり、相手の親と話をしていたら『登下校で1人になるのは困るから、そのために外面は仲良しを装ってほしい。本当に仲良くなくていいから』と言われて困ってしまった」(欲ばり母さん・46才)
こちら側は冷静でも相手は過敏だったり、基本的な価値観が違って分かり合えなかったりすると、なんとも消化不良になってしまうケースも。
恐怖!「VSモンペ」の体験談
「手を出す子がいたので、その子の親に伝えると『叩く教育をしているから当たり前』と開き直られた!」(Reeeee・34才)
「『お宅の子に蹴られた!サッカーをしていてボールを蹴ったつもりが足を蹴られた!』と言われてビックリ。サッカーってそういうものじゃないの?『大丈夫?』とだけ言って、謝りはしなかった」(匿名希望・38才)
「幼稚園のとき、『うちの子に謝れ』とピンポンしてきたママがいた。大した内容じゃなかったけれど、その行為自体にドン引きした」(なお・39才)
「娘が児童館で3DSを盗まれ、翌日ぶじ返してもらったが壊れていた。相手の親に経緯を説明したら逆ギレされ大喧嘩!夫が電話を代わってくれ、なんとか弁償してもらった。あんな親がいるんだなぁ…」(ちぃたん・43才)
「モンペには何を言っても無駄、相手にするだけ無駄!まわりから関わらない方がいいと忠告されたことがある」(かなそら・36才)
正真正銘のモンスターペアレンツが相手だった場合は困りもの。先生に相談したり、パパに登場してもらうのも手段かもしれません。
今回のアンケートは、ここでは紹介しきれないくらいたくさんのエピソードを頂きました。「子どもはケンカで育つ」なんて言葉もありますが、子どもだけでなく、親も同じく、社会的成長や学びの機会なのかもしれません。
とはいえ、やっぱり本音は揉め事がないのが一番ですよね~!
文/小林みほ
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