スマートフォンは今や、一人一台持っていることが当たり前の時代。お子さんを持つ親にとって「何歳から子どもにスマートフォンを持たせるか」という悩みがでてきますよね。
今回は、小・中・高校生のお子さんを持つママたちに学年別でスマートフォンを持たせるタイミングと、その際のルール決めについて聞いてみました。
もっとも多かった学年は、環境がガラッと変わる「中学生」
今回もっとも回答の多かった学年は、中学生。この時期になると、電車通学になったり、部活動や塾で帰宅が遅くなったりと、環境が大きく変わるお子さんも多いですよね。この時期を境に、スマートフォンを持たせる家庭が多いという結果はうなずけます。
ルールは、使う時間の規制
「今まさに持たせようとしているところ。親としては必要性を感じないが、周りはほぼ持っている現状。子ども用機種にして規制をかけ、特にインターネット、SNS、ゲームは時間も制限します」(専業主婦/47歳)
「子どもの友だちの多くがスマホを持ち始めるのが中学1年生頃から。クラスのグループラインもあると聞いたので、それも考慮しました。寝不足にならないよう、夜寝る前にスマホをリビングに置いていくのが約束です」(専業主婦/34歳)
「中学生からは持たせますが、使う時間は夜の10時まで、自分の部屋には持ち込まないことを子供と話し合って決めました。ルールは子供ときちんと話をして決めました」(派遣社員/48歳)
スマートフォンの必要性を感じる学年ですが、年齢でいうとまだ12歳。この年頃は、本人にすべて任せるにはまだ心配な時期でもあります。危ない目に遭わないよう、使う時間や不適切なサイトに規制をするなどのルールは必要ですね。
その次に多かったのは、「高校生」!
次に多かったのは、お子さんが高校生になったら…という回答。ママの多くは、「判断能力の乏しい年齢までは、なるべくスマートフォンを持たせたくない」という理由から。
思春期のお子さんにはなかなか伝わりにくいところではありますが、スマートフォンを使っている時間を、勉強や部活などリアルな体験に費やしてほしいというのも、ママの切な願いだったりしますよね。
ルールは、料金を自分で払うこと
「高校生になったらバイトができるので自分で払わせて、限られた料金の中で調整しながら利用するという習慣をつけさせたいです。やはり家族や自分の中でのお金のやりくりと、企業のサービスを自分が稼いだお金で利用することは別の感覚だと思うので」(専業主婦/31歳)
「16歳の高校入学のお祝いとして持たせました。本人に任せていますが、課金には気を付けるように言いました」(専業主婦/44歳)
高校生からになると、本人に任せているママも多くいるようですが、自分で携帯電話料金を支払うことを条件にして、スマートフォンを持たせるというママも。ある程度自分で善悪の判断がつくようになる年頃なので、中学生の子を持つママとはルールが異なりますね。
環境によっては、「小学校低学年」から
まだ小学生だからこそ、防犯や居場所の確認などにスマートフォンが必要だと考えるママも一定数います。といってもアプリやインターネット機能などは制限して、小学生から塾や習い事で帰りが遅くなる日や、働くママは自分の帰りが遅くなってしまう日の連絡手段として使うようにしているのがほとんどのよう。
ルールは、連絡手段以外はできる限り使わないこと
「一人で遅い時間に習い事に行くようになり、GPSやメールなどの連絡手段が必要と感じました。家ではリビングでしか使わないのと、電源のオン・オフは親が設定。メールなどはいつでも親が見られるようにして、LINEは色々な人とつながってしまうので今のところは親だけ。友達とはGメールかショートメールにする約束です」(専業主婦/39歳)
「緊急通話と電話、写真、GPS、LINEだけできるようにして、アプリやゲームなんかはやらせないつもりです」(専業主婦/28歳)
「ゲームは宿題が終わって、家事の手伝いをしてからとルールを決めて使用しています。フィルタリング機能はしっかりつけて、ある程度自由にさせながらも、危険なことにはならないよう気を付けています」(派遣社員/27歳)
まだ判断能力が備わっていない小学生だからこそ、スマートフォンを持つ際にあらかじめ、細かなルールを決めおくことが重要。しっかりと約束を守れるように躾けるという意味でも効果的かもしれません。
いかがでしたか?小学生の低学年からスマートフォンを持たせるママもいれば、子どものうちはできるだけ持たせたくないというママもいて、やはり家庭環境によって変わってくる部分ですよね。確かに電車通学などが必要なお子さんなどの場合、防犯上持たせた方が安心ということもありますし、一概に何歳から持たせるのがいいとは言えません。
スマートフォンを持たせるか迷っているママは、今回の意見を参考にお子さんと話し合ってみるのもいいかもしれませんよ。
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
名前によって損したり得したりしているアラサーフリーライターです。昨年突然の湿疹を伴うアレルギー症状に見舞われ、食事や生活習慣を改善したことで克服した経験から、オーガニック食品や漢方などに興味があります。
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